見出し画像

九州問題とフェミニズム② なぜフェミニズムは九州で失敗したのか? ~令和最新版フェミニズムの立場から~

敬請大安!(令和最新版フェミニスト推奨挨拶)
令和最新版フェミニストで大分県人のワイちゃんだよ( ・ˇ_ˇ・)ノシ!

前回は九州特有の激しい男女差別にも関わらずフェミニズムが九州で九州人女性の広い支持を得ることに失敗してしまった事実について簡単に述べたワケやが、今回はその原因についてより踏み込んで検証していくで!

また来週月曜午後六時に更新予定の次回ではフェミニズムの抱える問題に対し解決策を提示! 次々回では九州女の地位を三十年以内に世界最高水準にまで向上し男女格差を逆転して男をしのぐ経済力と権力を手中にするために必要とされる具体的で現実的な作戦について考案・提案していくのでお楽しみに! よかったらマガジンフォローしてね!👇(・ˇvˇ・ )

さて、日本のフェミニズムが九州など地方の女性の支持を得る事に失敗したことの背景には、フェミニズムに於いて都市の女性と地方の女性の間に非対称な関係があったためと考えられるで!

事情を知らない読者諸君からしたら、腐ってもフェミニズムが女性の地位の向上を目指す運動な以上、女性の地位が低いとされる九州には特に注力しとったんやろなぁなどと思われるかも知れないが、現実はむしろ逆で、フェミニズムは主に大都市圏に運動の重心を置き、その政策目標も都市を念頭としたものが多く、九州をはじめ地方の女性は軽視、時には敵視さえされがちやった!

何がフェミニズムに地域格差をもたらしたのか?
何が九州を始めとする地方で失敗する原因をつくったのか?
以下、思想と制度の両面からフェミニズムの抱える問題点を摘示していくで!


フェミニズムが九州で失敗したこれだけの理由① 思想編

普遍主義

そもそもフェミニズムは、女性が地域性や文化、時代の違いに関わらず利害と問題を共有しており、フェミニズムが提案する対策が地域や時代を超越して通用するとする普遍主義を掲げて、男女差別の撲滅には全女性がフェミニズムを無条件に受容してフェミニズムの旗の下世界的に連帯することが必要とされると主張していたで!

そのため地域毎の多様なニーズに顧慮して個別の政策決定を行う必要性については軽視しがちで、地域ごとに特色のある政治ニーズが存在することを認めず、地域主義や個別主義に対してはそれらが個々の利害を女性全体の大局的な利益に優先させているとして批判的になりがちやったで! もっというと地元愛や愛国心を男性中心的価値観と見做し、地域的な利害を主張する女性に対し敵対的なところがあったで!

また普遍主義は全体主義(女性全体の利害が個人の利害に優先されるべきであり、そのためには個人の主権の制限もやむをえないとする思想)やエリート主義(「覚醒=WOKE」し「価値観をアップデート」したフェミニストがそうでない遅れた女性を指導し主導するべきであるとする思想)との親和性が高い一方で、民主主義(伝統的に地方自治を重視し、個人や地域によって異なる政治課題が存在することを当然視し、有権者が主権を持って自らや地元固有の政治課題について自覚して自発的に問題提起して解決に取り組むことを奨励する)と相性が悪く、異なる意見や派閥に対し好戦的になりがちで、強硬に自説の受容を迫る傾向があったで! 

なにより普遍主義の主張とは異なり現実には女性はその利害を異とするため、民主主義体制に於いて普遍主義フェミニズムは不可避的に市民の反発に直面することとなったで!

世界市民主義(コスモポリタニズム)

コスモポリタニズムとは普遍主義の一種で、個人が自分の属する民族・国民・国家を超越して全人類を同胞と見なす、古代ギリシャ発祥の世界観であり哲学や! コスモは世界、ポリタンは市民を意味するで! 非人道的な政治的共同体がその成員を貧困や差別などの苦境に陥らせているとき、国際社会はそれに「コスモポリタン的干渉」をすべきか否かなどの問題について論ずる学問やで!

例えば世界市民主義者(コスモポリタニスト)であり世界で最も権威ある政治学学術賞のひとつヨハン・スクデ政治学賞を受賞した高名な政治哲学者であるブライアン・バリー先生は、「ある特定国が独裁的政府によって不平等なシステムを強制されていることが明らかな場合、その道義的責任が問われなければならない」と主張しておるで!

そしてこうしたコスモポリタン思想はスーザン・モラー・オーキン先生の論文「多文化主義は女性にとって悪か?(ʻIs Multiculturalism Bad for Women?ʼ)」などにも見られるように、フェミニズムにも取り入れられたで!

オーキン先生は、「多文化主義の名のもとに擁護され保護されるマイノリティー文化集団のほとんどが女性差別的であり、したがって、フェミニストは、フェミニズムと多文化主義の両立可能性に懐疑的であるべきである。」と主張したで!

「女性はその性によって不利益を被るべきではないという信念」と「少数集団の文化や生活スタイルが特別な集団権や特権を通じて保護されるべきであるという主張」とは緊張関係に陥りやすい。

スーザン・モラー・オーキン

オーキン先生の対立軸は、「合理的に擁護できない」「女性差別的である」と判断された文化集団に対して、部外者がフェミニズムの立場から責任を問うことを正当化するで! その意味で、前述した非人道国家に対するコスモポリタン的干渉を擁護するバリー先生の主張と立脚点を同じくするものやで!

そしてバリー先生の主張の一つには「宗教的あるいは文化的理由から、国民が不平等を受け入れている場合、文化の多様性(多文化主義)は必ずしも擁護すべき道義的価値ではなく、国際社会の多様性には限度がある。」というものがあったで!

こうしたコスモポリタン思想はその性質上異文化への攻撃を正当化するためにしばしば用いられるで! それは例えばフェミニストがアメリカなどから日本に、東京などの大都市から九州などの地方に、フェミニズム思想を持ち込もうとして反発に直面した際に、しばしば批判者を「文化的理由から不平等を受け入れている」「多様性の一部として許容されるべき限度を越えている」などと断じて、反論者の主権を認めず、その批判を無視してフェミニズムの強制を試みる等といった傲慢な態度となって現れ、ますます現地の女性の反発を誘い支持を失う原因のひとつとなったで!

急進主義(ラディカルフェミニズム)

急進派(ラディカル)フェミニズムとは性支配一元論(この世のあらゆる問題は性支配で説明できるとする立場)をとり、男性を抑圧者とみなし、男女の利害は競合・敵対すると考える思想やで! 男児を含む男性や男性を擁護する女性に激しい敵意を向け攻撃することが特徴やで!

家父長制と呼ばれる歴史と地域を超えた政治システムが存在して女性を支配しており、女性解放は闘争による家父長制の打倒によってのみ可能であるとする陰謀論を信じておるで! そのため家族制度に批判的で、妻や母などの家庭を持った女性に対し冷淡であり、差別への加担者と見做し敵視してしばしば攻撃するで!

そして九州女には家族を重んじ家庭的で男を甘やかすとするステレオタイプがあるため、急進主義フェミニストは九州女を男の味方をし家父長制を擁護する裏切り者の女性憎悪者(ミソジニスト)と見なして殊更に敵視し攻撃することもしばしばやったで!

またラディカルフェミニズムはそのスローガン「その足どけろ」にも見えるように、女性を一方的な被害者、男性を一方的な加害者として捉えており、フェミニズムは男性のための運動でもあるとする発言を激しく批判して炎上させるなど、独善的で利己的な主張が目立ったで!

全国的に見て出生率が高い方である九州のような地域で、実の息子や夫をも含む男性を殊更に敵視するような政治思想を掲げることが、女性の支持を勝ち取る上でプラスに働かないことは言うまでもないが、ラディカルフェミニストの過激で差別的な態度は家庭円満な九州女はもちろん家庭内での男女差別に苦しむ九州女さえもがフェミニズムに幻滅する原因の一つになったで!

また九州女を家父長制に加担する裏切り者と決めつけたり、息子や家族や伴侶や恋人より同じ女性としてフェミニズムを優先し連帯するように強硬に求めるなど、少しでも健常な男女関係を営んでいる一般女性からしたらとても受け入れがたい主張を繰り返し、フェミニズムが支持を失う一因となったで!

二元論的世界観

フェミニズムは上野千鶴子先生の名言「フェミニストでないひとたちをどう呼ぶか? 性差別主義者(セクシスト)というのだ。」からも見て取れるように善悪二元論的な単純化された世界観が特徴で、フェミニズムがなかなか浸透しない地方の人や文化を性差別主義的(セクシスト)と見做しがちで、九州を始めとする地方の女性の要求に耳を傾ける意志を持たないどころか敵視することを推奨するような地域差別的な体質を有していたで!

他にもフェミニズムが「男女平等は家父長制の打倒によってのみ実現される」(ラディカルフェミニズム)、「資本家階級の打倒によってのみ実現される」(マルクス主義フェミニズム)、「言論統制によってのみ実現される」(社会構築主義フェミニズム)など現実から乖離した主張を繰り返し、男女の経済力格差などといった重大な問題を放置する一方で、表現の自由が女性差別の原因であるとか女性が経済人として活躍する事は構造への加担であるとか母や妻は男性に屈した裏切り者だなどと断じて、持てるリソースの大半をビジネスウーマンや女性実業家、妻や母、絵の女を叩くのに費やしたり、萌え豚や弱者男性(インセル)のような明らかな被差別階級を性差別者(セクシスト)の代表例としてやり玉に挙げて狂ったように攻撃するなどの意味不明な行動に走ったことは、いよいよ幻滅を煽り支持を失う原因となったで!

フェミニズムが九州で失敗したこれだけの理由② 制度編

エリート主義

これまでフェミニズムは「覚醒(WOKE)」し「価値観をアップデート」した進歩的フェミニストがそうでない女性を指導し主導するべきであるとするエリート主義を掲げていたで!

このエリート主義のせいでこれまでのフェミニズムには民主主義に対し懐疑的な傾向が強く、また非フェミニストへの激しい蔑視を特徴とし、フェミニストでない遅れた女性の民意に耳を傾けるべきという発想がそもそも欠落していたで! そのため民主的な意思決定機関を持たず、地方の女性の民意を吸い上げてフェミニズムの意思決定に反映させようという意思と制度を持たなかったで!

そもそもフェミニズムを含むいわゆるリベラル思想は都市に於いて先行して発達することが多いため、思想の普及のスピードに都市と地方で差が生じることは避けられないが、エリート主義の立場からフェミニズムの普及の遅れた地方の人々の意見や批判を「価値観が遅れている」と見做して無視したり、エリートの指導を受け入れるように強硬に要求したり、時には激しく攻撃して排除しようとしたことは、当然ながら地方の女性の支持を得るうえでプラスには働かなかったで!

そしてこのような非民主的な体制の下ではフェミニズムの掲げる政策はたちまち地方の女性の需要と乖離をきたし、的外れで誰得な決定が繰り返され、地方民女性の幻滅を招いたで!

そしてフェミニズムがエリート主義の立場に立って地方の女性からの異論に対して敵対的に臨み、教条主義的な原則論を押し付けたこと、また急進化したエリートフェミニストがマルクス主義など強い思想性を特徴とし、地方女性の民意や地域的な政治ニーズにそうした思想を優先しようとしたことは、地方民の政治的リアリズムとの衝突を招き、フェミニズムが選挙に於いて他の地域重視の政党に後れを取って票を奪われ、選挙での敗北を繰り返す原因の一つとなったで! 伝統的に地方の票田を重視して有権者の民意に常にアンテナを張り、国政に反映する努力を怠らなかった自民党が地方選挙で常勝しておるのとは対照的やね!

またフェミニストが立憲・共産との連携を強化して、政権交代を第一の政治目標とし、自民党と対決する姿勢を固め、与党と与党を支持する地方の女性に対する敵意をいよいよ募らせたことは、九州などのいわゆる「自民王国」の住民の取り込みをいっそう困難にしたで!

その結果「(フェミニズムへの需要が強いはずの)地方ほどフェミニズムへの支持が弱い」という逆説的状況が生み出されたで! 

無政府主義

これまでフェミニズムは権威や権力を持つ組織を批判し否定する無政府主義の立場から、議決機関(意思決定機関)、執行機関、自浄機関を持たなかったで!

そのため地方のフェミニストの要求をフェミニズムの政策決定に反映するための制度的枠組みが存在せず、地方民と都市民が議論と票決によって穏便に合意を形成し利害を調整し政策を立案する方法が無く、フェミニズムに於いて地方vs都市の分断と対立が構造化したで! 

また自浄機関も無かったため、フェミニズムは地方や地方の女性に対するフェミニストによる差別や侮辱、誹謗中傷を取り締まる手段を持たなかったで! 

そしてフェミニズムに意思決定機関がなく、異なる意見を持つ多様な女性を統合する能力を持たなかったことは、運動の構造的な迷走と暴走を招き、界隈は「全ての合意が殴り合いで形成される」とまで揶揄される世紀末的地獄と化したで!
 政策の優先順位を変えるよう提案して炎上するなどまだよい方で、他人事のように応援した、内ゲバに参加せず黙って見ていた、スクフェスをプレイしていた等々、極めて些細でくだらない理由が争点となって壮絶なリンチに発展することも珍しくなく、そのためフェミニズムの定義を巡って無数の小さな派閥に分裂して壮絶な内ゲバを繰り広げることとなったで!

そうして穏健派がリンチを恐れて脱落したことはフェミニズム運動の急速な急進化を齎し、その主張の内容は現実からの乖離の一途をたどり、地方民の政治的リアリズムに照らしてもはや全くついていけないものと化したで!

その結果フェミニズムは地方で広い支持を得ることに失敗し、都市部に於いても支持者の大半を失うに至ったで! 

次回予告

以上、今回はフェミニズムが日本と九州で失望を買い支持を失った原因を思想と制度の両面から分析したで!

次回以降は壊滅した日本のフェミニズムを立て直して九州女の地位を向上するには何が必要かを検討していくで!

そして九州女の地位を三十年以内に世界でも最高水準にまで向上し、男女格差を撲滅して男性をしのぐ経済力と権力を手中にするために必要とされる具体的で現実的な作戦について考案・提案していくのでお楽しみに!

本シリーズは毎週月曜日午後六時に更新する予定なのでよかったら是非お見逃しなきようマガジンの御フォローをば( ・ˇvˇ・)ゞ!

令和最新版フェミニズムとは

令和最新版フェミニズムとはFEMINISM.JP に万国の女性が思想や国籍にかかわらず有権者として登録できる一人一票の民主的なバーチャル議会を設立し、これをフェミニズムの最高意思決定機関とすることを目指すフェミニズム民主化運動や!

フェミニズムに「目覚め(WOKE)」て「価値観をアップデート」した「進歩的」な女性がそうでない女性を指導し主導するべきであるとしてきたこれまでのエリート主義フェミニズムを廃止し、フェミニズムを女性の民意に従わせることを目的とするで!


この歴史的事業に参加を希望する者は記事の最後のコメント欄からご連絡されたい!!
令和最新版フェミニズムは諸君の応援、協力、知識、スキル、スキ、コメント、フォローと資金援助を必要としておるで( ・ˇ_ˇ・)ゞ!!!

わらわら団(妾等團)【令和最新版フェミニズム応援団兼スポンサーズクラブ】

団旗案

わらわら団が目指すは令和最新版フェミニズムを普及して女性なら国籍や思想にかかわらず誰もが有権者として登録できるバーチャル議会、「万国女性議会」を設立すること!

団員資格は民主主義者の資本主義者の遵法者であること!
豪華参加特典あり!!
さあ君も万国女性議会設立の偉業に参画し歴史に名を刻め!!!

【参加特典】

もっと詳しく! 令和最新版フェミニズムについて

万国女性議会設立建白書

令和最新版フェミニズム ~檄文~

なぜ日本のフェミニズムは壊滅したのか?
~令和最新版フェミニズムの立場から~

少子化問題とフェミニズム

フェミニズムは世界を平和にする ~パックス・フェミーナ~

性別変更とフェミニズム

令和最新版フェミニズムのすゝめ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?