復職後の未来にワクワクしている
育休からの復職にあたり、オンラインと対面の2回おこなった「上司との面談」
そこで震える宣告を受けた。
なんと、4月の復職と同時に異動になるらしい!
いや、組織に所属している以上ありえない話ではないし、育休中は「自分の理想の働き方」ばかり考えていて、「元いた場所に戻る」とばかり思い込んでいた自分、のん気すぎ!
とはいえ。
異動するにしても、「心乱されずに働きたい」という私の軸は変わらない。現上司との2回目の面談を終えてすぐ、「異動先の上司との面談」をセッティングしてもらえるよう動いた。
そして、新上司とのオンライン面談の日。
もともとその方とは、過去に部門横断のプロジェクトでもご一緒したことがあり、面識があった。
仕事が出来て、社内の評価も高く、人間性もとても素敵な人。
だけど。だから、なのか。
私に期待されているのはどんなことなのか。
そもそも期待されているのか。
事前に作成していた「面談で共有したいことリスト」を何度も見返し、「自分的重要項目」にはチェックを入れて、前日にもシミュレーションしたにも関わらず、ドキドキしていた。
ちなみに、面談で共有したいことリストは以下のとおり。
・組織図(4月から変更があるか)
・部のミッション、方向性
・関わる人、部署
・定例の業務、ミーティング
・現状、部で困っていること
・上司がやりたいと思っていること、夢など
そして、私の希望としては、
★基本、在宅希望
★フレックスを導入してほしい(私の働く会社では、部門ごとに申請制)
・フルタイムでの復職希望だが、時間的制約があること(子どもの病気対応など突然お休みをいただく可能性)
★定期でも不定期でも良いが、上司との雑談の時間をとってほしい
★マークが「自分的重要項目」で、この3つが伝えられたらOKと思っていた。
結果的には、ほぼリスト通りの内容が共有でき、自分的重要項目もすべて快く「OK」だった。
特に「上司との雑談の時間」については、「もちろん。そういうことが大事だと思ってる」と共感していただけたことにホッとした。
1時間ほどの面談を終えて、私は、面談前のドキドキがワクワクに変化している自分にびっくりしている。復職後の未来へのワクワク感。
面談は、想像よりもとても和やかに何の気負いもなく、お互いにオープンマインドで、何より私は自分らしくいられたのだ。
どうしてだろう。
考えてみて、ふと思い当たったのが、上司は一言も「ママになった〇〇さん(私)」と言わなかったことに気づいた。
「育休明けの復職者」と言うと、どうしても「ママ・パパならではの視点」とか「親の立場になって、以前と変化した価値観」とか無意識に求められがちなのに、上司は一言もそういう表現をしなかった。
あくまでも、私個人そのものとして扱ってくれたように思う。
私が「部として、どういうことを目指していらっしゃいますか?」と上司のやりたいことを聞いたときも、「ここは〇〇さん(私)のこれまでの豊富な経験を活かして手伝ってほしい」とか「〇〇さん(私)の得意分野だと思うけど・・・」と話されていて、決して「ママになった視点を活かしてほしい」とは言わなかったのだ。
それが、私自身に向き合ってくれたように感じて、上司の言葉がストンと腹に落ちたのだと思う。
結婚していようが子どもがいようが、そういう背景や事情はひとそれぞれ。
その事実そのものは良いも悪いもない。
いろんな人のいろんな生き方、価値観を尊重し、チームとして目標達成を目指して、お互いに心地よい働き方をしたい。
私が「心乱されたくない」と思うのと同じように、皆それぞれに理想の働き方や優先順位があるのだ。
異動を聞いた私が、「(新しい部署で)私に何を期待してるの?」と思ったり、新上司との面談前にドキドキしたように、上司側だって「復職者にどこまで働いてもらおう?」とか不安になったり心配したりするのだ。
「私だけが」ということなど、ない。
同じ目標を目指して、協力し合える関係。
「心乱されない働き方」として、仕事の仲間とはそんなコミュニケーションができたら良いな、と思っている。
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