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AT筆記試験を受ける前に読んでください。

こんにちは。みるめATです。

今回はTwitterの方でアンケートを取ったところAT試験について投稿したら見たいという答えが多かったので、AT試験について投稿します。

どんな内容を投稿しようか迷ったのですが、対策などは他の方も投稿しているので、今回はAT試験の内容に対しての対策というよりかはAT試験とはまずどのような試験なのか?そして一応私が行った勉強法なども織り交ぜて投稿していきます。なので、まずは皆さんに試験を受ける上で頭に入れておいて欲しいと思いAT試験の概要についてまずは話していこうと思います。

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◯前書き

私がAT試験を受けたのはもう何年も前になります。そして1発合格していません。大学4年生(現役)の時に受験し、1回試験に落ちています。

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そして、新卒1年目の時は仕事についていくのが大変で受けられませんでした。そして何年後かに改めてAT試験を受験し見事合格しました。

そうなんです。いわゆるエリート街道を歩んできたわけではないんです。しかし、私なりに工夫しながら仕事とテスト勉強を両立しながら勉強してきました。その秘策とそもそものAT試験の仕組みを投稿していきたいと思います。試験を受ける前にまずは敵(AT試験)を知ることはとても大切なことです。今年受験でなくても受験予定の方や今後受けてみようと思いている方にもみてもらえたら嬉しいです。では、いってみましょう!

◯そもそもAT試験の仕組みとは?何点取れば合格する?

試験には2通りあります。

1つは一定の合格点が取れていればその基準値以上の人は全て合格するシステムの試験

2つ目はテストの点数上位者のみが合格するという試験のシステムです。

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残念ながらAT試験は後者です。なので、できるだけ点数をとる事が必要になります。

AT試験は基礎と応用の2項目の試験があります。

基礎問題110問(必修問題10問+一般問題100問)
問題範囲
・スポーツ科学
・運動器の解剖と機能
・スポーツ外傷・障害の基礎知識
・健康管理とスポーツ医学
・スポーツと栄養
応用問題110問(必修問題10問+一般問題100問)
・ATの役割
・検査・測定と評価
・予防とコンディショニング
・アスレティックリハビリテーション
・救急処置

そして

日本スポーツ協会のAT試験の合格基準の欄には「合格基準」とは書いていません。「合格の考え方」と書いてあるのです。これまた不思議な書き方をしています。ちなみに「合格の考え方」の欄には必修問題8割以上、一般問題概ね7割以上の正解を持って合格とする概要欄に大体6割以上を合格とする。とりあえずこの書き方だとやはり必修問題は必ず8割以上は取る必要がありそうですね。問題は一般問題です。「概ね7割以上の正解」とは・・・。この書き方では7割取れても必ず合格ではないよ。ということですね。そうなんです。だから、7割取れているだけではダメなんです。確実に合格するために8割取らなければならないのです。

よく学校でも7割取れれば受かるか受からないかギリギリのラインと言われました。

しかし、先ほどお話ししたようにAT試験はテスト点数上位者が合格する試験なのでいくら自分が7割取っていても、周りが8割とっている人が多ければ残念ながら合格できません。

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そうなんです。なので基礎・応用ともに8割取れれば合格は固いと思います。

8割取らなければならないと考えると捨てられる問題はありません

解剖や外傷、アスリハ、コンディショニング、医学だけやっておこうという勉強法で点数稼ごうとする方もいらっしゃいますが、それは6割しか取れない勉強の方法だと私は思います。

しかし、合格には8割必要なんです。救急処置やATの役割、栄養も確実に点数が取れるように頭に入れる事が大切です。

そして、かなりの方が捨ててしまうバイメカもみんなが捨てに行くならそこの問題で点数稼げば合格がかなり近づきます。

出題数が少ない問題を捨てないでください

ATの役割や栄養、バイメカなどは出題傾向が出るところはいつも同じような問題なので、確実に取れるラッキー問題です。

また、テストには

①暗記したりその単語の意味がわからないと解けない問題
例)英語や歴史や理科など(いわゆる暗記もの)
②頭の中の知識でテスト中に少し考えれば分からなくても解ける問題
→国語や数学など

があると思います。

AT試験はほぼほぼ①の問題が多いと思います。たまに文章をよく考えればわかる問題もありますが。

なので、1度でも目を通していたり把握しておかないと分からない単語が出てくるので役割でも栄養でも出題範囲だけでもいいので目を通しておく必要があります。しかし、少し読んでおくだけで1点を取れるのでとても大切だと思います。

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◯私の勉強法

私の勉強方法をお伝えします。といっても皆さんに誇れるような大したことはしていません。

現役の時も社会人時代もAT試験の勉強法は基本的に同じでした。時間軸とともにお伝えします。

◯2月頃から勉強スタート

現役の時は筆記合格した上級生が実技試験を受けているくらいから周りには言わずにひっそりとAT試験の勉強を始めました。

社会人時代もこれくらいから1人で読み始めました。

まず始めたのはAT教本を一通り読み込む事です。これは学生時代も社会人時代も同じです。3ヶ月くらいかけて3周読みました。その中でわかない単語や文章は調べながら行ったので3ヶ月かかってしまいました。私はAT教本に書き込むスタイルだったので分からない単語は近くに意味を書いたり、解説を自分なりに書いたりしてまずは教本を読み込みました。家で読み込む時は声に出しながら読み込みました。声に出して、耳で聞いて、書いて、調べていいと思ったことはなんでもやってみました。

◯4月頃から現役時代はAT試験専門の授業がスタート

現役時代は学校での試験対策授業がスタートしました。

私の何年か前から過去問がJSPOで掲載されるようになりました。過去問をやってみて分からないところや間違えてしまったところをひたすら調べあげました。この頃の過去問といた時は現役時代も社会人時代も基礎・応用ともに60点行くか行かないかくらいだった記憶があります。学校では友達とワイワイしながら勉強することも大切だと思っています。結構、その時に話した内容は声にも出しているので頭に残っている印象です。

また、学生時代は友達とやっていると今自分が立っている現在地が明確になりました。周りが点数良かったりすると焦りがあったりするので切磋琢磨するにはいいかなと思いました。しかし、社会人時代だと1人で黙々とやることになるので現在地が曖昧になりがちです。なのでやはり周りの仲間は必要だと思います。私の場合はたまたま他にも受験する方を見つけたのでとても心強かったです。

◯7月夏頃から

先生が問題を用意してくれたりしてその問題をひたすら解きまくりました。また、やりっぱなしにはせず答え合わせと調べることは続けていました。過去問やプリントのやりっぱなしやなんとなく正解したというのがマズイことだと思っています。過去問解くことよりもその後に間違えた問題を調べ上げ上げることの方がとても大切です。それが①番の勉強です。なんとなく正解した問題も確認のために教本を開きなんとなく正解を確実に正解する事ができるまでにする必要があります

◯9月頃(試験2ヶ月前頃)

この頃には過去問解くと基礎・応用ともに現役時代は70点以上を取れるようになってきました。社会人時代は75点以上取れるようになっていました。

現役時代の落とし穴は僕はこの時期だったと思っています。

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まだ、基礎・応用ともに70点取れるだけだったのにここで安心して気持ちが緩んでしまったという気持ちが大きかったです。

自分でもここまで順調にきていたと思っていたのですが失速してしまいました。社会人時代はここでも気を抜かずに頑張りました。笑

11月試験直前

試合で言うともう調整時期だったので、風邪をひかないように(リアルに)体調に気を付けながら夜遅くまで勉強するのはやめました。勉強方法は変わらずです。

◯総括

勉強方法まとめ
・AT教本を一応全て目を通す(わからない部分は調べながら)
・過去問をひたすら解いて答え合わせ、調べるのサイクル
・学生は友達と勉強する時間と1人で勉強する時間を作る
・社会人も1人で勉強せず周りに仲間を見つける。

いかがだったでしょうか。

今回は、AT試験を受ける前の心得と自分自身の経験をもとに投稿しました。

また、希望があればnoteで教科別に勉強するポイントを投稿できればと思います。

ではこのへんで失礼します。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


みるめAT

埼玉県在住/整形外科クリニックにて運動指導

県内の部活動や強化選手などのサポート

Dr.やPTと共同して運動指導する中でATが運動指導する際に病態理解や術後のリスクなど把握するべき内容を投稿しています。病態理解や術後リスクを把握した上で運動指導できるATを増やしたい。ATの地位向上のために私ができることを。スポーツ現場だけではなくATの活動の幅を広げるために日々活動中。



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