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シンガポールでSTAY@HOME 7月17日(土)通算467日目 続フェーズ3強化版の34日目

昨年の4 月にシンガポールはロックダウンを開始して、それ以降徐々に規制を緩和してきました。一時期はワクチン接種も始まり、最終段階と言われていたフェーズ3になっていましたが、変異したデルタ株の流行により、以前よりは少し厳しくなっています。

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7月16日(金)通算466日目 続フェーズ3強化版の33日目

 昨日、飲食店での1グループの人数上限が19日から、2人に変更されると発表があった。2度のワクチン接種を終えて2週間が経過した人のみであれば、その制限は5人まで緩和されるとのこと。先日の新規感染者が56人だったこともあり、何らかの規制強化があるとは思っていた。ただ、個人的には再び飲食店がテイクアウトとデリバリーのみになる可能性も捨てきれないと考えていたため、この規制位で済んで良かったと感じている。

 今回の規制強化は、キャバクラとカラオケを足したような営業形態のKTVで、現行のルールを守らない人が複数人居たために発生したクラスターが原因だ。ただ報道によると、既に判明している感染者88人の内、2度のワクチン接種から2週間が経過していた人は、たったの6人だったらしい。国民であれば、39歳以下は子ども以外接種を完了しているはずだ。また、40歳以上ならば、どこの国籍であってもワクチン接種は終えているはずだし、39歳以下の外国人でも、エッセンシャルワーカーなど職種によっては同様に完了しているはずだ。

 これらの条件から考えると、恐らく客の多くは39歳以下の外国人だったのだろう。もちろん、ワクチン接種は義務ではないため、個人の主義主張で打っていない国民や40歳以上の人の可能性もある。しかし、39歳以下の外国人の接種が開始となったのは今月2日からであり、2度の接種を終えた人はいないのだ。

 現在、政府は対象のKTVを訪れた人を対象に検査を実施している。普通に呼びかけただけでは、体面を気にして来ない人が居ることを予測したのか、法的に義務として招集しているようだ。この一件に限らず少し緩んでいる部分があるようで、最近の感染者は増加傾向にある。19日から開始される規制は一応8月8日までであり、翌日の建国記念日は問題がなければ既に解除されているはずだ。今後の感染者数の推移と、政府の動向が気になる所だ。

参考文献
CNA「COVID-19: Dining-in group size back to 2; groups of 5 only if all fully vaccinated」(2021年7月17日14時8分閲覧)
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/covid-19-how-many-can-dine-in-vaccinated-groups-of-5-2-15232846

「Only 6 of first 88 cases in KTV Covid-19 cluster fully vaccinated; patrons included 19-year-old, Singapore 」(2021年7月17日14時10分閲覧)
https://www.straitstimes.com/singapore/only-6-of-first-88-cases-in-ktv-covid-19-cluster-fully-vaccinated-patrons-included-19-year

gov.sg「Breaking the chains of transmission of the KTV cluster」(2021年7月17日14時14分閲覧)
https://www.gov.sg/article/breaking-the-chains-of-transmission-of-the-ktv-cluster

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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