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「あの先生」って、「どの先生」?(就活日本語ワンポイントレッスン③)

こんにちは。留学生就職支援をしております、ASIA Linkです。

今回は、弊社のブログから、2016年3月10日に公開した記事を転載してお届けします。

弊社代表の小野が元日本語教師として、就職活動をしている留学生に日本語文法のアドバイスをしています。

指示詞「あの」の情報共有に関する文法です。

ぜひ、ご一読くださいませ。


留学生のみなさん、こんにちは!

ASIA Linkの小野(おの)です。

就活日本語ワンポイントレッスン。

今回のテーマは、「あの先生」って「どの先生?」

日本語の初級レベルで勉強する「こ、そ、あ、ど」。

目の前にあるものを表現するときは、自分からの距離が離れるにつれて「このペン」「そのペン」「あのペン」となりますね。

ただ、目の前にないものを表現するときには、使い方を間違えやすいです。
今日は、その復習をしましょう。

以下の会話を見て下さい。

面接官:なぜ日本への留学を決めましたか?
留学生:大学の先生に勧められたからです。あの先生は、日本への留学経験がありました。
面接官:(私は、その先生のこと知らないんだけど・・・)

間違いがわかりましたよね?

目の前にいる人ではなく、話題に出てきた人を表現するときは、次のような決まりがあります。

・話し手だけが知っている人の場合:その人
・話し手も聞き手も知っている人の場合:あの人

上記の会話では、面接官は留学生の大学の先生のことを知りませんから、「その人」と表現するのが正解です。


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