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ナスカ地上絵を発見するAI~タイムマシンとしての人工知能~

 日経電子版の記事【ナスカ地上絵 新たに143点 山形大、AIも活用】は、AIに地上絵を学習させ、そのAIが提示した500の地上絵候補の中から、現地調査で人がたの地上絵1点を確認できた、というものです。

  


 ナスカの地上絵……純粋にそのデザインに秘められたもの、素朴さ、幾何学的な美しさ、インパクト……また、その描かれた時代、描画の方法、何のために描かれたのか……謎めいたロマンに満ち満ちています

 そして、その発見にAIが使われたという事は、現代科学におけるもう一つのロマンです



 今回の事例は、『予測装置』としてのAIが、未来だけでなく、過去にも適用可能なスペックを有している事を示している、と言えるかも知れません。

 ――AIの『予測装置』としての精度が上がっていけば、未来に対しても、過去に対しても、強力なサーチライトが照射され、驚くべき新たな知見が次々と発見されるようになるかも知れません……



 考えてみれば、理屈の上では、『予測精度100%』は、『予知』とイコールであり、タイムマシンで現場を見てきたのと同じ効果です。

 ――AIの精度の向上は、AIが疑似的なタイムマシンへと近付きつつある事だ、とも言えそうです。



#COMEMO #NIKKEI

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