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【ワーママたちの本音】第2子の出産で産休・育休を取得。キャリアと子育ての両立で大切なことは?

 ヒューマングループ各社には、小さなお子さんを育てながら働くワーキングママがたくさんいらっしゃいます。仕事と育児の両立テクニック、同僚や家族のサポート、今後のキャリア形成など、さまざまなテーマについて本音で語っていただきました。

ヒューマングローバルタレント株式会社 事業推進室プロダクト&マーケティング 課 |岩田 綾菜さん

――岩田さんは2021年5月にヒューマングローバルタレントへ入社されたそうですね。前職ではどんなお仕事を?
 
  2011年から約10年間、英会話スクールを運営する会社に勤めていました。最初の2年間は内勤営業を行い、3年目に社内公募でマーケティング部署へ異動。会員向けのキャンペーン企画や電車広告やTVCMなどオフラインのマーケティングやPR全般に携わりました。

――転職を考え始めたきっかけは?
 
 コロナ禍がターニングポイントだったと思います。私は2016年に社内結婚をし、2019年6月に第1子を出産したのですが、産休・育休から復帰したのが、2020年4月。緊急事態宣言が発出され「ステイホーム」が呼びかけられていた時期で、長女を保育園に通わせられず、私も夫も在宅勤務で子どもの世話をしながら働いていました。子どもを寝かしつけた後、深夜まで仕事をするような日々が続き、家庭が回らず大変でした。そのうえ、コロナ禍で、自分が培ってきたオフラインのマーケティング経験が活かせないことを痛感し、これまでとは別のスキルを身につけたいと考えるようになったのです。
 そうして転職先を探す中で、ヒューマングローバルタレントでデジタルマーケターを募集していることを知り、自分のスキルアップと生活を立て直すために、転職を決意しました。在宅を中心としたフルタイム勤務と子育てを両立できる環境が整っていることと、オンラインのマーケティングを新たに経験できることが、入社を決めた理由です。


――入社後は、どんなお仕事をされていますか?
 
 ユーザー向けのデジタルマーケティングとして、いろいろなことをやっています。去年までは、サイトに登録してくださるユーザー獲得のための施策を手がけてきましたが、現在はサイト内でユーザーにいかに動いてもらうかの仕組み作りをメインに行っています。そのほか、マーケティングのチームリーダーとして、マーケティング活動全体を見ながら、後輩の育成にも取り組んでいます。

――働き方や、1日のスケジュールについても、教えてください。

 勤務時間は基本的には朝8時から午後5時まで、在宅勤務が週4日、出社が週1日です。在宅勤務の日は、朝7時半に長女を保育園に送り、自宅に戻って8時に始業。プロジェクト計画の中で、今日1日何をするか、自分でスケジュールを立てて作業をしています。午後5時に仕事を終えたら、洗濯物の取り込みをして、炊飯器のスイッチを入れてから保育園のお迎えに行きます。6時前に帰宅して、6時半頃から夕食。8時頃に長女と一緒にお風呂に入り、9時には寝かしつけます。以降は自分の時間で、遅いときは12時頃まで起きていることもあります。
 出社の日は、夫を在宅勤務に切り替えてもらって、保育園の送り迎えをしてもらいます。私は朝7時半過ぎに家を出て、夜7時頃まで仕事をして帰宅します。

――夫婦でうまく分担できているんですね。

 夫の在宅勤務と私の出社日の調整が難航することもありますが、いまのところ、このやり方でなんとか回っています。


――育児と仕事、家庭を両立するうえで大変なのは、どんなことでしょう?
 
 やはり、子どもが体調を崩すと大変ですね。もう4歳になったので、乳児の頃に比べて体調を崩すことは減りましたが、一度体調を崩すと1週間くらい続いてしまうこともあるので、そうならないように、子どもの体調管理には気をつけています。食事で栄養をしっかり取ることと、子どものペースを乱さないように生活することを心がけています。
 あとは、イレギュラーな事態に対応できるよう、仕事では今日できることは今日やる、後回しにしないことにしています。後回しにするとどんどんツケがたまってくるので、締め切りの1日前には仕上げておきたい。そのためのスケジュール管理が一番大変かなと思います。仕事でも家庭でも、突発的にイレギュラーが発生したときに対応できる余力が欲しいので、自分が立てた計画通りに進むよう、頑張っています。

――仕事や家事の効率アップのコツはありますか?

 考えなくてはいけないことがたくさんあるので、やらなければいけないことは全部カレンダーにメモしています。GoogleカレンダーにタスクやTo Doを全部メモ登録し、終わったら削除する。やらなければいけないことを覚えておこうとしても忘れてしまうので、書き出して「見える化」して、確実に1つずつ消化していくことが大事だと思っています。
 家事に関しては、在宅勤務の日は昼食をササッと終わらせて、昼休憩の残り時間を利用して夕食の仕込みや洗濯物の片づけ、掃除など、ちょこっと家事をしたりしています。生活感のないスッキリとしたお部屋に憧れますが、いつでも「ついで」に掃除ができるように、掃除機はすぐ手に取れる位置に出しっぱなし。家事の効率化にはいろいろな方法がありますが、私には、すき間時間にちょこちょこやるのが合っているみたいです。


――休日は、どんな風に過ごされていますか?

 必ずやるのが、1週間分の食材の買い出しです。あとは平日にできない掃除をしたり、近所の公園に子どもを連れていったりと、生活に必要なことをやっている感じです。子どもと一緒に休む時間も大切にしています。子どもも毎日保育園に行くと疲れるので、体調管理のためにも、しっかり休むことは必要だと思います。

――1月から、いよいよ産休ですね。どのくらいの期間、休業の予定ですか? 男性育休について、夫婦間で話し合ったりされていますか?

 2月15日が出産予定日で、2025年4月に復帰予定です。長女を出産したとき、夫は3カ月くらい男性育休を取得しました。今回も、産後1カ月くらいは男性育休を取れるといいね、と話しています。

――産休・育休に対するヒューマングローバルタレント社内の雰囲気はどうでしょう?

 当社は女性社員が多く、産休・育休取得者も多いです。中には2人目、3人目の産休・育休を取られた人もおり、ほぼ全員が仕事に復帰しています。時短勤務や在宅勤務など出産後も仕事を続けやすい働き方の選択肢があり、社員の皆さんもワーキングママと働くことに慣れているように感じます。

――産休・育休でしばらく仕事を離れることに関して、不安はありますか?

 長女の産休・育休から仕事に復帰したとき「浦島太郎状態」を経験しているので、その怖さはあります。デジタルマーケティングはトレンドの移り変わりも早いので、復帰したときに自分の経験が通用するのか、また一から振り出しに戻ってしまうのではないか、という不安はあります。でも、その一方で、いったん仕事を離れることで、自分がどんな生き方をしたいのかを改めて見直すきっかけになったり、時間に余裕ができて、これまで手を出せなかったことに挑戦できたりする、という楽しみもあります。前回の産休・育休中は、英語の勉強をしていました。今回も、余力があれば資格の取得など何か新しいことに挑戦したいと考えています。

――最後に、これから産休・育休を取得する人へのアドバイスをお願いします。
 振り返ってみると、前回の産休・育休から復帰したときの私は、気負い過ぎていた気がします。仕事をバリバリ頑張りたいし、子育てもしっかりやりたい、家事もきちんとこなしたいと、全てに完璧を求めていたのです。でも、いまは「自分に合う生活スタイルを産休・育休中に見つけられると、気持ちが楽になるのかな」と感じています。子どもが産まれると、仕事も家庭も、いろいろな面でこれまでとは違う大変さが出てきます。パートナーとも話し合いながら、産休・育休を通して、自分たちにとって無理なく快適な生活スタイルを模索していくのがいいと思います。

<岩田 綾菜さんプロフィール>
約10年勤務した英会話スクールから転職し、ヒューマングローバルタレント株式会社に2020年入社。デジタルマーケティングのリーダーを務める。
前職在籍中の2016年に社内結婚。19年に長女を出産。
取材時のお子さまの年齢は、4歳。2024年2月に第2子を出産予定。


※2023年12月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・部署名等は取材時のものとなります。


<ヒューマングローバルタレント株式会社・会社概要>
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