《連続投稿584日目》AIによるデザインとは
日経電子版の記事【NEC、AIで世代の特徴を表現したクラフトビール】では、AIが、過去約40年間の雑誌画像・文章を分析し、色・香り・味のイメージとして数値化することによって、20~50代各世代の特徴を表現した4種類のクラフトビールが開発された旨リポートされています。
さっそく、記事からその一例を拾ってみると――
▶AIのデザインしたビール
① 50代~バブル世代~アルコール度数高め~鮮やかな赤色のビール
② 30代~ミレニアル世代~酸味・苦みが楽しめる華やかな味~個性的な
青色のビール
NECは、同様の試みで、名作文学の読後感を再現したコーヒーや、時代の雰囲気を味わうチョコレートなども発表しているとの事で、AIに特定の客層などに関連したデータを分析させ、そのイメージを商品のデザインに数値化するような試みには、一定のポテンシャルがありそうです――
▶AIによるデザインのポテンシャル
(1)セレンディピティがある。
(2)AIがデザインした、という話題性がある。
(3)AIが分析した、という説得力・納得感がある。
(4)分析するデータ・アルゴリズム・AIの設定等によって、数値化される
イメージも変わってくると考えられ、試行錯誤の実験ができそう。
(5)人間によるデザインの限界を超えられるかも知れない。
(6)AI任せではなく、AIと人間のコラボレーションなどのデザイン手法も
面白い。
など
創造的分野へのAIの進出からは目が離せません。
《当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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