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ストーリーテリングでロックする

How to Use Storytelling to Rock Your Portfolio Review という、ポートフォリオを持って面接に望むときに大事なことが書かれた素晴らしい記事を、てきとうに自分の解釈や意見も混ぜて紹介します。

No one wants to build a relationship with your deck. Interviewers want to understand who you are.

この記事の最大のメッセージは「プレゼンテーションはあなたという人間を知ってもらうためにある」ということです。誰もあなたのスライドと関係を持ちたいなんて思っていない。あなたが誰かを知りたいと思っているのです。

In portfolio reviews, you need to show them that you know how to tell.

面接ではあなたが「伝える方法を知っている」ということを見せる必要があります。プレゼンはストーリーテリングです。エピソードを重ねて一つの大きなメッセージを伝えるために全体を組み立てます。

Think about the structure of your portfolio review like a TV series. Over the course of a season (aka, your deck) you’ll reveal an overarching thesis about yourself, and individual projects will serve as episodes. The conflicts presented and resolved in the episodes (your projects’ problems and solutions) are subplots, which all support your thesis.

ポートフォリオをTVシリーズのように構成しましょう。エピソードごとに問題が起きて解決すて。ここでの ”Thesis" はプレゼンテーションの主となる命題、主張のことです。あなたがどんな人間なのか、何に情熱を持っているのか、などなど。全てのエピソードはこの一つの主張の支えになります。

We want to shift the focus away from the work, and onto how the work impacted you as a human. Which project combination tells the most compelling story about you?

作品そのものよりも、その仕事が人間としてのあなたにどんなインパクトを与えたか。ストーリーを強く、説得力のあるものにする組み合わせを考えましょう。

Which constraints — not projects — which conflicts best demonstrate how you became the designer you are today? Which experiences informed the creative and systemic processes you use now?

結構目にすることがあるのですが、出来上がったプロダクトだけを見せて「ほら、かっこいいでしょ」というプレゼンはNGです。その人がどんな考え方をして、どのように問題解決に寄与したかがわからないからです。

どんな課題、制約や衝突する問題があって、それに取り組むことがいかにデザイナーとしての自分を形成したか。どの経験が、今自分が用いているものづくりの仕組み、プロセス(超意訳)に影響を与えたか、といったことが重要なのです。

この記事では他にも、途中で調整できるように多めに作品を用意しておこう、とか、質問に答える前に沈黙してもいいよ、など具体的で実用的なアドバイスも取り上げられています。ぜひ原文も読んでみてください。

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