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少し離れたところから

私が最も印象に残っているのは、「いちばん得るものがあるのは、自分の問題について考えているときではなく、他人の問題を検討しているときだ」(フリーエージェント社会の到来、P169,L9)という一文だ。日常の中でも誰かに悩みを持ちかけられ、最善の策を一生懸命考えているうちに、一見関係ないような、自分自身のモヤモヤとした感情も整理・解決されてしまっている時がある。迷いや悩みが生じると、自分のことばかり考えてしまいがちで、そうすることが最善策のように感じる。けれど、視点が変わると物語の印象が変化するように、自分という軸から一度離れて他者との関わりも見つめ直してみると、案外探していた答えが見つかるような気がした。

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