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パブリックアート アクセス数ランキングTOP10を発表します!

こんにちは、@ARTです。

本日11月3日は文化の日。1946年11月3日の日本国憲法公布を記念して、日本の平和や文化の発展を願う日として制定されました。
文化芸術関連のイベントも多数行われる文化の日にちなみ、今回は@ARTのウェブサイトで閲覧数の多い人気作品を紹介したいと思います。
※Google Analyticsから、直近の2022年10月1日~30日の1ヵ月間でPV数の多い作品を集計しました。

それでは10位から行ってみましょう!

【第10位】シオタマ @汐留

シオタマ

東京・汐留の日本テレビ社屋前にに設置された水玉模様のカラフルな人のオブジェ作品です。2003年に汐留の日テレタワーが完成した際に「アート驚く!」と題したイベントでこの「シオタマ」がお披露目され、現在は1階の広場で見ることができます。ベンチとして座ることもできます。
キモカワイイビジュアルとポーズが、なんとも癖になりますね。

日本テレビ放送網株式会社 / シオタマ “Shio-Tama”

【第9位】名和晃平 / White Deer @紀尾井町

名和晃平 White Deer

2016年にオープンした紀尾井町ガーデンテラスのシンボル的彫刻作品です。鹿の剥製を3Dスキャンして制作された高さ6メートルほどの鹿の彫刻は、わざわざこの作品を見るためだけに足を運ぶ価値ありです。

名和晃平 / White Deer

【第8位】三茶パティオ @三軒茶屋

三茶パティオ

8位は東急田園都市線三軒茶屋駅とキャロットタワーを結ぶ地下通路にある噴水広場「三茶パティオ」のパブリックアート作品。
広場の壁面には、花をモチーフにしたセラミックレリーフが設置されています。この広場は、1998年に人と車と道路のよりよい関係の実現を目指した道路整備に贈られる人間道路会議賞を受賞したそうです。

三茶パティオ “Sancha Patio”

※本作品に関して、作家名や正式な作品名など情報募集中です。何かご存じの方がいらっしゃいましたら@ARTまでご連絡いただけますと嬉しいです♪

【第7位】ロイ・リキテンスタイン / 大阪・ヴィッキー @心斎橋

ロイ・リキテンスタイン 大阪・ヴィッキー

アメリカン・ポップアートの巨匠ロイ・リキテンスタイン氏の壁画作品。
1997年に心斎橋の地下街「クリスタ長堀」が開業する際に、アメリカ村北のはずれの空気冷却塔の壁面に描かれました。
この壁画は、ロイ・リキテンスタイン氏が1964年に製作した”ヴィッキー”シリーズが元となっており、建物の形状に合わせて新たな要素が描き加えられている。彼の作品の中では世界最大級のものになります。
アメリカンのポップアートの巨匠の絵画が、こうした街なかで気軽に観られるのは嬉しいですね。

ロイ・リキテンスタイン / 大阪・ヴィッキー “OSAKA VICKI”

【第6位】林昌平 / OYAKO @函館

林昌平 OYAKO

JR函館駅前広場に設置された工業デザイナー・林昌平氏による駅前モニュメントが第6位でした。「ふれあい」をテーマに、親がお腹の下に我が子を隠して守る姿を形にしています。「まず触って、内側に入ってみてほしい。いろいろな表情が楽しめます」と作者は語っています。
実際のに手で触れたり作品の中に入り込めるのもパブリックアートならではの楽しみ方ですね。

林昌平 / OYAKO


それではいよいよTOP5です!


【第5位】奈良美智 / World is Yours @上大岡

奈良美智 World is Yours

アクセス数第5位には、日本を代表する世界的な現代美術作家・奈良美智氏による子どもたちのオブジェがランクインしました。
奈良美智氏といえば、作家の出身地である青森県の青森県立美術館や十和田市現代美術館に展示されている作品が有名ですが、実は横浜市内でも常設作品として観ることができます。
吹き抜け空間を子供の遊び場に見立てられ、2階から4階まで4人の子どもが点在しています。

奈良美智 / World is Yours

【第4位】岡本太郎 / こどもの樹 @青山

岡本太郎 こどもの樹

続いても「子ども」をテーマにした作品。
本noteでも以前紹介している岡本太郎氏の「こどもの樹」が4位にランクインしました。

岡本太郎 / こどもの樹

【第3位】イサム・ノグチ / 門 @竹橋

イサム・ノグチ 門

第3位は、東京・竹橋にある東京国立近代美術館のシンボル的彫刻作品。
高さは5.5メートルほどで、一見シンプルな形と色の作品ですが、見る位置や角度によって立体に見えたり平面的に見えたりと異なる見え方をするのが特徴です。
度々塗り直しで色が変更されています。現在の色は、、、実際の目で確認してみて下さい。

イサム・ノグチ / 門 “GATE”

【第2位】レアンドロ・エルリッヒ / クラウド @霞が関

第2位は、本noteで何度か取り上げましたレアンドロ・エルリッヒ氏の「クラウド」でした。
エルリッヒ氏の作品は、建築や空間と一体になって作品に入り込めるものが多く、パブリックアートならではの楽しさが体験できるものばかりです。

レアンドロ・エルリッヒ クラウド

レアンドロ・エルリッヒ / クラウド “Cloud”

【第1位】岡本太郎 / 午後の日 @多磨霊園

岡本太郎 午後の日

そして第1位は、多磨霊園にある岡本太郎氏の「午後の日」でした。
都立多磨霊園は、岡本太郎一家3人が眠るお墓があり、この作品は岡本太郎氏本人の墓標になっています。
ちなみに、これと非常によく似た『若い夢』という作品があり、岡本太郎自身が2作品の違いについて生前にはっきりと語っていなかったため、この墓標が『午後の日』『若い夢』のどちらなのか、現在でも書籍やHPによって意見に差があるそうです。
すぐそばに向かい合う形で、父・岡本一平氏の墓標『顔』も設置されています。

岡本太郎 / 午後の日

現在、東京都美術館では12月28日(水)まで『岡本太郎展』が開催されています。常に未知なるものに向かって果敢に挑み続けた岡本太郎氏の人生の全貌が紹介された過去最大規模の回顧展ということなので、ご興味のある方はこちらもチェックしてみて下さい。


以上、あくまでも先月の@ARTのアクセス数から集計したランキングですが、こうしてみると全国各地・様々な作家・形態のパブリックアートが、身の回りにたくさんあることがわかります。

ぜひ本記事をきっかけに、街なかのアート巡りを楽しんでいただけると嬉しいです♪

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