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《自治体協働レポート》コミュニティ創生のプロセスその②/「コミュニティ」と「友人関係」の違い

自治体と協働して私たちがどのように共助コミュニティを作っていくか。前回はコミュニティを、助け合いなど実利の面と、良い関係性による生活体験の満足度の面から考えました。今回は、新しくコミュニティを作っていく上で、何が拠り所になるかを考えていきます。

↓その①を読む↓

「コミュニティ」と「友人関係」は少し違う

仲良しの友人同士の集まりとコミュニティは少し違います。
友人同士のものと違って、コミュニティにはさほど親しくない人もいることもありますし、新たにメンバーが加わることがあります。なぜ、私たちはその見知らぬ人たちを受け入れることができるのでしょうか。

友人同士のつながりは、自分と相手との関係です。私ー相手の関係です。しかし、コミュニティはちょっと違います。私と結びついているのは「コミュニティ」なんです。そのコミュニティは他の人ともつながっている。だから、コミュニティに新しい人が入るとそのコミュニティを通じて私もその人と仲間になるのです。私ーコミュニティー相手という、間にワンクッション挟んだ関係になるのですね。

「コミュニティ」の中心って何?

では、コミュニティはなぜ、人を結びつけることができるのでしょうか。
それは、「アイデンティティ」です。アイデンティティとは、自分が何者かということを認識させてくれるものです。例えば自分のことを○○県民と思うことや、もっと小さな単位で○○町の住民であると思うことです。趣味の集まりなどでは、△△が好きな人などと自分のことを思うのでしょう。

このアイデンティティを共有しているから、コミュニティに結びつくことができるのです。
だから、同じものを大切にしている人ならば、知らない人でも仲間になることができるのです。

言葉にすることが大切

古くからあるコミュニティは、それを象徴するお祭りやシンボルなどがあって、みんなそれを大切にすることで、アイデンティティを強く確認することができます。

それでは、新しく作るコミュニティはどうしたらよいのでしょうか。あらためて、自分たちの大切にしているものを確認する作業が必要となってきます。

次回以降は、実際の事例を紹介しながら、どうやって自分たちのアイデンティティをみんなに共有できるものにしていくかのお話をしたいと思います。


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