余白を残し、楽しむ

例えば、誕生日ケーキを自作したり、私しか食べない夕食の盛り付けを工夫すること、気に入らないボタンを付け替えてみること、丁寧にシャツのアイロンをかけること。家事になるべく時間を割くことがないように、合理化しマニュアル化すると、これらのことは無駄な時間でしかないように感じるかもしれない。もちろん全ての時間を使って家事を行うことは現実的ではないし、理想とする姿ではないと思っている。けれど、家事という生活の礎になる行為をする中で、これらの非消費的でともすれば少し無駄な時間の使い方ができる余白を残し、それ自体を楽しむことは、生活の豊かさを招いたり、取り戻したりするものになるのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?