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【本棚#8】コンセプトの教科書①<コンセプトとは?>

先日noteを始めて50日時点の振り返りをした際に「多くの方に読まれているnoterさんはコンセプトが明確である」ということに触れました

「自分のコンセプトはこれだっ!」というものを決めるために、そもそもコンセプトとは何ぞやを勉強しようと思い「コンセプトの教科書」を購入しました

著者の細田高広さんは博報堂出身で、木村拓哉さんを起用した日産のCMなど数々の有名なCMを手掛けています

コンセプトを作る人をイメージしたときに、クリエイティブでセンスや才能がある方という印象を持っているのではないでしょうか

本書でも触れていますが、「コンセプトを作るにはセンスが必要である」というのは誤解で、コンセプトにも型というものがあります

コンセプトを作り方が体系的にまとまっているのでぜひ手に取って読んでいただきたいです

教科書の内容を自分自身に照らし合わせ、複数回に分けてnoteで発信させていただきます

今回は「コンセプトとは?」の前提を深堀していきます!


コンセプトとは

コンセプトを辞書で引くと「全体を貫く新しい観点」と説明されていますが、本書ではコンセプトは「価値の設計図」と定義されています

1.判断基準になる
何かを作り上げる際は無数の意志決定の連続ですが、コンセプトはその意思決定に判断基準を与えることができます

2.一貫性を与える
大きな方向性から細かな部分までコンセプトがあることで整合性をとることができます

3.対価の理由になる
「人々が欲しいのは1/4インチドリルではない・彼らは1/4インチの穴が欲しいのだ」という有名な言葉があります
モノ自体ではなく、モノが存在する意味をとらえたコンセプトは顧客がお金を支払う理由にもなります

ビジネスにおいては「判断基準になる」「一貫性を与える」「対価の理由になる」の3つの機能が明確となり、関わる全ての人の拠り所となります

「価値の設計図」となるようなコンセプトを作るにはどうすればよいのかについては次回のnoteで触れたいと思います

最後にひとこと

本書の冒頭で「機能より意味を買う時代」というエピソードがあります

現代では技術や機能以上に「意味のイノベーション」が求められています
例えばロウソクです

電球の発明によって暗がりを照らすというロウソクの機能は役割を終えています

ところが2000年代以降も多くの先進国でロウソクの売り上げは伸び続けていますその理由はロウソクに「明かりをともす」に代わる意味を見つけたからですロウロウソクはキャンドルと名前を変え、「あたたかい雰囲気をつくるもの」や「香りを楽しむもの」として生き残りました

機能やスペックが成熟している市場では、意味が買われるようになっていくということに納得しました

またnoteも「機能」ではなく「意味」にもっとフォーカスすることで読者の方にもより届くようになるのではとも思いました

ぜひ少しでも参考になった点があればスキ・フォローをお願いします!


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