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あなたの知らない「不満の言語化」のツーステップとは?

「夫に何を言っても変わらないんです。なんでなんでしょう?」

そう話す女性は多いです。

変わらない夫に嫌気が差し、不倫に走る人もいます。

もしくは、仕事に精を出し、いち早く経済的自立を果たし、離婚しようとすう人もいます。

そういった女性や、妻からそう言われる男性とお話をしていて感じることは、「不満の言語化」の重要性です。

自分では不満を「言っている」けど、相手の心に「届いていない」ことが多いんです。

なぜ、「届かない」のか?

それは、不満の言語化に必要なステップを飛ばしているからです。

逆に言えば、この「重要なステップ」を大切に扱えば、夫の心に不満が「届き」、夫は行動を変えやすくなります。

夫にいくら不満をぶつけても夫が変わらないのは辛いですよね。

もう何を言っても無駄だ。この人が変わることはないのだろう。この人はいないものだと思って日々をやり過ごそう。

そう思えてきてしまうはず。

ですが、なぜ、夫はあなたの不満をきちんと受け入れ、自分の行いを正してくれないのでしょうか?

ぼくのところには、「変わらなかった」ために妻から離婚を申し出されたり、不倫をされてしまった男性がたくさんやってきます。

彼らの話を聞いて感じることは、妻の不満が夫の心に「届いていない」ということです。

さらにいうと、納得できていないんです。

何を言っているんだ?こっちは言うこと言っているんだぞと女性は思うかもしれませんが、それが事実なんです。

多くの男性は、妻の不満に「納得できていない」から、「受け止めていない」んです。

では、なぜ納得していないのか?

「体感」が欠けているからです。

多くの男性は未体験の事柄に対して想像力が及ばず、結論だけを提示されても納得感が生まれないんです。

残業を減らして、早く家に帰ってきて欲しい。
出張を減らして、なるべく家にいて欲しい。
もっと子どもの面倒を見て欲しい。
もっと家事をして欲しい。

夫に対するたくさんの不満があると思いますが、こういった不満を並び立てても多くの男性は変わりません。

世間はその理由を「当事者意識の欠如」と呼びます。

では、どうすれば当事者意識が身につくのか?

そもそも、当事者意識とはなんでしょう?

それは、当事者がどのような思いを感じているのか、何を考えているのか、それを感覚的に察知し、行動に移せることですよね。

ですが、その「行動」をしたことがない人間は、経験がないために「感覚的に察知」することはできません。

夫が家事をした時に、こう感じたことはありませんか?

(そこじゃないんだけど、結局、私が一人で全部やった方が早いんだけど)

「そこ」が「どこ」なのか分かるようになるには「体験」が必要なんです。そして、その体験の積み重ねが「当事者」を作っていくんです。

「当事者意識」を持つには、まず「当事者になる」必要があるんです。

ですが、家庭の当事者になるには、今の生活を大きく変える必要があります。

仕事を切り上げ、早く家に変える。長期出張を断る。仕事を効率化させる。

ですが、そのためには「変えるきっかけ」が必要です。

当事者となるきっかけが。当事者としての行動をスタートさせる、「納得感」のある理由が。

残業を減らして、早く家に帰ってきて欲しい。
出張を減らして、なるべく家にいて欲しい。
もっと子どもの面倒を見て欲しい。
もっと家事をして欲しい。

なぜ、妻はこうして欲しいと思っているのか?

「大変だから。あなたも親なんだから」

そう言う人もいるかもしれない。

ですが、それは男性に「納得感」を与えないんです。

女性も、男性が長時間働く理由として「親なんだから稼がないと」と言われても、素直に納得できないですよね。

もっと他に方法あるんじゃないの?あなたの仕事の仕方が悪いんじゃないの?

色々思うことがあるはずです。

ここで両者に欠けているのが、「感情の伝達」です。

なぜ、夫に早く家に帰ってきて欲しいのか?

一人で家事と育児をこなすのはあまりに大変で、精神と体の疲労がどんどんたまってくる。このままでは鬱になりそう。あなたが仕事からなかなか帰ってこないと、見捨てられたような寂しさを感じる。この世界で、私と子供だけが取り残されたような気持ちになる。この子を抱いてベランダから飛び降りたい。

そんな思いがあるはずです。

寂しさや辛さに浸食される心。その心をそのまま伝えるんです。

怒るわけでもなく、解決方法を提示するわけでもなく、あなたの心に何が起こったのかを伝えるんです。

不満の言語化というと、多くの人は不満を伝えることだと認識し、それならやっていると言います。

違うんです。

何をして欲しいかを伝えても、伝わらないんです。

なぜ、その不満を抱いているのか。その背景にあたるあなたの心の動きを伝える必要があるんです。

柔らかな感情を伝えることで、夫の心が動き、妻の境遇を自分のことのように感じられるんです。

人の感情は伝染しますから、妻が自分の素直な寂しさを口にすれば、夫も同じような感情になるはずです。

「不満の言語化」は、「柔らかな感情(寂しさ、辛さ)」と「どうして欲しいか」の1セットなんです。

柔らかな感情をまず伝えることで、あなたの感情が夫に伝染し、自分ごとのように感じられ(当事者意識の疑似体験)、次の「どうして欲しいのか」を素直に受け止められるようになります。

これは男女逆の場合でも同じです。

自分の心の動きに気がつく方法にもコツがありますので、それは別記事でまとめますね。

「不満の言語化」には手順があり、まず「感情の共有」、次に「どうして欲しいのか」を伝える。

これを意識するだけでも、相手の態度は変わってくるんじゃないのかなと思っています。

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少しでも参考になれば幸いです。

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