さようなら。
親子とは、実に、くだらないものだ。
子が、大人になると、親のダメさ加減に気が付いてしまうものだ。
親は、偉大でも、正しくもなかった、むしろ、狂っていた。
親だけではない、僕の親世代はだいたいが、狂ってみえた。
上手く行くはずがない。
どうして、それで、僕たちが幸せになれると、思った?
疑問しかない。
自分の事しか、考えていないのだ。
しかし、事実だ。
僕たちの将来なんて、眼中にあるはずもない。
あるのは、目先の幸福だけだ。
目先の幸福の為に、消費し、食らいつくすのだ。
僕たちの事は考えてなどいない…
消費、消費、消費…、金稼ぎ…消費…
無限に続く、地獄かのように思われた。
ほんとうに、幸せなのだろうか。
もう一度、立ち止まって、別の方向に、向かう事はできなかったのだろうか。
大人になった今でさえ、止まる事を知らない。
滅亡に突き進むのだ。
いつまでも、滅びへと、消費を続ける。
僕は、もう、無視しかないと思った。
言っても無駄だ。
説得を試みたが、無駄だった。
僕の時間と人生が無駄になるだけだ。
無視、沈黙を続ける事。
小さな、ボイコットだ。
しかし、心と精神には、よい、薬だ。
触れてはならない。
自分の心を守る事が、重要だ。
滅びの感性を教え込まれないように、呑み込まれないように、小さなボイコットを続けるのだ。
そうやって、自分を守り、生きる。
きっと、親子だけではない、社会の中でも、自己防衛の為に、触れない事、沈黙をすることは、よい、薬だ。
触れてはならない。
話に乗ってはならない。
自分にとって、必要な事だけを話せばよい。
心の避難所を作らなくてはならないのだ。
精神の避難所でもある。
インターネットでも、空想の世界でも、創作活動でもよい。
狂った社会から逃れる、精神の居場所が必要なのだ。
人々は、自由を求めて、宇宙へ行き、インターネットを加速させ、メタバースを進化させる。
終わるのだ。
旧来型の世界は終わる。
古い人を置き去りにして、新しい人は、違う世界へ行くのだ。
それは、避難所であり、新たなフロンティアなのだ。
国からの解放であり、地域からの解放であり、現実世界からの逸脱なのだ。
産まれの環境を覆す為のものだ。
機会を増やす事だ。
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