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《自治体協働レポート》コミュニティ創生のプロセスその①/コミュニティの2つの側面

今月から、主に自治体との協働において私達がどのようにコミュニティを作っているかをご紹介していきます。徐々に実際のプロジェクトでの具体的な活動を紹介していければと思っていますが、まずはどんな考え方でコミュニティの課題を捉えているのかからお話しします。



仲の良いコミュニティが育っている地域では、皆が楽しそうにしています。反面、昔からあるしがらみで大変そうなコミュニティもあります。
個人の幸せから考えると、コミュニティとはただあればよいものではないのかもしれません。でも、しがらみが多いコミュニティにも、存在する理由があるから存在しているのでしょう。
私たちはコミュニティを作るお手伝いをする会社です。コミュニティがあるのは、皆が幸せに暮らせるため。どんなコミュニティであれば、その幸せにつながるのかを考えています。
コミュニティには実利として役立つ側面と、心の充足の側面の2つがあります。存続には実利が必要です。しかし、楽しめるかどうかは心の充足ができる集まりでなければなりません。


実利でのつながり


世の中には「参加したくないけれどイヤイヤ参加する地域の組織」と言うとみなさんもいくつか心当たりがあると思いますが、そういった多くの組織は実利の面でつながっています。
もちろん、実利は大切です。地域住民が助け合うから地域の中で子育て支援、高齢者支援、農業の共同作業、防犯などの様々な重要なことが実現できているのです。
ただ、実利だけに頼っていると、地域の活動が重荷になっていきます。

生活体験の満足度を高める関係性

人は、同じ体験をするのでも、誰とするのかでその楽しさが変わるものです。例えば、同じ食事でも一人で食べるより、仲良しと食べるほうが満足度が高いです。興味がない映画でも、好きな人に誘ってもらえれば、急に楽しみになってしまいます。

よいコミュニティには、関わることで嬉しくなるという効果があります。
仲良い人たち、お互いが大切な人と一緒にすごせることで、毎日の体験がより嬉しいものになっていきます。

2つを分けて考える

コミュニティは、助け合いなど実利の面と、良い関係性による生活体験の満足度の面を分けてデザインしていく必要があります。ここを出発点に、このコーナーでは、よいコミュニティはどのようにデザインしていくかを考えていきたいと思います。

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