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逆転家族

その昔「逆噴射家族」なんて、あの超有名DJ小林克也さんが主演のコメディー映画があったが、さながら、うちは逆転家族となっている。

ばあちゃんが施設から帰り、ぼくは台所へ。そこでぼくが料理を作っていると、ばあちゃんは台所に来て施設でなにがあったのか、ずっと、報告してくる。

なんか、立場が逆転してるなと思った。

まるで、ぼくが彼女の親で、ばあちゃんが子供のように、学校で起きた出来事などをワクワクしながら話してくる、そんな具合。

でも、そんなんでいいんだと思えた。

そういう歳なのだ。お互い。

逆転家族。

みんな、そうやって、どこの家庭も立場が逆転いていくのだ。

そんな自分を少し大人に思えた。

もう自分もいい歳だが、それを笑えるようになったのも自分の成長であり、それもここに来た(実家に帰ってきた)意味なのだろう。

ぼくは料理を終え(今日は手抜きで、昨日の豚肉とほうれん草の鍋の残りを利用した、肉そばにした。写真参照)、2人でそれを食べながら、また、それらを食べ終えた後、彼女が話す時間を1時間とっている。

彼女はこっちの都合などお構いなしに、一方的に思ったことを機関銃のようにずっと話してくるので、それを全部真面目に聞いていたら、こちらの精神がやられてしまうので、彼女には悪いがスマホ片手に聞かせてもらっているのだけれど、そういう団らんの時間を設けている。

老人には、こういう時間が必要なのだ。

自分の子供と一緒である。

こういう心の触れ合いというものが必要なのだ。(ぼくはスマホ片てだけど・苦笑)

だから、やはり、老人の一人暮らしというものは、そのひとの痴呆の速度を早めてしまう気がする。

そこはどうか、自分の親がそのような状況におられる方は、気をつけて欲しい。

そして、1日、1回でいいから、ほんの少しだけでも電話で会話する時間を作って欲しい。

彼女、彼らは、たぶん、それを望んでいるから。



いまから、あなたも、大切なひとに連絡してみてください👍


豚肉とほうれん草の鍋 レシピ

材料              

・豚肉200g            

・ほうれん草 1束       

・ねぎ 1本

調味料             

・こんぶ(出汁用)       

・削り節(出汁用)         

・白出汁            

・塩 大さじ2杯(お好みで)  

・しょうが 少々

料理方法           

①まず上記の調味料を入れ、出汁汁を作る。

②出汁汁が出来たら昆布を取り出し、豚肉とネギを投入する。

③②と同時進行でほうれん草を塩で茹でる。

④出汁汁に入った豚肉のアク抜きを入念に行う。

⑤両方、茹で上がったら、それらを合体させる。

※この料理のポイントは、両具材ともアクが強いので、両方のアク抜きを入念に行うこと。

出来上がったら、それらをここもポイント!醤油に和辛子を入れたものを作り、それに軽く浸して食べる。


これはうちの嫁曰く「貧乏鍋」で、直伝のものなんだけれども、料理も簡単だし、栄養も取れて、ぼくは結構スキな料理なのである👍


このレベルで料理といえるものかどうかは、わかりませんが(笑)




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