見出し画像

CLUB HUBlicの事業の話

当社のような弱小企業ですとw、シェアオフィス1つ経営するだけで、ギリギリなのであります.

築70年ほどのビルのリノベーションでもあるので、意外とイニシャルコストがかかったこと(融資をたくさん受けてます)と、熱海銀座という熱海ど真ん中なので家賃が高い(熱海の街中の賃料は横浜レベルと言われるくらい高いのです)。

そんな中、毎月、融資の返済ともろもろのランニングコストがかかることと家賃というコストが発生します。今は、家賃は1年間は黒字が出た分のみお支払いというとてもお優しいオーナーさまに助けられているので、共益費などのみの計上となっております。正規の家賃を支払い、融資の返済を続け、月々の支払いなどをたすと、「月30万円」は売上がないと赤字になります。

では会費を高くするのか?と言われると、平均所得が200万円台の街において、高くするのは実質不可能ですし、ここに参加してほしい人たちは熱海の企業で働く若者たちとなると、会費を高くすることはできない。(したくない。)

とはいえ、ただ売上をあげるために、高所得者の方に来てもらおうと思うと、きっとご自宅で仕事をする方が環境がいいと思います(ここは築70年の半地下物件なので)。私の場合も、自宅の方が海が見渡せる絶景で、光回線も来ているので、環境がいいのは自宅なのです。

さあ、何を価値として売るのか?
知恵の絞りがいがありますよね。

当CLUBの実態としては、1日に混み合っていても5名ほどの利用です。少ないと利用されていない日も月に数日、ありますw 月に1回程度しか利用されない方もいらっしゃいます。それでも現在、会員が22組。

何に価値を感じてくださっているのかは、部員さんのインタビュー記事などもご参考に。→ https://hublic.club/members_interview/

ヒアリングしたところによると、ここに関わっている方々がお互いに興味があるというケースと、会議室(オンラインミーティングなど1人利用が多い)が借りられるということにメリットを感じている。

コミュニティの価値と、それでいて一人になれる空間があるということなのだなと。一人になれる空間づくりはこれからもう少しハード面も含めて考えていきたい部分ではありますが、コミュニティに価値があるならコミュニティ自体をもう少し価値を高めてサービスにしよう。と決断しました。

そこで2種のオンラインサービスをスタートしました。
1つは先日こちらにも書きましたが、CLUB HUBlic Salonというサービスでどなたでも加入可能な「熱海に関わりたい、働きたい、起業したい」方に有益な情報をお届けするサービス。こちらもこれから特典がどんどん追加されていきますが、まずは情報収集のために利用いただく形。

もう1つが、参加条件は通常の部員さんたちと同じ審査基準があるオンライン部員というプランです。当CLUBの価値観と合うのだけれど、「遠方のためだったり、家庭の事情、自宅で仕事はしたい方、オフィスを持っている」などでワークスペースにはなかなか来られないけれど、コアに関わってくださる方々のためのプランです。

参加条件の目安としては当社のセミナーや講座に3回以上/年間、ご参加くださっている方やすでに当社のクライアント(研修やコーチング)の方です。
関わっていただけるメリットとして特典はいくつか設けておりますが、関わってくださることによって、部員さんがお互いにプラスになるかどうかが審査基準となっています。

みんな仲良く!とかではなく、お互いの事業にとって刺激になるのか、相乗効果になるのか、意見が違くても対話を深めていける人たちなのかどうか?を大事にしています。

当社が提供する価値は、趣味のサークルとは違うので(もちろんCLUBで出会った人同士が趣味でつながるのは歓迎)、よりコアにお互いの人生に関わりあえる人間関係ができるように仕掛けています。

ちょっと面倒臭いでしょw
そのくらいじゃないとコミュニティってうまくいかないという自分の持論があります。そういうエッジが多少あるコミュニティがいくつかできることで、いろんな人の居場所が確保できればいいなと思っているんです。誰でもOKのところには意外と誰も行きたがらないんですよね。

誰でもOKの場所は、事業になりにくい。価値がつくりにくいからです。なので行政がやる居場所支援との大きな違いは、我々は自分たちの事業として場所をつくる必要があるということなのです。もちろん寄付をいただいたりもしますが、それも寄付する価値を見せていかないと、集まらないわけで、常に、何が価値か?を問い続け、提供し続ける必要があります。

そうやってなんとか売上(会費)を確保して次の事業に投資をしていくわけです。

当社はキャリア・人材がど真ん中のビジネスでその当社が運営するシェアオフィスなので、場所貸しではなく、この場、コミュニティを使って、一人一人が自分のキャリア開発、事業成長を達成できることが価値なのであります。

よってオンライン部員が20名、CLUB HUBlic Salonが100名が1年以内に目指したい数字です。しばらくはここを考え抜いて行きたいと思います!

2021.7.3の熱海伊豆山の災害により、コロナ禍であることも含め、熱海で働く若者たちの環境はより悪化していきます。そんな若者の自律支援にいただいたお金は使わせていただきます!いつもサポートありがとうございます!