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派生商品のポテンシャル

 日経電子版の記事【サントリー「BOSS」、レモンティーなど派生品続々】では、働き方改革・テレワークと多様化する働き方など様々な飲用シーンに対応した商品を、有力ブランド「BOSS(ボス)」の派生商品として拡充するサントリーの施策がリポートされています。



 さっそく、記事などからそれら派生商品を整理してみると――

「BOSS(ボス)」の派生商品

(1)ブランド本体
  ① 「BOSS(ボス)」缶コーヒー

(2)派生商品
  ② 「クラフトボス」ペットボトルコーヒー
  ③ 「クラフトボス」ペットボトル紅茶
    1.無糖
    2.ミルクティー
    3.レモンティー・・・「ちびだら飲み(仕事中に少しずつ飲む)」
        向けに、飽きのこない、甘すぎずすっきりとした味わい。
  ④ 「ボス カフェベース」濃縮タイプ・・・テレワーク・在宅勤務が
        進む中、「イエナカ(家庭内)」でも時短で本格的な
        味わいを。
    1.無糖(ラテ、ブラック兼用)
    2.甘さ控えめ(ラテ、ブラック兼用)
    3.贅沢カフェインレス(ラテ、ブラック兼用)
    4.焦がしキャラメル 
    5.紅茶ラテ



 こうしてみると、派生商品という存在は、①消費者の生活シーンの変化によって、元のブランドだけではカバーしきれなくなった利用シーンをUXデザインしたもので、まさに『ブランドの変化対応』そのものであると同時に、②派生商品が活性化することで、元のブランドもまた再活性化するという正(プラス)の連鎖を起こすものと考えられます。

▶派生商品のポテンシャル

   ブランド
     ⇩・・・生活シーンの変化
『変化対応』   
       ⇩・・・利用シーンの変化
  派生商品
       ⇩
『再活性化』
       ⇩・・・ブランド価値の向上
   ブランド



#COMEMO #NIKKEI

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