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整形外科🏥クリニックと県スポーツ協会🏈医科学スタッフのJSPO-AT。 一人一人の患者…

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整形外科🏥クリニックと県スポーツ協会🏈医科学スタッフのJSPO-AT。 一人一人の患者さんや選手に 適切な運動を指導するという当たり前がコンセプト🏐 AT学生さんにも有益なAT試験内容も発信!

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AT筆記試験を受ける前に読んでください。

こんにちは。みるめATです。 今回はTwitterの方でアンケートを取ったところAT試験について投稿したら見たいという答えが多かったので、AT試験について投稿します。 どんな内容を投稿しようか迷ったのですが、対策などは他の方も投稿しているので、今回はAT試験の内容に対しての対策というよりかはAT試験とはまずどのような試験なのか?そして一応私が行った勉強法なども織り交ぜて投稿していきます。なので、まずは皆さんに試験を受ける上で頭に入れておいて欲しいと思いAT試験の概要につい

    • ヒップリフトを考える

      こんにちは。みるめです。 今回は少し別の角度からnoteを書いてみようと思います。ヒップリフトはリハビリやエクササイズで汎用性が高くよく実施されることが多いです。しかし、バリエーションが多くアレンジしやすいメニューなので一つ一つのメニュの目的やこのアレンジはどこに効果的なのか?を私なりにまとめられればと思います。 ○そもそもヒップリフトとは?皆さんご存知のように仰臥位にて臀部を持ちあげるように股関節伸展するCKC(Closed Kinetic Chain)エクササイズです

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      • 変形性膝関節症とエクササイズ

        こんにちは。みるめです。今回は変形性膝関節症について投稿します。 今回も簡単な膝OAの概要から運動までまとめていきたいと思います。 ◯変形性膝関節症とは変形性膝関節症(以下、膝OA)は現在日本の高齢者の820万人(4人に1人)が疼痛を訴える膝OAに罹患していると言われています。1) 発生要因として、以下のことが挙げられます。 ・加齢 ・遺伝子 ・性的(女性に多い) ・体重 ・膝関節外傷の既往 ・関節軟骨に加わるメカニカルストレス 中でもメカニカルストレスは重要な因子

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        • 肩関節周囲炎✖️運動 〜僧帽筋下部に着目して〜

          こんにちは。みるめATです。 前回のnoteの方で肩関節周囲炎の理論について投稿しました。今回はそこから我々アスレティックトレーナーがどのように肩関節周囲炎の方に運動指導やエクササイズしていくべきかをまとめていきたいと思います。 あくまで一例であり、EBMに基づいた内容と現場での経験をもとに発信する個人の見解になります。 ◯肩関節周囲炎と僧帽筋下部線維理学療法ガイドラインでもありましたが、肩関節周囲炎患者では健常者に比べて肩関節外転時の上部僧帽筋の筋活動が有意に高く、ま

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        AT筆記試験を受ける前に読んでください。

          肩関節周囲炎に対して

          こんにちは。みるめです。 前回は肩関節の安定化機構について投稿したので、今回は「肩関節周囲炎」についてまとめていきたいと思います。中高年の方や高齢者の方のリハビリや運動を担当している方はとても多く目にする疾患だと思います。私もクリニックに多くの肩関節周囲炎の患者さんがいらっしゃるので改めてまとめてみました。 ◯肩関節周囲炎とは五十肩前後に起こる原因がわからない肩周辺の痛みと可動域制限を主症状とする状態。いわゆる「五十肩」などど言われることが多いですね。 ・好発年齢 40

          肩関節周囲炎に対して

          肩関節解剖②-動的安定化機構に着目して-

          今回は肩関節の動的安定性について投稿します。肩関節の安定性は骨による安定性が乏しく、様々な組織が活動することで肩関節の安定性の寄与と運動を行なっております。静的安定性では骨、関節唇、靭帯、関節包などについて供述しましたが、今回は動的安定性に関わる筋肉をメインに執筆していきます。 まずは解剖のおさらいからしていきましょう。 ◯解剖 ・棘上筋 ・棘下筋 ・肩甲下筋 ・小円筋 →上記の筋肉を中心とし関節窩に上腕骨頭を引きつける事(求心位)が重要 ●棘上筋 起始:棘上窩 停止

          肩関節解剖②-動的安定化機構に着目して-

          肩関節解剖①-静的安定化機構に着目して-

          こんにちは。みるめATです。 前回まで膝関節、腰部と投稿してきましたが今度は肩関節の投稿をしていきたいと思います。AT学生の皆さんも関節上腕靭帯の図と格闘しながらAIGHL?IGHL?MGHL?SGHL?などこの辺の分野で肩関節への拒否反応を示す方も多いのではないかと思います・・・。自分なりに解説を入れながらnoteを書いていければなと思います。肩関節は一つのnoteにまとめると膨大な数になってしまったので何個かに分けて投稿していきたいと思います。 まずは簡単な解剖と静的

          肩関節解剖①-静的安定化機構に着目して-

          腰椎分離・すべり症

          こんにちは。みるめATです。さて前回は腰部脊柱管狭窄症について投稿しました。今回は腰椎分離・すべり症について執筆したいと思います。皆さん、腰椎分離症とすべり症の違いを明確に理解していますか。とりあえずテリアの首輪の疾患でしょ?となっていませんか。今回は腰椎分離症とすべり症に対してまとめていきたいと思います。 ◯腰椎分離症・すべり症とは腰椎分離症とは椎骨後方にある椎間関節突起間部(上関節突起とした関節突起との間)に亀裂が生じる病態の事。 腰椎すべり症とは亀裂が進行して上関節

          腰椎分離・すべり症

          腰部脊柱管狭窄症について

          こんにちは。みるめATです。 今回も腰部疾患について投稿していきます。今回は腰部脊柱管狭窄症です。スポーツ現場ではあまりみられない症例ですが医療機関で勤務しているATの皆さんは腰部脊柱管狭窄症の患者さんを担当する事が多いのではないでしょうか。もちろんスポーツ現場メインで活動されている方々も知っておいて損はないと思います。そこで今回は基本的な病態理解から適切な運動指導までの内容を投稿していきたいと思います。 ◯腰部脊柱管狭窄症とは?そもそも脊柱管狭窄症とはなんでしょうか?あ

          腰部脊柱管狭窄症について

          腰椎椎間板ヘルニアについて

          こんにちは。ATみるめです。 今回は腰椎ヘルニアについてまとめていきたいと思います。スポーツ現場でも整形外科でも多くみられる疾患だと思います。まずは病態理解から術式によるリスク管理や運動指導までまとめていきたいと思います。 ◯腰椎椎間板ヘルニアとは椎間板の退行変性変化や機械的刺激の蓄積によって発症。椎間板線維輪が損傷し、椎間板の髄核が脊柱管内部へ膨隆あるいは脱出し、脊髄神経を障害し様々な症状が出現する。 ◯症状・下肢の痺れ ・感覚鈍麻 ・筋力低下 ・腰痛 ・下肢痛 など

          腰椎椎間板ヘルニアについて

          腰部の解剖

          こんにちは。 みるめATです。 前回までは膝関節について投稿しましたが、今回からは腰部の解剖と腰部疾患、腰部の手術、それに合わせて術後の運動処方のリスク管理やポイントなどを投稿できればと思います。 腰痛に関しては国民病と言われるほど現代人とは関わりの深いものだと思います。 ◯腰痛と現代人厚生労働省の国民生活基礎調査の概要でも長年、腰痛は男女ともに上位を占めています。令和1年度(最新版)の病気や怪我で自覚症状のある人の割合(以下、有訴者率)をまとめたデータによると以下の

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          自己紹介

          初めまして。みるめATと申します。 簡単に自己紹介させていただきます。 【現在の仕事】                整形外科クリニックアスレティックトレーナー   スポーツ協会医科学スタッフ        高等学校男子バレーボール部トレーナー   市スポーツ推進委員    【今まで携わったスポーツ】           社会人ラグビーチーム              社会人女子7人制ラグビーチーム         社会人アメリカンフットボールチーム       高校生

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