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【第9話】義理家族を『毒家族』扱いしていたけれど、結局自分も義理家族と同じことをしていた。だから夫の病気は改善しなかった。

子どもを病気にさせる
"毒親"の特徴


特徴①:自分の思い通りに
動く子どもを"良い子"とし、
動かない子どもを"悪い子"とみなす親


特徴②:「子どもを叱らないで
甘やかしていたら、
余計手が付けられなくなるのでは?」と
心配する親




不眠症の夫との関係に悩む中
出会った本、

愛着障害の克服(岡田尊司著)に
紹介されていた一節です。

(本書には「毒親」という
表現は使われておりません)


愛着障害の克服(著:岡田尊司医師)


読んだ当初、
書いてあることの意味が
サッパリわからず

何度も読み返す始末…


サッパリ理解できないわ



親の思い通りに
動く子ども=良い子


親の思い通りに
動かない子ども=悪い子


↑子どもをこのように
見做す親は"毒親"である



正しいのは大人で、
間違っているのは子どもに決まっているのよ!




自分が当たり前だと
思っていた"親像"こそが、

実は、子どもを病気にする
毒親の特徴であるということを知り

当時は大きな衝撃を
受けたのを覚えています。



え?大人は常に正しいんじゃないの?



中でも特に、

毒親の特徴①:
自分の思い通りに
動く子どもを"良い子"とし、
動かない子どもを"悪い子"とみなす親


この特徴については、
義理祖父母・両親に
よく当てはまるということに
気が付きました。



100年続く米屋の長男として
生まれた夫は

幼少期から
同居する祖父母や両親に

「米屋を継げ」

「部活なんか無意味なんだから

さっさと辞めて

店を手伝え」

「産〇新聞を読め」等、


ありとあらゆることを
押付けられて育ちました。



そんな
"毒親""毒爺""毒婆"エピソードは
日常的に夫から聞かされていたため、

「夫が病気になったのは、

義理両親や祖父母が

ちゃんと可愛がって

やらなかったからだ!!」


と、恥ずかしながら

当時はすべてを

義理家族のせいに

していました。

(たしかに一理あるのですが)




義理家族の子育てが間違っていたせいで
夫は病気になったんだ!


しかしここに来て、

自分自身こそが

そんな義理家族と同じく

毒親の特徴をしっかりと

押さえた

"毒嫁"

であったことが

判明するとは……



わ…私と義理家族が
おっ同じだと…?


義理家族「米屋を継げ」

義理家族「部活なんか辞めて
店を手伝え」

義理家族「産〇新聞を読め」




私「マスクするな」

私「西洋薬飲むな」

私「このサプリ飲め」




↑まったく同じで草。
(ごめんなさい)



そもそもどうして
夫は病気になったのか?
と考えた時に、

たしかに義理家族の
夫に対する接し方にも
問題はあったのかもしれません。

だからこそ、
そこに輪をかけて


「マスクするな」
「西洋薬飲むな」
「このサプリ飲め」


などと、
私まで義理家族と

同じことをやっていたら

絶対に良くならない!


ある時
気が付きました。


全て

"夫のため"

と思って、

良かれと思って

口にしてきたこと

だったけれど

むしろ逆効果

だったんだ、と。



「良かれ」と思ってやってきたことが
逆効果だと…?

マスクしないこと
西洋薬をやめること
サプリメントを飲むこと

これらの選択が
仮にどんなに良いもの
であったとしても、


夫自身が

選択したことではなく、

私の一方的な

押付けとなって

しまっているのであれば、

(病気の元となった)
義理家族と夫の関係性を

ここで再現(コピー)

しているだけ

ではないか…




つまり

良くなるわけがない!!!

思い知らされたのでした。



義理家族のせいにしながら、
自分も義理家族と同じことを
知らずのうちにやらかしている
というイタさ

この気づきから、

私から余計なことを
口にするのは止め
(言いたくなっても一旦我慢w)、

自分のことに
集中するようにしました。
(これがまた難しかった。。)



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