フォローしませんか?
シェア
アストロラブ
2024年6月21日 23:33
前回はパレーシアに踏み込んでしまった。古代中国で政治的なパレーシアをしてリスクを取られないようにするには孔子にはコツがあったのか?それは、子張第十九一〇(四八一) 子夏がいった。――「君子は人民の信頼を得て然る後に彼等を公けのことに働かせる。信頼を得ないで彼等を働かせると、彼等は自分たちが苦しめられているように思うだろう。また、君子は君主の信任を得て然る後に君主を諌める。まだ信任されない
2024年6月15日 18:57
それでは、論語にギリシア哲学の自己への配慮の似たところがあるか見ていこう。まず、修得について、ギリシアの思索をフーコーに紹介してもらおう:ミシェル・フーコー「性の歴史3巻」 新潮社 「自己の陶冶」より《自己の陶冶≫について手短に特色をあげるならば、生活術生活技術 (technê tou biou) がそこでは「自分自身に気をくばる」 べしとの原則によって圧倒的につらぬかれている点であろ
2024年5月13日 08:21
光る君へをみていて白楽天(もしくは白居易)が時々出てくる。枕草子のエピソードも中関白家と定子のところでちゃんと御簾を巻き上げるシーンでドラマ化された。 しかし、どうやら香炉峰の雪を見るのに簾を跳ね上げた、というのが正しいらしく当時はそこまで厳密に伝わらなかったらしい(白楽天 山口直樹 学研)。 ドラマでは紫式部の弟が大学で白楽天の新楽府が紹介されていたが内容は諷諭詩で、世の中の風刺、夜中で民
2024年5月5日 22:38
ドラマ 「光る君へ」を見ていると、さわさんが肥前に行くとのこと、さわさんには、お母さんと逸れお父さんがそれなりということから頭中将と夕顔の娘の玉鬘を彷彿とさせたけど、やっぱりそのポジション?それとも浮舟?となると道長もさわさんに後年絡んでくる? 中国から伝わる白居易の詩は今日のドラマでまひろのお父さんすら知らない最新の漢詩の作品であることがわかります。長恨歌まで後一歩。長恨歌は桐壺の巻からちゃん