記事一覧
人間家庭で育ったオランウータンにとって福祉とは何か?(第5回アソ読会報告 おまけ)
第5回で議論が盛り上がったけど、報告記事に載せきれなかったものについて、もったいないのでおまけ記事として書いておく。
1.動物の社会的立場と道徳的地位動物介在活動(AAI)における動物の福祉への配慮に関連して、動物の社会的立場の意味について少し述べる。一部の動物には、人間と同様に、社会的な役割を欲すものがいる。犬は、その典型である。よくある誤解だが、躾をしない自然なままの欲求の発露を受け入れるこ
「「重要な他者」としての犬」(第6回アソ読会報告)
実施日:2020/10/2
文献:Gerda Bikales (1975). The Dog As "Significant Other"(「「重要な他者」としての犬」)
1.「The Dog As“Significant Other”」の概要「The Dog As“Significant Other”」(「重要な他者としての犬」)は、全米ソーシャルワーク協会の“Social Work”(19
Human-Animal Studiesはソーシャルワークにどのような影響をあたえるか?(第3回アソ読会報告)
実施日:2020/8/21
文献:"Human-Animal Studies: Social Work"(2016)の「まえがき」と「序論」(著者はMargo DeMello)
第3回は、第2回で読んだ文献の「イントロダクション」(序論)を読んだ。理由は、第2回で読んだ文献に出てきたHuman-Animal Studies (HAS)について学びたいと思ったから。この「イントロダクション」の著
人以外の動物は、人の福祉にとって重要な「環境」の一部である。(第2回アソ読会報告)
実施日:2020/8/7
文献:Christina Risley-Curtiss (2016) “Social Work and Other Animals: Living Up to Ecological Practice”(ソーシャルワークと人以外の動物:エコロジカルな実践にそって) ←アマゾンで350円で買える
第2回からは、いよいよ本番、読書会の開始である。この文献はHuman
人の福祉と人以外の動物の福祉の間に生じるジレンマに、ソーシャルワーカーは何をすべきか?(第1回アソ読会報告)
第1回アソ読会 実施日:2020/7/23(木)
アソ読会でやってきたこと、これからやることをこのnoteに書いていこうと思う。さしあたり、いままでにやった7回に関して、その報告を、主催者の私(しーなま)の観点から書いていきたい。
さて、第1回は、会の趣旨や進め方について話をして、参加者の顔合わせをおこなった。そのとき話した会の趣旨や進め方などについては、すでに別のところに書いたので、そちらを