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テクノロジーの進化とプロダクトの陳腐化
日経電子版の記事【アニメを1日で4K、8K対応に ラディウス】は、AIを使って一般的な解像度のアニメ映像を高精細の4K・8Kに変換するサービスに関するごく短い記事です。
4K・8Kテレビの販売がどれだけ増えても、肝心のそれに対応するコンテンツが少なければ始まらない、という課題の卓越したソリューション(解決策)となりうるこのサービス、記事によれば――
▶4K・8K変換を可能にするAI
①『学習』・・・AIは、幅広い解像度の動画・静止画を深層学習。
②『処理』・・・AIは、細部をどう描くことで解像度を高めるか判断。
③『修正』・・・AIは、変換によって生じる乱れ(アニメのコマがつながら
ない、などのリスク)を除去。
確かに、古いものをそれをベースにして新しくしようとすれば、①まず新旧様々なレベルのコンテンツを学習して、②新しくするための処理のポイントを判断し、③処理によって生じる乱れ、不具合を修正する所までやる必要がある、と考えられます。
そもそも、日進月歩のテクノロジーの進化と共に、それまでに提供されていたプロダクト(モノ・サービス・コンテンツ)が陳腐化するのは避けられない現象です。この陳腐化への対処としては――
▶陳腐化への対処
① それまで使っていたプロダクトを止め(しまっておく・廃棄・
リサイクル・リユースなど)、新しいプロダクトに替える。
② (我慢して)そのまま使い続ける。
③ 古いプロダクトを何らかの方法でアップデート・アップグレードする。
記事の事例は、まさに、この③の対処法『アップデート』であり、『アップデート』には次のようなケースが考えられそうです――
▶陳腐化したプロダクトのアップデート
(1)プロダクトがスマート化(IoT化)されており、デフォルトで
アップデート機能が搭載されている。
(2)後付けでアップデートする。
① ユーザーが自分でアップデートする(カスタマイズなども)。
② ベンダーがアップデートソリューションを提供する。
③ サードパーティー(第三者)によってソリューションが開発
される。
テクノロジーの進化が速い現代にあって、また、持続可能性が最重要課題の一つである現代、プロダクトのアップデートにまつわるビジネスには大きなポテンシャルがありそうです。
(付記:後付けアップデートに関しては、下記のNIKKEI STYLEの記事も興味深いです。)
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