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「『デザイナーではない人』にデザインを伝える本」の紹介。“人生に影響を与えた”書籍と文章たち、5選。“強いワード”とは?

「本」とか「文章」の話しをしよう。私の仕事、メインで“グラフィック・平面媒体・ビジュアライズ”のデザインをやってるもんだから、言葉は二の次? あほぅ! トップバッター、ワードさん。お次はコンセプト。“コンセプトを形にして”ってのがデザインです。

なので、「強いワード」、「強い言語化」ができるか? ってとこが、「強いデザイン」つくれるかってとこにつながってくるんですよ。

……と、いうわけで、「私がデザイナーになる、重要な血肉となった本」を紹介しましょう。“デザイン関係”の本? ちゃうちゃう! あ、東京出身です。“デザインに関係ない本”こそ、“デザインに関係ある”んだよ。近いと遠い、遠いと近い。それが、浪漫。それが、恋。

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“書評”ではなく、出会った本から感じた“前後関係”。私がデザイナーになり、今現在もデザイナーとして生き続けられる“栄養素”のもと。感謝感激の本たちだ。人生に影響を与えた?  あぁ、そうだよ。

「言葉」には表情、感情がある。「本」も「文章」ももちろんのこと。それらは、れっきとした“デザイン”であり、そっから感じたことを“伝える”ってのも、直球“デザイン”ドストライーク!! つまりは、ココロオドル。

伏線はっております5選、ではでは。

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■ 1冊目. 新フォーチュン・クエスト(著:深沢美潮)

『フォーチュン・クエスト』は、1989年にシリーズ第1作が発売された深沢美潮のファンタジーライトノベル作品。主人公の駆け出し冒険者パステル・G・キングによる一人称で書かれた冒険ファンタジー。(Wikipediaより)


私が中学生の時。“ライトノベル”なんて言葉も知らなかった時代。反抗期なお年ごろで、行きたくなかった家族旅行。新幹線のる手前の駅構内書店で買ってもらったのが、「新フォーチュン・クエスト」だった。

前からこの作品を知っていたわけではなく、平積みされていて、なんとなく、表紙に描かれた女の子と白い犬みたいのがきゃわいぃなぁと手にとった。

家族旅行自体の記憶はない。なぜなら、移動の合間、就寝前、そして、起きてすぐ、読みかけの「新フォーチュン・クエスト」に入り込んでいたからだ。つまり、この“クエスト”に、想い出の上書きをされたのだ。

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ドラクエにはじまり、“クエストもの”のお話しに、私は弱い。なぜか? そりゃあ、“冒険心”でしょう! 未知の旅、わくわくな出来事、ピンチ、鍛錬、仲間と協力しあってクリアする快感。そして〜レベルアップ おーめーでーとー!! 心と体の成長だ、成長。

“冒険心”をくすぐり続けるのは、“クエストワールド”の世界観、そして、攻めた角度のパンティでしょう。いただきます!

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■ 2冊目. レヴォリューション No.3(著:金城一紀)

「君たち、世界を変えてみたくはないか?」オチコボレ男子高に通い、死んだような毎日を送っていた「僕たち」は生物教師ドクター・モローの言葉で突如生き返り、世界を変えるために行動を開始する。(Google Booksより)


大学と専門学校のダブルスクールをしていた時。専門の同クラス、モチベーションの低さや、面倒なことだけ押しつけてくる上っ面な友だち関係&行為に嫌気がさし、「一切、“専門学校内の人とは誰ともしゃべらない”一週間」、というのを設けた。自ら勝手に。

このことを、仲良かった大学の先輩、健太郎さんに伝えにいく。

健:「くっだらねぇことやってんなぁ〜笑」
私:「いや、そんなこと言わないでくださいよ。ただいま、人間不信ロード爆走中なんですから!」
健:「“ただいま”っていうか、“いつも”じゃね?」
私:「……そうかもぉ……いやいやいや。健太郎さん、よく本読んでるじゃないですか。『こんな時に読んどけっていう、オススメ本』、教えてくださいよ。誰ともしゃべらないかわりに、本と会話します」
健:「そりゃあアレだな、『レヴォリューション No.3』だ」

さっそく、神保町駅近くの大型書店で買い、家の近く、幡ヶ谷駅のグラッチェ(ファミレス)に入店し、読む。

読み終わる。

世界が変わった。こうしちゃいられん。いてもたってもいられない。周りの人がどうとかこうとか、どーでもいい。「てめぇがなにをしたいか、どうなりたいか」。そっちの方がはるかに重要だろう?

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走る気力を失い、やさぐれた心を救ってくれた本。今現在、デザイナーを続けていられるのも、この本があったからだよ。

ちなみに「レヴォリューション No.3」を、上記エピソードを伝えつつ、卒業する教え子10人にプレゼントしたことがある。リアクションは微妙だった。それもそうだ。9人が女子。この本の舞台は男子校。ノリがちがう。あちゃーヾ(。>﹏<。)ノ゙

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■ 3冊目. 旅々オートバイ(著:素樹文生)

日本中の田舎という田舎、都市という都市、山岳へ続く道やあらゆる海沿いの道を、縫うように這うようにして一年がかりでオートバイを走らせた、素晴らしい輝きに満ちた緑の日々。日本という、愛すべき風土に体から染まりながらのオートバイの発見の旅。(Google Booksより)


高校生の時、原付免許を取得。Hondaの中古カブを買った。暇な時間に遊ぶような友だちも彼女もいなかったもんだから、週末になりゃあ、半キャップヘルメットをかぶりつつ、とにかく行けるとこまで遠出した。

その後、16歳になってすぐ中型免許を取り、中古のスティードを買う。足をのばして乗る、アメリカンバイクだ。これまた、行けるとこまでいく。テントと寝袋とくくりつけての野宿旅。

「フォーチュン・クエスト」が架空世界での冒険ズンズンであれば、「旅々オートバイ」はリアル世界での旅ブンブン。

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そうだ。私の中に、“知らない街や自然にふれる魅力や憧れ”、“この先を走り続ければ、必ず、涙を流すほどの最高景色が待っている! という妄想”ともどもに着火しやがった本書。

日本中をオートバイで旅するエッセイ。つらつら、と書かれている。旅をしていないのに、旅気分。

私は日本が好きで、旅が好きで、今気づいたのは、「大きな目的のないエッセイ」が好きなんだろう。異性との会話も、目的なんかなく、ゆるゆる続くぐらいがちょうどいい。

読んでいると適度な力でずっと肩もみをされているような感じ。ぜひとも、奥田民生さんの「イージュー★ライダー」と一緒に、ご堪能くださいませ。

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■ 4冊目. テッパン男(著:檀 れみ)

5%の精鋭、「テッパン男」とは?「モテる男」と「いい人」を隔てる境界線は、何気ない言葉や仕草に内包された「ある要素」にある? アレンジ不要! コレだけやっとけ! ビジネスと女性を一石二鳥でモノにする、超実践的指南書。男なら読んどけ!(Google Booksより)


で、で、でたー!! 属にいう“モテるため”の本である。デザイン会社在職中、話し相手がほし過ぎて、出会い系にトライしていた時。幾度も幾度も、恋仲まで発展しない問題を解決するため、「モテる 本」というしょーもないグーグル検索をした時に現れた。

元銀座のママをやっていた著者だけあって、視点が鋭い。というか鋭すぎて、モテない代表の私のハートをブスブスと刺しつつ、尻をベチンベチンやられるスパルタ教育。

役立つ内容密度はハナマル☆センセイション。くわえて、“口語的な執筆スタイル”が、すっごい頭に入ってくる。この本と出会ってなければ、私には彼女もできなかったし、結婚もできていなかった。秘伝の書だよ。

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講師を務める専門学校、“彼女ができない”と嘆いていた学生のタダくん。「テッパン男」をオススメした。翌週。

「先生がオススメしてくれた『テッパン男』、買いました! 読みました! これ、とても勉強になります!」

おぉ、行動が早いね、タダくん。キミ、出世するよ。ホント、モテ勉強になるんだよなぁ〜とか言いながら、タダくんが持ってきた「テッパン男」をパラパラすると、

アンダーラインがびっしり引っぱってあった。

そうなのだ。スタディ! “人と運”からずぅっとモテ続けるため、男も女も、いつでも、いつまでも、勉強しまくるんだ。

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* さて、いよいよ、ここから本題です。

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■ 5冊目. 「デザイナーではない人」にデザインを伝える本(著:永井弘人)

【 本書の「特長・目的」 】

本書は、「『デザイナーではない人』にデザインを伝える」ための、「デザイン構築にまつわる、思考・解説・雑文・ストーリー」を書いた本です。これ一冊を読むと、

「へぇー!こうやって、デザインってつくられてんだ。」「あっ、デザイナーにも、こんな人いるんだ。わりと声かけやすそうじゃん。」「ときに真面目に、たまにエロく、ほぼくだらない。」

……という感情をいだき、“デザインやデザイナーに対する、新しい感度が芽生え、日常に生かせる発見がある”はずです!(Amazonより)


で、で、でたー!! ステマー!! 大胆すぎて、ステルスにもなってない。ありがとうございます。ここまで読み続けていただいた、とても素敵で心のうつくしゅう皆様。お伝えします。

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【 お知らせ 】

永井弘人による、「『デザイナーではない人』にデザインを伝える」ための、思考・解説・雑文・ストーリー」を書いた“究極・ベスト版の読み物”、「『デザイナーではない人』にデザインを伝える本」。

どこで買えんだよ! という、おおくの待望の声をいただき、いよいよ、「電子書籍として、Kindle(キンドル)にて発売開始」しました!

* 「『デザイナーではない人』にデザインを伝える本」Amazon Kindle(アマゾン キンドル)版の詳細ページはコチラです。(“本文サンプルPDF”はコチラより、ご確認・ご覧いただけます)

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【 本書の「収録ラインナップ・内容」 】
 
・ 収録_01 : デザインを取り入れた、クライアントの背景にあるストーリー 
・ 収録_02 : ほんのちょっと役立つだろう、デザインの話 
・ 収録_03 : 日常とデザインを拡げる雑文集 
・ 収録_04 : やりたいことを形にする、遠回りの出世術。〜グラフィックデザイナー 永井弘人の場合〜

「デザインを取り入れた、クライアントの背景にあるストーリー・エッセイ」の他、日頃、私が書いている、「ほんのちょっと役立つだろう、デザイン・デザイナーの話」、「日常とデザインを拡げる雑文集」から、反響の多かった人気記事を抜粋し、“究極・ベスト版の読み物”として一冊にまとめました。

さらになんと! note有料記事「やりたいことを仕事にする、遠回りの出世術。 〜グラフィックデザイナー 永井弘人の場合〜」も、本書に収録しました。クライアントさんとのつながりゼロから独立し、どうやって仕事をいただき、どうやってデザイン誌に載り、どうやってデザイン賞受賞に至ったか。

試行錯誤して進んできた、リアルな私の走り方を紹介! ぜひ、その目でご確認いただければと思います。

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【 本書の「感想メッセージ」 】

本書を読んでいただいた方からのありがたい感想です。デザイナーじゃなくても、デザイナーを目指してなくても、“何かしらのつくる人”であれば、きっと、役立つ内容が盛りだくさん😂↓↓↓

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そして、Amazonランキングにて、「アート・建築・デザイン」部門内、「6位」をいただきました! え、中途半端??

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私の“執筆スタイルや生き方”は、“深沢美潮 × 金城一紀 × 素樹文生 × 檀 れみ”さんたちの作品群影響が、チャンプル × フュージョンされた感じでしょうか。ありがたや、ありがたや……女呼んでブギ、ラストにもう一丁!

*  「『デザイナーではない人』にデザインを伝える本」Amazon Kindle(アマゾン キンドル)版の詳細ページはコチラです。(“本文サンプルPDF”はコチラより、ご確認・ご覧いただけます)

どうぞ、皆様も夏の間、“人生に影響を与える一冊”と出会えること。心より願っています。より良い読書、サマサマー!

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!

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