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シンガポールでSTAY@HOME 12月20日(月)通算623日目 フェーズ2強化版(2回目)の152日目

昨年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在はフェーズ2強化版に戻り、一時期は外食ができない状態でしたが、8月10日よりワクチン接種が完了した人に向けて、再開されました。

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12月20日(月)通算623日目 フェーズ2強化版(2回目)の152日目

 魔術学校を舞台としたファンタジー小説「ハリー・ポッターと賢者の石」に、少女が「火を付けたいのに薪がないわ!」とパニックを起こす場面がある。入学するまで魔法に触れてこなかったため、咄嗟に呪文を使うという発想がないのだ。幸い、一緒に居た少年に「君はそれでも魔女か!」と突っ込まれることで冷静さを取り戻し、無事に火を起こすことに成功した。

 独りで考えていると難しい問題に見えたものが、誰かの言葉で一気に氷解することがある。気分が沈んで泥沼に浸かってしまったと思えるようなときも、本当は座っている状態から立ち上がるだけで、抜け出せるかもしれない。沼に入ってしまったこと以上に、立ち上がれば簡単に出られる可能性がある、という発想に至れるかどうかが問題だ。隣で助言する誰かが居ない場合、それは難しいことが多い。当事者以外には答えがそこら中に転がってみえるため、本人が独りで下した決断に衝撃を受けることもある。

 新型コロナウイルスの流行で、長らく人との関わりが制限されてきた。かなり沈静化した日本では、飲み会をする人も居ると耳にする。シンガポールでも、5人まで一緒に食事が可能のため、親しい人とご飯に行く人も多いだろう。今後の感染者の推移や変異株の影響は読めない部分があるが、今の間に人とのつながりを再確認しておくことは大切なのかもしれない。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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