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「法華経の風景」宍戸清孝・菅井理恵

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写真家・宍戸清孝とライター・菅井理恵による写真エッセー「法華経の風景」です。日本各地の法華経にまつわる土地を撮影し、エッセーを添えます。
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記事一覧

法華経の風景 #12=完「五島慶太ゆかりの地」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:渋谷・東急百貨店東横店跡  100年に1度の再開発が行われている東京・渋谷。忠…

法華経の風景 #11「本阿弥光悦ゆかりの地」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:光悦寺/光悦垣  雪を払いながら茶屋に入ると、女将さんが柔らかな京言葉で迎…

法華経の風景 #10「鑑真ゆかりの地」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:東大寺・大仏殿  東大寺の大仏殿は、とにかく大きい。だが、751年に創建(※1…

法華経の風景 #9「聖徳太子ゆかりの地」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:斑鳩町・片野池  私たちは夜明けを待っていた。池のなかで白い鳥が1歩を踏み…

法華経の風景 #8「奥州・平泉」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:中尊寺・金色堂覆堂  坂は緩やかな曲線を描き、光が満ちたところで見えなくな…

法華経の風景 #7「嚴島神社」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:嚴島神社・大鳥居  緩やかな列をなした人々が、砂の道を歩いていく。  広島…

法華経の風景 #6「岩手・花巻」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー画像:ぎんどろ公園  あれは「デクノボー」だろう——。  宮沢賢治で知られる岩手県花巻市。賢治が教えた花巻農学校の跡地は、市の文化会館や図書館、そして「ぎんどろ公園」になっている。公園には賢治の詩碑や『風の又三郎』の像もあって、芝生に寝転ぶ彫刻が、「雨ニモマケズ」に登場する「デクノボー」のように思えた。  明治29(1896)年、賢治は岩手県稗貫郡花巻川口町(現在の花巻市豊沢町)に生まれた。生家は質店と古着商を営む裕福な商家で、5人兄弟の長男。父親の政次郎は地元

法華経の風景 #5 「七尾・羽咋」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー写真:羽咋・千里浜  北陸新幹線「かがやき」が終点の金沢駅に近づくと、荷物をまと…

法華経の風景 #4 「鎌倉」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー写真:鶴岡八幡宮  家並みの脇を流れる用水路に、2羽のカモがいた。川面は緑がかっ…

法華経の風景 #3 「比叡山延暦寺」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー写真:根本中堂  田の谷峠にあるゲートから、比叡山ドライブウェイに入ると、一層…

法華経の風景 #2 「大阪・堺」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー写真:山口家住宅  南海電鉄の堺駅を出ると、鋭い日ざしに目を細める。肌寒かった前…

法華経の風景 #1 「観世音寺」 宍戸清孝・菅井理恵

ヘッダー写真:観世音寺・参道  うっすらと青みを帯びた空を眺め、頬に触れる空気の冷たさに…