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『ワタシのココロは綺麗ですか? - Am I kind-hearted?』の原作から考える、お話の穴を塞ぐために必要なもの ついでに抜きゲー全年齢化のためにやったこと(ネタバレ&エロ要素有)
前書き 私がサイバーステップのノベルゲーム移植に触れてから、それほど経っているわけではない。検証記事を書き始めたのは宿主ガードマンの内容に驚いたからだったが、出会ったきっかけは少し前にとある方の別作品のプレイ配信を見たことだ。 今回紹介する作品はその時に配信されていたタイトルであり、初めてサイバーステップのノベルゲームを知った作品でもある。2022年7月21日に配信された『ワタシのココロは綺麗ですか? - Am I Kind Hearted ? -』がそのタイトルだ。
サイバーステップのノベルゲームはここから始まった 『雨音スイッチ -AmaneSwitch-』と原作ゲームの差異、また両者の感想(後編) ※ネタバレ&エロ要素有
前書き 前回の記事ではサイバーステップのノベルゲーム移植第1弾『雨音スイッチ -AmaneSwitch-』の原作である、『雨音スイッチ 〜やまない雨と病んだ彼女そして俺〜』(公式サイト。18禁なのでアクセス注意)の内容を主に紹介した。後編となる今回は全年齢化するに当たってどのような改変が加えられたのか、また原作・移植版双方の感想について書いていきたいと思う。ゲームの主な流れは前回の記事を参照して頂きたい。 移植版でどう変わったのか デザインの変化 まず最初に目につ
サイバーステップのノベルゲームはここから始まった 『雨音スイッチ -AmaneSwitch-』と原作ゲームの差異、また両者の感想(前編) ※ネタバレ&エロ要素有
前書き サイバーステップのノベルゲーム移植を検証する記事を書き始めて、今回でちょうど10回目となる。ということで、今回は記念すべきサイバーステップのノベルゲーム移植第1作目を取り上げることにした。 今回紹介する作品は2021年10月7日に配信された『雨音スイッチ -AmaneSwitch-』だ。原作は2013年7月26日にスワンの別レーベル、黒鳥から発売された『雨音スイッチ 〜やまない雨と病んだ彼女そして俺〜』(公式サイト。18禁なのでアクセス注意)。黒鳥から出たゲ
これが"普通”のサイバーステップ 『ココロシャッフル』から考える、脱臭されたゲームのプレイフィールの虚しさ(ネタバレ&エロ要素有)
前書き エロゲーという文化にほとんど触れないまま育ってきたため、サイバーステップ製ノベルゲームの検証記事を書き始めてから泥縄的にエロゲー界隈について勉強するようになった。ブランドやレーベル、ジャンル、ユーザーの嗜好、批評サイト、そして某KOTYe等。そこで知ったのは、どうやらサイバーステップが移植しているエロゲーは概ね評判が芳しくない、ということだった。 確かにこの記事の原作はかなりの低クオリティだったが、他のもそうなのだろうかと少し考えた。なにぶんプレイ経験が少ない
サイバーステップの許されるライン・許されないライン 『滴るあの娘』がe-shopから消えた理由を考える(ネタバレ感想&エロ要素有)
前書き 近年ではゲーム開発及び販売のハードルが下がり、個人制作でも容易に発表し販売する場が増えている。PCであればsteamには膨大な数のゲームが並んでおり、またCS機においてもハードを問わず数多くのゲームが販売されている。マルチプラットフォーム展開されることも非常に増えた。サイバーステップのPandaShoujo作品は主にニンテンドーSwitchとsteam、そしてDLsiteで展開されている作品群だ。 今回取り上げるPandaShoujo作品はニンテンドーe-sh
PandaShoujoの前身、CSノベル部に込められた“気合い” 『シオリノコトハ - Dark Reflections -』と原作ゲームとの差異、また両者の感想(ネタバレ&エロ要素有)
前書き サイバーステップのADVプラットフォームは現在こそPandaShoujoという名前ではあるが、以前は『CSノベル部』と言われていた。名前が違うくらいでやっている事は大きく変わってはおらず、エロゲーからエロを抜いてUIを共通化、多言語対応させて発売するというものだ。この記事ではそんなCSノベル部の記念すべき第一弾作品を取り上げたいと思う。 今回紹介する作品は2022年2月24日に配信された『シオリノコトハ - Dark Reflections -』。原作はスワン
サイバーステップの通常営業 『~ハズレ転生~ 最底辺から始める異世界経営』はいかにして全年齢向けとなったか(ネタバレ感想&エロ要素有)
前書き 今までの記事で、サイバーステップのプラットフォーム『PandaShoujo』の作品について3作触れてきた。しかし3作ともPandaShoujo作品の中ではかなり癖の強い方であり、いつものPandaShoujo作品、という括りに入れる事が難しかった。PandaShoujo作品は全部で20作以上、前身である『CSノベル部』の作品と合わせると外伝作を含めて40作以上という数になるが、以前取り上げた3作、特に宿主ガードマンと強運傭兵と宝石の姫騎士は例外と言っていい作りに
PandaShoujoの秘密兵器? ゲームシナリオライター『おおるりしん』の実力とその魅力(後編という名の反省会) ※ネタバレ&エロ要素有
前書き 前回の記事でサイバーステップのプラットフォーム『PandaShoujo』から発売された『強運傭兵と宝石の姫騎士 - Fortunate Duo -』の解説をした。元のエロゲーからエロを取り除き、代わりに詳細な設定を詰める事でダークファンタジーとして一本立ちした作品だった。今回は前回の記事に引き続き、ゲームシナリオライター『おおるりしん』氏の仕事について語っていきたいと思っていたのだが。 前回の記事ではダラダラと長く書きすぎてしまったこともあり、その反省として今