![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103061137/rectangle_large_type_2_39395b2be1e8e164df3d332873baf63b.png?width=800)
LBO分析 | アドオン買収
今回はAdd-on acquisition(アドオン買収、追加買収)に関して概略を簡単に記載していく。
章末にサンプルモデルもあるので参考になれば幸いである。
アドオン買収|概要
アドオン買収はプライベートエクイティファンドが買収後のバリューアップ戦略として行う手法の一つで、簡単に言うとある企業(セクター問わず、何らかのプラットフォームになりうる企業)を買収した後に、同業でプラットフォーム企業よりも規模が小さい会社を追加的に買収(Add-on)することでEBITDA contribution を加速させる手法である。
Inorganic growthともいわれるが、最初に買収した会社の成長のみに頼らず、まさにM&Aによりトップライン・EBITDA成長のための時間をカットし、より有利なエグジットを目指すための方法と言えるだろう。日本のPEファンドでも行っている手法であるが、欧米のアッパーミドル~ラージキャップのPEはバリューアップの一環でよく行っている。
個人的には、PEのみならず事業会社が特定の会社(過去に買収した企業)を成長させる際にも有効な手法だと思う。