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非帰国子女・留学経験なしの私が、外国籍向けカスタマーサクセスに挑戦してみた結果

こんにちはー、アットハースでカスタマーサクセスをしていますNozomiです。大企業→メガベンチャー→スタートアップと転職してきた20代後半です。これまでの経緯スタートアップで働く中でリアルに感じることスタートアップでの働き方のコツなどは過去記事もご覧ください!

さてタイトルの通りですが、私は非帰国子女・留学経験なしながら現在アットハースでなんとか外国籍の方向けのカスタマーサクセスの仕事に食らいついており、1年間とりあえず生き延びています汗 ...というのはもとい、担当してきたお客さま方よりReviewで平均5つ星を頂くなど、本当にありがたいことに曲がりなりにも一定ご評価をいただいております。

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タイトルでは「挑戦してみた結果」と書いていますが、もちろんまだまだ挑戦途中のため、今日は「非帰国子女・留学経験なし」の立場から、そもそもなぜこの仕事の選んだの?というところから、仕事での英語力アップのために、日々どういった工夫をしているか?といったことがお話できればいいなーと考えています。

転職・仕事選びの軸は人それぞれ色々あるかとは思いますが、私の場合は「英語で売ることが強いられる環境であること」というのもアットハースに入る際には大きな選定のポイントとなっていました。

(※「売る」という具体的なワードを書いていますが、私はなんとなくキャリアの方向性として、営業やカスタマーサクセスといった顧客に対峙する仕事を志向しており、かつ向いていると思っているため特に「売る」と表現しています。)

そう考えるようになったきっかけは3年間の商社での勤務経験にあります。
大学の英語の授業でのディスカッションパートでは何も喋れずに貝のように黙り、ときおり神妙にうなづくことで乗り切っていた私ですが、やはり商社で取引をするようになるとあー、だのうー、だのwell〜、how can I say〜、などを連発しつつもなんか喋ってる自分がいることに気づきました。

なんか喋ったことが、相手方の相当な努力と歩み寄り姿勢のためになんとなーく伝わり、取引が前進。やがて成約。そのとき目から鱗が落ち感動しました。さっさと、勉強なんてしてないで、コレ(仕事)やればよかったんだと。「英語で仕事をすること」「お金を払って英語を勉強するのではなく、英語を使ってお金をもらうこと」が上達のヒントだと確信を持った瞬間です。

さらに、「英語で仕事をする」をさらに細分化していくと、単に同僚(仲間・身内)と英語でコミュニケーションを取るだけでなく、「顧客と英語でコミュニケーションを取らなくてはならない=英語で売る必要がある」というのが最もメキメキ上達する環境だな、と考えるようになり、絶対にそういう環境を探そう!と思っていました。

「成約」という明確なゴールがある中で、あと数時間で取引先に回答をしなければいけないのに顧客の意思決定者がうんと言わない状況や、契約がまとまりかけた最終段階で自分のミスに気づき、どう説明するか考えあぐねているといった臨場感のある状況で、心臓のドキドキや冷や汗などとともに身体的感覚を伴って英語が身につきます。

ここまで辛い状況でなくても、「あーー一番奥の部屋ですってなんて言うんだ?」とか、「この物件、駅から徒歩20分...その間なんとか会話を繋がなくては、、」などの比較的ライトな状況であっても「困ったなあ」という感覚とともに強烈にインプットされる気がします。

さて、少しポジショントークになってしまうかもしれませんが... 日本を拠点に、英語で「売る」ことが経験できる環境にはどのようなものがあるでしょうか?

例に挙げた商社もそうかもしれませんが、(あくまでも私の経験では)どうしても現地の顧客と直接対峙するのは現地法人のスタッフのため、実際に本社からやり取りをするのは現地法人の外国人スタッフ(広義では身内)というケースが多かったです。

また外資系企業=英語!と短絡的な発想になってしまいがちですが、そもそも外資系企業は(特に営業職の場合)日本市場をマーケットとしているために顧客は日本企業の日本人ということが多いように感じます。

日本を拠点にしながら、外国籍の顧客向けに、英語で「売る」仕事...そのような英語を身に付けるのにうってつけの環境が、いったいどこに存在するのでしょうか...?

宣伝を挟みましたところで、せっかく見ていただいた方のために、最後に英語力アップのTips系も置いておきます。アットハースのサービスで心掛けている英語コミュニケーションは、簡潔で親しみやすい、実用的な英語です。

オススメ1:English Grammar In Use

日本の英語勉強シーンではあまり知名度が高くありませんが、帰国子女の同僚のNaoが自信をもってイチ推しする、英語で英文法を学ぶ教材です。彼が幼少期に渡米して全く英語が喋れなかったところ、この教材をひたすら繰り返すことで次第に喋れるようになったのだとか。

彼が幼少期に使っている教材をアラサーの今やっているという時点で10周回遅れ感が半端なく、絶望とともにうなだれてしまいそうですが、私も騙された気持ちでとりあえず1周やってみました。「英語をダラダラ見ていれば、聞いていればいずれ身につくようになるんだ」という幻想がいい意味でブチ壊され、英語を構造で捉えることができるようになりました。

中学・高校と英文法を学んできましたが、英文法というのは「リーディング・ライティング・単語・英文法」と色々な切り口がある中でのあくまでもサブ教科的な位置付けだったように思います。(少なくとも私にとってはそうでした。)ただ、やはり別の言語体系でガッチリ脳のOSが構成されている日本人は、何はなくとも英文法をもっときっちりと学ぶべきなんじゃないかなと思います。

論文を読むわけでも、ゴリゴリの専門用語が必要なわけでもない、簡潔で親しみやすい、実用的な英語が必要な今は、学生時代の英語=単語暗記学習をアンラーニングする必要があります。難しい単語を覚える前に、そもそもシンプルに「時制」とか、ちゃーんと理解して自信をもって使えていますか?(ちなみに私はまだまだです。)

さらには、「理解」できるだけではダメで、実務とともに何度も繰り返すことで「体得」する必要があります。(新しいスポーツを身につける感覚に近いです。)
というわけで今は教本2周目ですが、実務の中でもwouldやmight have、should haveなどこれまでさっぱりわからず使ったこともなかった自分がナチュラルに会話の中で使うようになっている。すごーく進歩を感じるので続けていきます。

オススメ2:DeepL

有名なので使っている方も多いかと思いますが、Google Translatorよりも圧倒的に精度が高翻訳サービスがブラウザ上で利用できます。

翻訳ツールに頼るのはいかがなものか?というご意見もおありかもしれませんが、まず第一にお客さんには私たちの英語学習事情は関係ありません。チンタラせずスピーディーな対応が求められるシーンは多いと思います。

また、実は上の英文法学習との相乗効果が期待できます。メールやチャットでとっさに、なんと英語でいえば良いかわからない文が出てきたとき、日本語で文を作り(誰が・何を・どうするを強調して構造的にスッキリした文を書くと、翻訳精度が上がります)、翻訳された文を見て、おかしな部分だけを手直しをしていきます。

1でしっかり文法を身に付けている人こそDeepLを最大限に活用することができます。英語で伝えられないだけだと思っていたら、そもそも雰囲気で理解しているだけで日本語でも説明できなかった、ということもよくあり自分の頭の中の整理をするいいきっかけともなります。

2021年、新しく「英語」に挑戦してみようと思う方もたくさんいらっしゃと思います。実は、「英語を使って働いてみる」、さらには「英語で売ってみる」というのが最短コースかもしれません!それではまた :)

<連絡先> "アットハウス"とお間違いなく😉
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