あすか

長岡ゼミ

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最近の記事

その場を楽しむ

1月の後半、池袋リビングループのボランティアスタッフの学生メンバーと会う機会があったときに、オーストラリアの方がオーナーをされているMIAMIAというカフェを教えてもらった。リビングループにも出店しているお店で西武池袋線の東長崎にある。気になったので翌日立ち寄ることにした。 朝の10時くらいに立ち寄ったけれど、私が訪れた日は、日本に旅行に来ていたオーストラリアで建築を勉強しているという学生の方が20名以上いらっしゃっていた。そのほかにも数人お客さんがいたが、大きい机を囲み

    • リビングループを通じて[Footwork&Network vol.23]

      はじめに 池袋東口のグリーン大通りをメイン会場として開催されている池袋リビングループ、及び11月4,5,6日に開催された池袋リビングループスペシャルマーケットに学生ボランティアスタッフとして参加させてもらった時のこと。運営をされている株式会社nestの青木さんをはじめ、他のボランティアスタッフさんとお話しをして感じたことがある。 「楽しんでいってください」 マーケットが始まる前、主に運営の中心を担うコアメンバーやその他のボランティアスタッフなど集合し、その日の段取りや役割を

      • 余白を残し、楽しむ

        例えば、誕生日ケーキを自作したり、私しか食べない夕食の盛り付けを工夫すること、気に入らないボタンを付け替えてみること、丁寧にシャツのアイロンをかけること。家事になるべく時間を割くことがないように、合理化しマニュアル化すると、これらのことは無駄な時間でしかないように感じるかもしれない。もちろん全ての時間を使って家事を行うことは現実的ではないし、理想とする姿ではないと思っている。けれど、家事という生活の礎になる行為をする中で、これらの非消費的でともすれば少し無駄な時間の使い方がで

        • 関係性どうつくる?

          同じ輪の中で時間を過ごすと、前提にあるはずの「それぞれ違う」という意識は薄らいでいってしまうことがある。けれど、わかり合えない、わかってもらえないという感情が互いに交差するときこそコミュニケーションを取ることに意味があるのかもしれない。違うものをそれぞれがたずさえて、そのパーツを持ち寄り、いびつな形になりながらも少しずつ組み合わせていくこと、この過程自体が「誰かと話す、コミュニケーションを取る」ことであり、どこからみても綺麗な点を探すことではないように感じている。その過程をい

        その場を楽しむ

          少し離れたところから

          私が最も印象に残っているのは、「いちばん得るものがあるのは、自分の問題について考えているときではなく、他人の問題を検討しているときだ」(フリーエージェント社会の到来、P169,L9)という一文だ。日常の中でも誰かに悩みを持ちかけられ、最善の策を一生懸命考えているうちに、一見関係ないような、自分自身のモヤモヤとした感情も整理・解決されてしまっている時がある。迷いや悩みが生じると、自分のことばかり考えてしまいがちで、そうすることが最善策のように感じる。けれど、視点が変わると物語の

          少し離れたところから

          交わりの先に。

          7/14、ワークショップデザイナーの元木さんによる春学期を振り返るワークショップ。長いロール紙に座って、体をかたどった絵の中に自分の過去と将来について書き入れ、つながりを結びつけ、他の人に説明する。地べたの上で、カラフルなペンを使いながら、ロール紙の上で直感的に、自由に表現することと、それらを言語化し互いに真剣に対話すること。異質なこれらが組み合わさって、少し停滞していた空気を、一変にコミュニケーションの場へと変化させたように感じた。変化の源は、ごく身近なところにも存在するの

          交わりの先に。

          「自分」だけじゃなくて[Footwork&Network vol.22 No.5]

          創くんについて 同じゼミ生の創くんについて、印象に残っていることがある。 以前、ゼミ合宿について話し合うためにゼミ生でzoom会議を行った時のこと。その会議はチャットでしか参加できないゼミ生もおり、全員が顔を合わせてコミュニケーションが取れる環境ではなかった。けれどその中で、創くんはチャットの意見にすぐレスポンスを返し、後から入室したそれまでのチャットを見られていない人たちに向けても議事録を細かく送るなど率先して行っていた。そして次第に、他のゼミ生たちもチャットとのタイム

          「自分」だけじゃなくて[Footwork&Network vol.22 No.5]

          学びってなに?

          6/30、DNPプラザでのカフェゼミでゲストの大城さんのお話を聞いた時。お話の中で出てきたのは、フォルケフォイスコーレでは陶芸をしたり手芸をすることも、友人と自分の意見を語り合う時間も「学び」の時間であるということ。けれど私の周りでは、真面目な話をするとどことなく「意識が高いね」という雰囲気が流れる。学びに対する感じ方が少し違った。他の人の話を聞くとき私もこのように感じたこともあり、学びに対しても苦手意識とともに「やらなきゃいけないもの」という感覚があった。でも、学びへのハー

          学びってなに?

          違うから、いい

          5/19のカフェゼミの冒頭、「みんなはカフェって言われるとどんな場所をイメージする?」という話に。私にとってのカフェは、ツイートのように、ざっくばらんなコミュニケーションの場が最初に浮かんだ。けれど「1人で黙々と作業をする場所」「誰にも邪魔されない快適空間」という意見がとても多い。個が尊重される場所とコミュニケーションが生まれる場では全く印象が違う。同じカフェという言葉でも抱いているものがそれぞれ違った。 持っている感覚がみんな違うから、お互いに交わり合うのは難しいなあ。そん

          違うから、いい

          軽やかに、次の場所へ[Footwork&Network vol.21 No.5]

          カノムの言葉 このf&nを執筆するにあたり、「お互いのことを知る」と題してグループのメンバーと小さなインタビューを行った。リラックスした雰囲気の中、カノムがぽろりと口にした「一期一会じゃないけど、繋がりを持てた人との関係性は大切にしたいとより思うようになった」という言葉や、「場所に固執しなくなった」という言葉は、私の中で非常に印象的だった。 私自身の新たな気づき 特に、「場所に固執しなくなった」という言葉にはハッとさせられた。彼と私は偶然、同じ高知県出身なのだが、ともに

          軽やかに、次の場所へ[Footwork&Network vol.21 No.5]

          「始めること」から「続けること」へ

          ゼミが始まって約1ヶ月。少しだけ心境の変化がありました。石橋を叩いて叩いて渡りはじめる自覚のある私は、周りの様子を一通り把握してから手を出すことが多かったです。とにかく一歩目が遅い。一度渡ると結構加速することも忘れ、なんとなく遅れをとっている気がして、焦って、途中で気持ちが切れてしまいそうになる。この「始めること」への意識が少し変わったように感じます。もちろん「とにかくやってみる」ことはとても重要。アクションがないと何も始まらないから。でも、焦って、途中でそこまでのプロセスを

          「始めること」から「続けること」へ