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著書[今こそ中道政治の出番!〜最強日本のビジョンとは~](仮)

目次
(はじめに)私が生きてきた時代とは
(1章)いま日本が置かれている状況
(2章)中道政治とは何か
(3章)中道政治が果たすべき役割
(4章)日本は最強国家になれる
(終わりに)中道政治をつくる新しいリーダーとは

私が考えている最初の著書について、構成を考えてみた。

なぜ政治のテーマであるのか?

それは、今だからこそ政治のリーダーシップが問われているのでないだろうかと思うからです。

時代の変化が激しいとき、政治はリーダーシップを発揮してきました。
しかし、リーダーシップを発揮できない国家は滅亡していきました。
日本を滅亡させたくない筆者としては、政治に対する警鐘をしておきたいと
考えました。
以下に、(はじめに)で書こうと思っている原稿案を発表します。
時間があれば、読んでください。

(はじめに)
 はじめまして。私は○○○○と申します。
この本を手に取っていただきありがとうございます。最初に自己紹介からさせていただきます。私は1985年3月に東京都多摩市で生まれ日野市で育ちました。生まれたときの日野市は畑も多くて緑が豊かな町でしたが、
中学生頃から再開発が進み、今や人口が増えて住宅が広がる街へ変化を遂げました。

 すこし私が生きてきた時代を振り返ってみようと思います。私が生まれた1985年の日本は、公社民営化により、「日本電信電話」が「NTT」に。「日本専売公社」がJTへと民営化となりました。日本初のエイズ患者が確認されたり、男女雇用機会均等法の成立もありました。また「ファミコン」の誕生や「科学万博」の開催、「青函トンネル」開通もありました。
世界を見渡すと、ソ連にゴルバチョフ書記長が就任し、「プラザ合意」がありバブル経済への序章も起こりました。日本と世界が新時代の幕開けを告げていく年に私は生を受けたのです。1985年以降日本や世界は激動の時代へと突入していきます。
  具体的には、「ソビエト連邦」の崩壊による共産主義の崩壊、東西ドイツ統一、天安門事件、湾岸戦争、リーマンショックによる経済不況
2001年9月11日のニューヨークビル爆破テロ、北朝鮮やイランの核開発、EU(欧州連合)の誕生による地域国家の出現、中国の台頭やTPPやRCEPなどの経済連携の誕生、新型ウィルスの脅威による経済活動の変化等世界を揺るがす事件が起きています。

 日本もバブル経済の発生と崩壊によるデフレ不況と消費税導入、1955年の政治体制の崩壊、金融機関の不良再建問題による混乱、ITバブルの発生と崩壊、小泉政権による劇場型政治の台頭、阪神や東日本の震災発生、政権交代による政治不安、安保法制による集団的自衛権の容認など
国際情勢の変化と日本の変化がリンクしていました。まさしく生まれたときから時代の変化を感じてきた世代ですね。私が生きてきた時代は、1945年以降に作られた世界秩序が変わっていくプロセスだったのではないかと思います。

 日本や世界情勢を肌に感じながら、私はニュース番組に興味を持つようになりました。小学校の時から偉人伝を読むのが好きで
戦国武将に憧れていましたので、ニュースをみながら時代を変える人になりたいと漠然と思っていました。じゃあ時代を変える人は誰なんだろうと考える中で、自然と政治に興味を持つようになってきたと思います。20歳になってからは必ず投票に行って、開票速報を食い入るように見ていました。その後の日本政治はどうなるのか?と思いを巡らせていたのを思い出します。

 ちなみに、私が初めて投票行動を行った選挙は「郵政解散」と言われた2005年9月11日の衆議院総選挙です。郵政民政化法案が参議院で否決されて
小泉首相が衆議院を解散した総選挙です。反対派には刺客候補と言われる「小泉チルドレン」が送り込まれるなど劇場型選挙と言われた選挙でした。
小泉政権の圧勝に終わりますが、メディアも終日取り上げるなど熱狂的な選挙であったことを覚えています。

 やがて社会人になった私は「リーマンショック」による経済不況を感じながら、自民党政権の末期を感じるようになりました。
1年で首相が変わってしまう、失言の数々、民主党の台頭による混乱などを見ながら、政治の混乱が日本を混乱させることを感じました。
 そして2009年の総選挙により民主党政権誕生することになります。国民が日本の変革を期待した結果だったと思います。私が政権交代のダイナミズムを感じた出来事でした。
 しかし、民主党政権で更に日本は混迷を深めていきます。普天間基地の国外移設を断念して鳩山政権が終焉。菅政権も尖閣諸島沖での中国船衝突事件の対応で船長を釈放することになり国内から批判を浴びることになりました。そして外国人献金問題も浮上するなど支持率が低下していきました。
そして、2011年3月11日に「東日本大震災」の発生。東京電力福島原発で事故が発生し、波による被害が甚大となりました。原発事故の処理や復興支援の遅さにより菅政権は批判を浴びることになり退陣。野田政権はデフレ下の経済にある中、消費税の増税を決断。3党合意の枠組みで消費増税の流れを作りました。
 結局政権交代をしたものの、日本は混迷を抜けることができませんでした。野田政権は与党分裂により追い込まれてしまい、2012年12月に衆議院を解散。政権交代により安倍自公政権誕生し、再び自民党中心の政権が戻ったのです。

 安倍政権は、「デフレ脱却」を掲げて経済再生を公約にして、「3本の矢」とよばれる政策を実行。金融緩和を実施した結果、日経株価は上昇しました。経済再生を掲げる中、支持率は高止まりの状態にありました。高支持率を背景に、数回の総選挙と参議院選挙を勝利。集団的自衛権の行使を認める憲法解釈変更を閣議決定し安保法制を成立させました。2度の消費増税も実施するなど財政再建にも着手しました。
 しかし、公文書管理の杜撰さや「新型コロナウィルス」感染拡大による緊急事態宣言や現金一律10万円給付など混乱した危機管理体制が批判されるなど課題も多い政権でありました。
 国外に目を向ければ、北朝鮮拉致問題は解決できず、核開発の脅威が広がる一方でした。中国による尖閣諸島への威嚇行動は止めることができませんでした。そして、憲法改正を掲げたにも関わらず国民投票法も成立させることもできず、中途半端な結果に終わった政権となりました。
結局、体調不良により任期途中で政権を交代することになったのです。

 私が生きてきた時代をざっくり振り返りました。政治の混乱により、私たちの生活は混乱することを教えてくれた時代でした。
しかし、政治がビジョンを示したときに、高揚感と希望が出てくることも教えてくれました。
 いまこそ政治がビジョンや希望を示し、日本が置かれている問題を解決していく事が重要な時代ではないか。2020年以降、デジタル化、資源、食料などの国家覇権争いや少子高齢化社会による社会変革、2050年カーボンニュートラルへの経済改革などに取り組むためにも政治のリーダーシップが求められるのではないでしょうか。

 では政治のリーダーシップを発揮するために、何を軸として進めていけば良いのでしょうか。それが本書のテーマになっている「中道」という言葉です。いまこそ「中道政治」が問われている時代ではないでしょうか。世界の国々では分断や格差が広がり、不安と混乱のさなかにいます。「中道」の精神で政治のリーダーシップを発揮するべきと考えています。

これから、日本が置かれている状況を把握していきながら、「中道」の精神とは何かを考えていきます。
そして、中道政治が果たす役割と日本のビジョンを示します。
最後に、中道政治を行っていくリーダーとは誰であるかを示していきたいと思います。
しばらくの間お付き合いください。

原稿案は以上です。
長文を読んでくださりありがとうございました。