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日本での食品安全文化 ~組織文化の背景!?~

こんにちは! あたたけ です。

食品安全文化、あたたけ内でここ最近ブーム再来なのですが、先日ある研修を受けいろいろと考えさせられましたので、今回はその辺りをまとめます。

改めて食品安全文化というものを整理しておきます。

▼食品安全文化に関連して、いろいろと記事にしています!

で、食品安全文化というものがなぜ言われるようになったのか、食品安全文化はどのような位置づけにあるべきなのか、あたたけなりにまとめると、以下のようになります。

あたたけの品管スタンスは『人』重視ですので、とても歓迎する話です。
一方で、実際に今の会社で働いての肌感覚なのですが、『食品安全文化ってそんなに大層な取り組みなの?』『実はすでにある程度は根づいてない?』という疑問があります。

まぁ、食品事故防止というものは『一人のスーパーエースを育てる』のではなく『全員をそれなりのレベルにする』のが大事ですので、『ある程度』ではダメなんですけどね。
てゆーか、全員をそれなりのレベルにするためには、形が整った教育だけでなく『言葉にできない雰囲気』が大事ということで、『食品安全文化』というものが提唱されたのでしょう。きっと。

さて、この謎の安心感?自信?の根拠をいろいろと考えてみると、、、
ぶっちゃけ、『採用時点でそれなりの人を選んでいる』『そもそも衛生への意識がないという人はいない(知識は不足しているが)』ということが大きい気がします。
従業員の皆さまに甘えている状態ですね。楽でいいことです!

で、さらにその背景には『(外国籍の方も含め)日本全体の衛生観念』というあいまいなものがあるのかなぁと。。。。
組織文化の背景には、組織が存在する国・地域の文化があるんですよね!

なので、組織の食品安全文化を育んでいくには、『組織の存在する地域文化を念頭に置く』『地域文化を踏まえた上で、取り組むことを整理する(≒大丈夫なことは大丈夫と判断する)』という発想を持たないとダメだろうなぁと思います。

ぶっちゃけ、『日本はキレイ』という話はよく聞きます。
本当のところは何ともわかりませんが、実際そうなんだと思います(実情がわかる方は教えてください_(._.)_)。
つまり、日本で生活している人って国籍に関わらず、それなりに衛生を大事にしているんだろうなぁと思います。
仮に元は違ったとしても、やっぱり周りの影響は大きいですから。

その辺りを踏まえて各種文書・ガイドラインを活用しないと、けっこうムダなことをしてしまいそうなんですよね。
研修でも『ガイドラインは推奨事項』とご説明いただきましたが、『そうは言っても文書にあることはやらないとダメ』と馬鹿正直に受け取るのも日本の文化な気がしますので。

ちょっとした愚痴ですが、日本においても食品関連で働いている人って下に見られがちです。
あたたけの被害妄想かもしれませんが、コロナ禍で言われた『エッセンシャルワーカー』って、今さらそんなこと言うの?ってある意味バカにされてるよなと感じた記憶も。。。。

そんなことも考えると、食品安全文化だけでなく食品安全規格なんかも『従業員は知識・意識が低い』という認識が前提になっている気もします。

性悪説で言うところの『人は元は悪でも人為(≒教育)によって善になれる』という狙いなのかもしれませんが、一歩目で『あなたはダメ』と言われるのはイヤな感じですね、、、、
リスク回避のためには必要な認識なのかもしれませんが、従業員からしたら『バカにしてるの??』と言いたいこともあるんだろうなぁと。。。。
(自分自身に問いかけて自己研鑽に繋げるには性悪説が良いんですけどね)

何にしろ、食品安全文化でも、食品安全規格でも、従業員の自主性をキチンと考慮することで有効な取り組みになるのは間違いないのでしょう!

ご意見・ご質問等、▼こちらからお願いします!

ではでは。今回はこの辺りで!

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