飯室淳史(自称Thought Leader実践的先駆者)

元米GEヘルスケア社で営業とマーケティングのトップマネジメントから執行役員までを経験。同社のデジタルマーケティング戦略を日本から全世界統括した異例のThought Leader実践的先駆者。 B2Bhack.comを主宰 (写真は2018年に1ヶ月間移住+テレワークした宮古島)

飯室淳史(自称Thought Leader実践的先駆者)

元米GEヘルスケア社で営業とマーケティングのトップマネジメントから執行役員までを経験。同社のデジタルマーケティング戦略を日本から全世界統括した異例のThought Leader実践的先駆者。 B2Bhack.comを主宰 (写真は2018年に1ヶ月間移住+テレワークした宮古島)

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    「自分には価値提供できるものがないと思い込む病」(1000文字追記しました)

    私が企業で働いていた32年間に何度この言葉を聞いただろうか、一度や二度どころではない、私の部下になった方からは日本人だけじゃなく本社で働いていた外人さんからも聞かされたことがある。どうやら万国共通の悩みらしい。日本語でも英語でも言うことは同じだ。 私には価値がない 私の価値が何か判らない 私は何の役にたっているのか最初のうちは「問題を相談された」と思い込んで、問題解決の手法を駆使して、ポストイットで原因追及をしたり、真正面から技術的な問題解決と同じアプローチで取り組んだりし

      • 自己有用感の飢餓

        自己有用感の飢餓に操られないために 自分自身で自己を評価し自分を肯定する「自尊感情」や「自己肯定感」と違い、自己有用感はあくまで他者によって自分が評価されることだ。それは自分の存在が周りの人に役立っている、自分の行為を誰かに喜んでもらえたことがわかったときに生まれる感情だ。 例えば会社の同僚に「ありがとう」と言われた、親や先生に褒められた、仕事で上司に高く評価をされ表彰された、組織の一員として受け入れられた、SNSでいいね!をたくさんもらった、といった具合に、自分が自分以外

        • 謙虚になりたい

          謙虚とはググってみると日本語辞書の多くは「謙虚」を「控えめで、慎ましいこと」と、人の態度や人柄を表す言葉として定義しているものが多いようだが、これはあくまで、外から見た「謙虚」な人の様子でしかなく、確かに正しい観察結果ではあろうが、この定義から我々が「謙虚」であるためには、「控えめで、慎ましいこと」と言う見た目の態度を模倣するだけでは、それで私たちが「謙虚」になれるわけでもなく、単に他人からみて「謙虚」に見えると言うだけで、本質的な「謙虚」には程遠い。(もちろん、長い時間をか

          • ごめん、これまでさんざん勇気を出せと言ってきたけど

            どうも「勇気」に関しては、当の本人の問題として捉えがちだ。私もずっとそう思っていた。  私も上司や同僚からこれでもかと言うくらい「勇気を出せ」と浴びせられてきたし、私もさんざん仲間には 「勇気を出せ」 「失敗しても死ぬわけじゃないんだから」 「誰だって失敗くらいするんだから」 「勇気を出さなかったことに後悔するぞ」 「いま勇気を出して変わらないと、生き残れないぞ」 「何もしないことのほうがおそろしいんじゃないか」 「上手くやろうなんて思わなくていいよ、どうせ期待していない

            「研修に参加させられた人」は「目的」を持たないから学ばない

            Acknowledgment : Inspired by 林浩之, thanks.  企業研修の主催者側にとっての悩みの相談を受けることがあるのだが、、、多いのは(ほとんどは)、研修中の態度や議論の盛り上がり、発表内容や終わったあとのアンケートを見ても「勉強になりました、さっそく現場で活かします」とあるので、研修の効果に強い手応えを感じても、実際に通常業務へ戻るとなんら行動が変わっていないのを目の当たりにすることだ。  もちろん受講者側にしても、くそ忙しい最中に、事前にな

            あなたが解決すべきは社内の問題ではなくお客さまの問題だ

             SNSのあちこちで目にする投稿やコメントで盛り上がっているのは、社内の問題であることがほとんどだ。朝から晩まで忙しそうに問題解決のために西へ東へ奔走し、見事に一刀両断して解決する話から、衝突に巻き込まれて翻弄されるなど悲喜こもごもだ。感染が拡大するずっと前から、皆で一緒にオフィスで働いていたときから、きっとそうだったのだろうが、在宅勤務のリモートワークになってからも相変わらずで、ビデオ会議を招集して揉めている当事者双方の話を聴いて仲裁に入ったり、解決策を一緒に考えては一日が

            ブレーンストームは「脳の嵐」ではない

            今では、ブレーンストーミングといえば、日本では「ブレスト」と4文字に略されるまでに一般的になってきており、先週もNHKで「やわらかアタマが世界を救う」という小峠(ことうげ)がMCを務めるバラエティクイズで、なんと参加者全員がホワイトボードと付箋を使って、ブレストで正解を見つけ出すという番組をやっているのを見て驚いた。 実はこのブレーンストーム、考案されたのは1939年のアメリカ、しかもニューヨークに本社を置く世界的な広告代理店ネットワークであるBBDOの幹部だったアレックス

            誰でも簡単!Facebookフレームの作り方

            なんだか、Facebookの友達がみんなしてプロフィール写真にSTAY AT HOMEとかSTOP VIRUSだったりSAVE♥️LIFEとかいうバナーのようなナニカを貼り付けているのを横目に見て、流行り物に乗りたくないし、誰か他の人が創ったバナーなんかをかぶりたくないしなぁ、と思った人いませんか? フレームを自分で創ってみる # おうち時間を工夫で楽しく 普段なら、めんどくさそうだなって思って手を出さないけど、ずっと自宅にいるし、きっとみんなも退屈してるだろうから、少し

            「二兎を追うな!」

            ※イラスト提供 mii  ここだけの裏話:イラストが出来るまで今回は日経の記事では2コママンガの体裁で、計4枚のイラストで、タイトルのイメージを膨らましたのだが、実際にはもっとたくさんのイラストを描いてもらったので、その顛末を(笑)・・・その前に  たくさんの人にご覧いただけて、掲載二日経っても未だにランキング1位なのでお礼を申し上げます、皆さん、いつもお読みいただけてとても感謝しております、誠にありがとうございます、皆さんがシェアしてくださり、いいねしてくださることが励

            キャリアパスよりグロースパス

            未来はわからないから面白い、未来は自分で創れるから希望がある。 Don't think career paths, think growth paths! デザインは劣化する全てのデザインは時間経過とともに劣化する、デザインをした瞬間から。3年後のキャリアデザインをしたとしよう。3年後には、そのキャリアデザインは3年前の古いデザインに劣化している。当たり前だろ、って?  5年後にこうなりたいという、今ある役職や職種で、自分のキャリアをデザインしたとしてみよう。 5年後に

            フェイクニュースに騙されるな後編

            中編をまだ読んでいない人はコチラから ーーーーーーーーーーーーーーー 事実と意見を区別する仕事では「事実」と「解釈(意見)」を切り分けて聴き、切り分けて話せ 当たり前だと思われるかもしれないが、意外とできていない、いや多くの人ができていないのだ。そんなぁ、全然違うよ、と思われるだろうけど、では、それを聴くときにはどうやって聞けば事実と意見は区別できるのか、部下の報告を聴くとき、会議で同僚の話を聴くとき、上司から話を伺うとき、取引先のお客様からお話をお伺いするとき、どうすれ

            フェイクニュースに騙されるな中編

            前編がまだの人はコチラから ーーーーーーーーーーーーーーー たった一つの論文だけを信じないこと ここで騙されないようにする(信じないようにする、と言うよりも事実と意見を切り分けようと言う話ね)には、たった一つの論文の主張は決して鵜呑みにしないこと、いや信じてはいけないのだ。論文が事実ではないとまでは言わないが、論文が全て正しいわけではない、あくまでこういう結果が出ました、その結果を私はこう解釈しましたという主張でしかなく、本人は「こんな事実がわかった!」と声を大にして叫ぶ

            フェイクニュースに騙されるな前編

            これは、いわゆる「フェイクニュース」に関するまとめ記事でもなんでもない。実はこの原稿を書いたのは、2017年3月6日だった。Webサイトを更新する際に、当時のほとんどのブログ記事は非公開にしてしまったのだが、記事公開のアナウンスだけがFacebookに残っていたりして、それを見た方が「公開して欲しい」とメッセージをくれたりするので、こうやって、気が向いたときにそのまま未編集で転載している。だから2年以上前の記事だと思って割り引いて読んで欲しい。 ーーーーーーーーーーーーーーー

            番外編 「時間泥棒は誰だ!」

            「時間泥棒シリーズ」最新記事(2019年8月21日水曜日配信)を記念して、文字数の関係で掲載されなかった幻の原稿をnoteにて公開します。こっちを先に読んでから、日経の記事を読むと話としては繋がるはず、たぶんね。 で、読んでいただけるなら、#どんどんシェアして、#いいねしてね 経営者に読ませる「B2Bマーケティング攻略ガイド」 ↓クリックすると各話をお読みただけます第23話 その作業に価値はあるのか?――時間泥棒は誰だ(1) 第24話 測れなければ改善できない!――時間泥

            あなたはまだモグラ叩きを続けるの?

            誰もが一度は、ゲーセンで「モグラ叩き」で遊んだことがあるんじゃないのかな、私はある。最近はとんとゲーセンにも行かなくなった、と言うか、まだあるんですか、ゲーセンって。そもそも「ゲーセン」って死語なのか? 次から次へとモグラが顔を出すので、ハンマーで叩いて、穴に戻すと得点になるが、一度叩いてやっつけたモグラも数秒で復活してまた顔を出すので、またハンマーで叩く、の繰り返しで、100円分の時間制限がなかったら、永遠に一生このままモグラを叩いて人生を過ごすような気分にさせてくれる。

            優れたリーダーなら「私は」と言わずに「私たちは」と言う

            もうずいぶん前のこと、年初にロンドン郊外のホテルを借り切って、世界中のビジネスリーダーが集まる全社キックオフ会議に参加したときのことだった。アジア全体を統括する女性リーダー(日本人)が、アジアのある国のカントリーリーダーの発言を聴いて首をかしげ、 「あいつ、いつまでも”私が”と言うくせが抜けないな。ぜ〜んぶ自分の手柄にしようとしてる」とつぶやいたのだ。 私のことじゃなかったけど、思い切りドキッとして、あぁ、今日は自分はなんて言ってたかな、”私たち”って言ってたかな、言って