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亀山味噌焼きうどん

昨日のおかずの残りにしょうゆとみりん、砂糖、にんにくを足して。

三重県

三重県というと、特に近畿や東海地方以外の方には馴染みが薄いのかも知れない。
紀伊半島の東側。愛知、岐阜、滋賀、京都、奈良、和歌山と県境を持つ。
県庁所在地は日本一短い名前の「津」市。
伊勢神宮は三重県伊勢市。
鈴鹿サーキットは三重県鈴鹿市。
食い物でいえば、なぜが名古屋名物になっている「天むす」は三重県が発祥だというし、トンテキや赤福なんてものある。
最近では伊勢うどんというのも名を馳せていると聞く。

東海三県という言葉をよく聞いた。
愛知、岐阜、三重を総称してそういう。
静岡県は入らないし、三重県や岐阜県は半分くらいは東海地方とは言いにくい土地になるが、便宜上そうなっているのだろう。

三重県には友人が何人かいて、彼らの使う方言は「三重弁」とかいうのだそうだが、三重の中でもエリアによって言葉が変わるそうで、答志島という風光明媚な島の出身のヤツは「オレは『伊勢弁』やし」とか言っていた。
愛知県でも大きく分けて名古屋弁と三河弁に分かれるのであって、三河弁は静岡の方言に近しい。

亀山市

三重県の北西部にある町で、古くは東海道の鈴鹿峠東側の宿場町として栄えたという。
どこだ?そりゃという方にはSHARPの「AQUOS世界の亀山モデル」といえばピンと来るだろうか。
カメヤマローソクのカメヤマでもある。

名阪国道、東名阪自動車道、新東名高速道路とが繋がるジャンクションがある陸路における交通の要衝でもある。

味噌焼きうどん

土地柄ドライバーが利用する飲食店が多くあるが、やはりがっつり系のメニューが多くある。
中でも町おこしのために企画されたご当地グルメとして取り上げられることが増えてきたのがコレである。
もともとは市内の焼肉屋で裏メニューとして40年くらい前からあるものらしい。
鉄板でキャベツやホルモンなんかを味噌炒めにして、それをつまみに飲み食いした後でうどんを放り込むのだ。
味噌は東海地方なので赤味噌。にんにくや唐辛子を入れ、更にみりん、砂糖なんかを加えて甘辛くして食う。

この地方の人は、この濃い味に慣れているから平気だが、他所から来ると、この濃厚な味噌味に面食らうかも知れない。
でもまた、これは白飯に抜群に合うんだなァ。

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