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もう、社会に対する批判はやめたい―

どうも、黒池璦です。

また、noteで、社会に対して論じちゃいました。

「やめておこうと思っていたのに―、」

 自分で自分を俯瞰してみてみたり―、反省してみたり―、自分の性格に辟易としたりなんてしています。

「懲りない人ですねえ。」

 リカさんは、仕方のない人ですねえ、と言った様相だ。

 「でも、まあ、ハートなんてもらっちゃったときは、好きってなっちゃいますし、正直、好意的なコメントがついちゃったりしますと、飛び跳ねちゃいますよね。」

 リカは、僕をみて、笑った。

 「わかります、わかります、わかります、わかり―。」

 わかりみが深かったので、共感の嵐!

 「リカさんも、インターネットで、投稿とかしてるんですねえ。」

 僕は、リカさんの事を、殆ど知らない。

 知っていることは、彼女が少なからず、僕に好意を抱いていて、気にかけてくれているということだけだ。

 「ええ。してるわよ、というか、今の時代、してない人の方が珍しいでしょ?」
 リカさんは、首を傾げた。

 「リカさんは、どうして、僕に優しくしてくれるのですか?」
 僕は、気になってたずねた。

 「好きだからよ。好きな人に優しくするのは当然でしょ?」
 リカさんは、笑った。

 「好きですか。羨ましいです、人の事を好きになれるだんて―、僕は、人を好きになれない。だから、論理で、誤魔化す、自分を武装する。」
 僕は、自分が、理論武装して、解釈しないと、生きていけない人間で、人の気持ちがわからないことを理解していた。

 悲しい、嬉しい、楽しい、怒り

 他人の感情が読み取れないし、同情できない、自分のために、泣いたことしかない。

 「でも、君は、それでいいんだよ。君の特殊能力だと思う。世の中、君みたいな人がいないと、成り立たないこともあるでしょ。」
 リカさんは、言った。

 「あたしとは、正反対よね、だから、惹かれたのよ。」
 リカは、僕には勿体ないくらいの、親しみと優しさを、与えた。

 どうしようもないくらいに、不釣り合いな二人。

 だから、僕は、屋上から飛び降りて死んだんだ。

 





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