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Webライティングを学んでKindle出版してみた話

「毎日ブログを更新して100記事書いたのに、どうして誰にも読まれないのだろう」

ショックでした。
眠い目をこすりながら毎晩ブログを書いたのに読者の反応はまったくなし。

私がブログを始めたのは子育てが終わり第2の人生を考えたことがきっかけでした。

オンラインが主流になった今、 Webが苦手とは言っていられない状況です。文章を書くのは好きなので、ブログならできるのではないかと始めたのですが、現実はそんなに甘くはありませんでした。

「読まれる文章を書けるようになりたい」

私は文章力を上げるために思いきってライティングコンサルを受けることにしました。


半泣きで受けたライティングコンサル

ライティングコンサルでは、自分の書いた文章を添削してもらいながら完成を目指します。

ドキドキしながら記事を提出してみると……。

信じられないほどのダメ出しの嵐。心が折れました。
でも、大枚をはたいたので、あとには引けません。

半泣き状態で、毎日毎日文章を書き続けること5か月。
コンサルの契約が残り1か月になった頃、先生からようやくほめられるようになり、読んだ人からのコメントも届くようになってきました。

そんな時に先生から電子書籍出版の提案と期間延長のお話があったのです。

「今の調子なら残り1か月で電子書籍らしきものは書けるかも……」

と思って書こうとしたら、とんでもない。

ブログと電子書籍はまったく別のもので再び先生からダメ出しの嵐。また、心がぽっきりと折れて、コンサルを受ける気力もなくなっていきました。

ライティングスクールとの運命的な出会い

そんなときに見つけたのがオンラインのライティング講座です。
講座の最終目標は電子書籍出版。まさに私のためのものだと思いました。
だけど、また高額な受講料が必要です。

「受講しても書けなかったらまたムダになる」

私は、そのサイトを閉じかけました。
でも、何もしなければ、電子書籍出版の夢は途絶え、いままでの努力も水の泡になります。

「電子書籍を出版すると人生が変わる」

サイトにあったこの言葉が頭から離れません。

「受けてみよう」

私は思いきって3ヵ月の講座を受講することに決めました。

講座はオンラインで受講生は80名あまり。
若い人が多く、ライターの方が多そうです。
講座中のチャットでは言葉がガンガン飛び交い、圧倒されるばかり。
アラカンで実績がない私は場違いのようでまた落ち込みました。ところが

「実績がなければ作ればいいのです。電子書籍はあなたの名刺代わりになります」

天のお告げのような先生の声が聞こえました。まさにその通りです。

モチベーションが上がった私は講義のアーカイブを何度も繰り返し見ながら課題を1つずつ提出していきました。

すると、苦手だったものが徐々に減って、できることが増えてきたのです。

例えば、Twitter。
毎日投稿できるようになって、フォロワーさんも1,900人超えてきました。


あるいは、苦手だったマインドマップ。
使い方がわかって、まとまった文章が書けるようになりました。

いくつになっても努力すればできるようになるものです。このままいけば電子書籍も書けるかもしれないと希望が湧いてきました。

電子書籍完成に必要なマインド

ところが、書き進めていくうちにまた不安が込み上げてきたのです。

「こんな話、だれが読むんだろう?」

「どこまで書けば完成と言えるのだろう?」

電子書籍を完成するためにはライティングスキルだけではなく、凝り固まった自分の考え方を変えることが必要でした。

目指すのは完璧ではなく終わらせること。
完了主義でいけば心が軽くなります。

また、全部を自分1人でやろうとしないのも大事です。
自分が苦手なことは代わりにやってくれる人をココナラなどで見つけて
「外注」すればいいのです。
目からウロコがぽろぽろと落ちていきました。

ついに電子書籍出版。Amazon4部門1位獲得のご褒美も

いつまでも書けない、終わらないと悩んではいられないと私は絶対に出版する日を決め、見切り発車の状態で出版手続きに入りました。これぞ、完了主義です。

Twitterで出版告知を繰り返し行ったおかげで、多くの方が応援して下さり、出版直後になんとKindleランキングの4部門で1位を獲得することができました。

「本当に出版できた。1位も取れたんだ」

できない、無理と決めつけていたら、決して味わえなかった感動とお世話になった方々への感謝の気持ちでまた涙が出そうになりました。歳のせいもありますが、今回は悔し涙ではなくうれしい気持ちの涙です。

ありがたいなあ。アラカンだってまだまだ成長できる、私はダメダメではないんだな。

電子書籍を出版して私は自分を認めることができました。

50代以上の女性をサポートしたい

「どうやれば電子書籍を出版できるの? 私にもできるかな」

私の電子書籍を読んだ友人から相談がありました。彼女も私と同じように今まで電子書籍を読んだこともないアナログ派です。でも、電子書籍のテーマになりそうなものをいくつも持っています。

「私にできたのだから、きっと出版できるよ」

同じ世代でWeb発信が苦手なもの同士ですので、共感しながら現在サポート中。
私が味わった感動をおすそ分けしたいと思っています。


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