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デザインと人類学

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デザインと人類学の接点について、国内外のディスカッション、ケーススタディ、論文などをキュレートしながら発展的に議論を展開していく試みです。
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記事一覧

委ね・溶合い・生成変化

自分という枠組みを超えていくため、敵対する自分ならざるものと相まみえる。そんなことを前に…

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Aesopによる意味のデザインとは?ブランドの表現から探る

飾り気のないパッケージ、陰影の濃い照明、礼儀を重んじる接客——。 Aesopの創り上げたプロ…

designing
3年前
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人類学とデザイン。

今秋から、デザインとその他の分野のセッションを即興的に垣間見る、実験的トークイベント「KE…

KESIKI
1年前
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デザインと文化人類学ーこれまでに読んだ本 これから読みたい本(2023, 追記あり)

タイトル写真は三島町を走る只見線(夏の只見線 第一橋梁(新車両), photoAC) はじめに文化…

yoshi_design
11か月前
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存在論的デザイン・存在論・人類学の存在論的転回ってなんやねん

※2021/10/2追記:その後、存在論的転回を提唱した?エスコバルによる「Designs for the Pluri…

パラダイムを揺るがす方法としての「デザイン人類学」

大学の課題で必然的に書くレポートをそのまま眠らせておくのも勿体無いなと思い、完成度はさて…

Hiroto Okuda
1年前
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欧州往復書簡1 私たちとまちのインフラストラクチャー

*このマガジンは、欧州のデザインスクール(と言って良いのだろうか、)に修士留学をしている3人が、いま感じていること、考えていることを伝えあう往復書簡です。 - フィンランド・ヘルシンキ(正確にはエスポー)は最近ずっと曇り空が続いています。晴れたからといって出かけるほどの余裕はないのですが、笑 せめてまだ昼の長いうちに、もう少し青空を見せてほしいなあ、と思う毎日です。デンマークでは、ロンドンでは、いかがお過ごしでしょうか? さて、まずは往復書簡第一弾ということで、私のいま

欧州往復書簡2 自他の境界と映像人類学について

*このマガジンは、欧州の大学院に修士留学をしている3人が、いま感じていること、考えているこ…

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中村寛×ムラカミカイエ|真の「共生」のためにデザインができること

2021年度グッドデザイン賞の発表から数カ月、受賞作選定とは別の切り口からデザインの潮流を見…

designing
2年前
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多元的世界のためのデザイン / Designs for the pluriverse

Escobar, Arturo. 2018. "Designs for the Pluriverse: Radical Interdependence, Autonomy, a…

21世紀のためのデザイン

本記事は、パーソンズ x コロンビア大共催による、オムニバス式名物講座 "Design For This Cen…

映像人類学・マルチモーダル人類学の修士課程では何を読むのか

映像人類学という名を冠する修士プログラムは、世界的に見ても限られます。私が所属するオーフ…

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デンマーク・オーフス大学修士課程で映像人類学を学ぶ

デンマーク・オーフスで映像人類学を学び始めて、2ヶ月が経ちました。これまでの学びを振り返…

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欧州往復書簡5 都市と地方の二項対立を超えて

*このマガジンは、欧州の大学院に修士留学をしている3人が、いま感じていること、考えていることを伝えあう往復書簡です。 https://note.com/dutoit6/m/m86c2e398673d ロラン・バルトはその著作『象徴の帝国』において、以後の都市論に大きな影響を与えた、「空虚な中心」というアイデアを包含した東京論を展開しています。 彼が描写しているのは、自らがその目で見た東京に存在する「空虚な中心」としての皇居と、その周辺で絶え間なく営まれる庶民の生活音との