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シンガポールでSTAY@HOME 9月27日(火)通算904日目 イエロー(DORSCON)155日目

シンガポールで採用されている警戒レベルDORSCONが、新型コロナウイルスの流行以降、2年ぶりにオレンジ色から黄色へと4月26日に変化しました。また、ワクチンが完全接種であれば、入国に検査と隔離も免除となり、一層かつての生活に近づいてきていることを実感します。

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9月27日(火)通算904日目 イエロー(DORSCON)155日目

 母は普段、あまり朝から家を出ることはない。会社が在宅勤務を認めていることもあり、何等かの事情で出勤するときも混雑する朝ではなく人の少なそうな午後を選ぶことが多いからだ。ただ、今朝は予定の関係で朝に出かけると昨日から聞いていた。加えて私も、珍しく朝から外出する予定があるため、2人して朝の身支度をすることになった。

 新型コロナウイルスが流行する前は、わざわざ書くまでもない朝の光景だった。もしかすると、学校や幼稚園に通う子どもが居たり、在宅勤務のシステムがないタイプの仕事に付いている人だったりの場合は、この数年も変わることなく同じような朝を過ごしてきたのかもしれない。しかし、私の家の場合はかつての風景ではあっても、直近の2年程は遠ざかっていた。そのため、若干苛立ちながら時計を何度も確認しながら、できるだけ手早く身支度しつつも、最後の方は小走りになりながら廊下を行き来する状態は、久しくフィクションの中にしかないものだった。自分が作中の人物になったような気がした、というのは言い過ぎだが、新鮮に感じたのは事実だ。

 今日のことも、いつの間にか特筆すべきではない日常に埋まっていくはずだ。今日こうして書いたことすら、忘れるかもしれないと思うと少し寂しいが、以前の日常が戻ってきているという確かな証拠にとも言えるのだろう。

去年(2021年9月27日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年9月27日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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