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もどってきたアミ〜小さな宇宙人〜第5章 気づかない本質的な欠点

この本の紹介

衝撃作『アミ小さな宇宙人』に続く、アミ三部作の二作目となる本作『もどってきたアミ』。


主人公の少年ペドロが、
アミという小さな子供の姿をした宇宙人と出会い宇宙を旅する中で「愛の正体」を知って行く物語だった一作目「アミ 小さな宇宙人」。

「僕とまた会いたいなら、この旅で学んだことを本に書くように」

アミとそんな約束をします。

二作目の本作『もどってきたアミ」では、
その旅の2年後、本を書くと言う約束を果たしたペドロの元に再びアミが姿を表します。

アミと再会し2度目の宇宙の旅に出るペドロ。

今度の旅では、
旅を共にする新たなゲストや、
愛を知ると言う人物との出会いによって更なる愛への探究を深めて行きます。

自分の内面にフォーカスして、より深くその実態を掴んで行く様な内容となっています。




この読書メモについて


この物語をもっと深く理解したり自分の中に留めておきたい。

これがこの読書メモを書き始めたきっかけです。

忘れないように、
自分の体験や、
今まで触れてきた本、映画、聴いてきた音楽などから得たインスピレーション、
自分の経験を通した得た独自の解釈を交え「読書メモ+」として書きはじめました。


残念な事にこの「アミ 小さな宇宙人」シリーズ3部作(日本語版)は、
2023.3現在絶版で入手困難となっています。


やっとの思いで探して手に入れた宝物の
「アミ 小さな宇宙人」三部作



なので、
微力ながらこの素晴らしい物語に1人でも多く触れて貰いたいという想いもあります。


多くの、悩みや生きづらさを抱えた人達へ、
この読書メモから
アミからのメッセージを届けられたらこんなに嬉しい事はありません。


この読書メモが、どこかで誰かの「愛を知るため」の種となり、
その芽が芽吹くお手伝いができます様に。


この読書メモは、第一作めの「アミ 小さな宇宙人」からマガジンにまとめています。

無料で読めますので、是非アミのメッセージに触れて下さい!

恥ずかしながら最初の方の章では、読書メモらしく?かなり独りよがりな要点のみの「メモ」となっています。
折をみて加筆する予定です。

では、二作目の「もどってきたアミ 第5章 気づかない本質的な欠点」

どうぞお付き合い下さい。


『もどってきたアミ』目次

序章 アミの思い出

第一部
第1章 うたがいの気持ち
第2章 岩の上にある(?)ハートのマーク
第3章 念願の再会
第4章 宇宙のダンス
第5章 気づかない本質的な欠点
第6章 ぺドゥリートとビンカの使命
第7章 地球救済計画の司令官
第8章 地震から地球を守る仕事
第9章 いよいよキア星へ
第10章 太陽の師の存在

第二部

第11章 愛を知る老人クラト
第12章 キアまたいつの日か
第13章 カリブール星で双子の魂を知る
第14章 羊皮紙と二つの可能性
第15章 アミの惑星 銀河人形をゆく
第16章 アミの両親が教えてくれたこと
第17章 アミの真実の姿
第18章 またね….アミ


第5章「気づかない本質的な欠点」の要約・あらすじ


自分では見つけられない、自分の本質的な欠点について。


多くの人が、自分自身を素晴らしい人だと思い込んでいる。

自分の持っている幾つかの欠点を全く直視できないでいる。



その欠点の中でも特に重症なものがガッチリと根を張り、自分の中の醜い部分である「エゴ」を育て支えている。

エゴとは、自分の中の醜い部分、自分でも気にしない様に関係ないかの様にみえないように隠している自分の中にいるもう1人?の存在の事。

土に埋まった外からは見えない部分。
ただ他人の中に自分と同じエゴを見つけると過剰に反応し、激しく非難する。


そしてそれが自分の中にも同じものがあると知った時、死ぬほどショックを受ける。

だからある種の、そのエゴに光を当てる「陽に曝す」事は急にやってはいけない。


エゴはある時期までは一種の救命具の様な役割、
保護者の様な役目を果たすから。

少しずつ二次的な欠点と向き合いながら、
ダメージを受けすぎない様に少しずつ欠点を明るみにしていくこと。


例えば中傷された時。

自分の中に起こる不愉快な感情は
「自己防衛」ともいえる。

中傷の他に、侮辱、非難、不正を正される、
などがある。


こう言うものに出くわした時の自分の反応に目を向け、
そしてそれを受け流してなかったことにするのか、
それとも面と向かって行くのか?


受け入れるのには時間がかかる事もあるが、

これを乗り超えられるかどうか?は、
自分の使命を果たせるかどうか?に大きく関わっている。


人は必ず使命を持って生まれてくる。

ペドロもビンカも、使命を持って生まれて来た。


それぞれの惑星、ペドロは地球に、ビンカはキアにその使命を持って生まれた。

その使命のひとつは、アミとの旅を本に書く、と言うものだった。


「君達はもともと自分達の生まれた惑星の出身ではないんだ」とアミが言う。

驚く2人に、更にアミはこう続けた。

「君たちの魂は、宇宙の親交世界から来ているんだ。
君達は自分の使命を果たす為にそれぞれの惑星に生まれて来たんだよ」


自分なりの独断と偏見での解釈

誰もが皆、使命を持って生まれてくる。

一人一人の存在には間違いなく生まれてきた意味がある、と言う事です。

だけどその使命を全うできないどころか、
「自分に使命なんてある気がしない」
と思っている人も少なくないんじゃないかなと思います。

何を隠そう私がそうでした。
25歳くらいまではボーッとなんとなく生きてました。


私の使命とはなんなのだろう。
そもそも持って生まれてきているのか怪しい。

それを紐解く鍵は、
私の中の「エゴ」が握っていました。



藤井風さんと言うシンガーソングライター、ご存知の方も多いと思います。

まさに、この時代に選ばれし者というか…
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで人気も鰻登り!
活動もどんどん広げられて、いまや世界にも名前が轟いています。

彼は歌の中で赤裸々に、
自分の醜い部分、
失敗、苛立ちを歌い、

自分の中で自分を見ているもう1人の自分との対話や、

どんなにダークサイドに落ちても、
自分の考え方一つで急展開で別世界に行ける事、
全て自分の心次第なのだと、

多くの曲で自分の”しくじり”からの”復活”を歌っています。

そんな彼の曲に『grace』という曲があります。

この曲では「私」と「あたし」を歌っています。

あたしに会えて良かった
やっと自由になった
涙も輝き始めた

『grace』藤井風


最初聴いた時、この曲は
自分と、
もう1人の”忘れ去られてた本当の自分”を歌っているんだと言う風に解釈していました。


常に押し殺してきた、インナーチャイルド的な存在を歌っている、と。


だけどある日、
車を運転しながらこの『grace』をループ再生していた時、ふと「陰陽」と言う言葉が頭に浮かびました。

すると瞬間、ぶわぁぁぁぁっと涙が溢れてきたのです。

この曲は、陰陽、つまり

自分の中の陽の部分と、
見られたくはない醜い陰の部分、

を歌っているのだと瞬間的に電撃が走ったのです。

ただいま朝日
おかえり夕日
やっと共に廻り始める

あたしに会えて良かった
やっと自由になった
涙も輝き始める

『grace』藤井風

陰陽は、一対。
2つでひとつです。

どちらかだけでは存在し得ない関係です。

私の中の陽(あさひ)も、そして陰(夕日)も、
どちらも私の中にあって2つでひとつ、
私を作っている大切な要素。

醜く、人に見られたくない知られたくない「エゴ」を抱きしめて、
陽である自分が、
「もういいよ、大丈夫だよ、
今まで弱い私を守って支えてくれていたんだよね。
あなたが頑張ってくれていたから今までやってこれたよ。あなたは私の一部だって事忘れて、今まで悪者扱いして追い出そうとしてごめんね。 
おかえり!
私はもう大丈夫だから、もうゆっくり休んでね。
これからは私が頑張る番だから。
今まで守ってくれて本当にありがとう!」


そんな光景が頭に浮かびました。
もう涙が溢れて(これ書いてる今も!)仕方なかった。

これ実は、まさにこれを書いている私の事なのです。

醜い部分をひた隠しにして、
バレるのが怖くて、必死で、外側ばかり鎧で固めて頑張ってた”あたし”。
そうしなきゃやってこれなかった。


だけどもうその重たい鎧を手放したい。

本当の自分で胸を張っていける様になりたいと、
そう思う様な出来事にでくわした5年前の私。


沢山苦しんで
泣いて、
もうこれ以上は落ちないと言うところまで自尊心は地に落ちて、

でもそこまで落っこちたら、

どうしたらここから這い上がれるのかがわかった。
やらなきゃいけない事がハッキリと見えた。


エゴがひた隠しにしてきたもの。

それが使命に繋がっている。

「どうしても欲しかったもの」が、そこに隠されている。

あの時、エゴがその「鍵」をくれたから今のこの私がいる、と思える。

陰と陽。
切り離せない、二つでひとつ。

世界はそうできている。

それに気づいて振り返ったら、


今まで流してきた涙は実は宝物で、
ダイヤモンドみたいに輝いていて、
今、この胸にちゃんと光っている。

あたしに会えて良かった
やっと自由になった
涙も輝き始める

『grace』藤井風


きっとそう歌っていたんだ…涙

運転しながら、涙で視界がぼやけて大変な事になりながら、
まるで走馬灯のようにそんな風に思いました。(危ない)



使命とは、
エゴが握っている。

固く閉ざした「見られたくはない本当の自分」が、
何をすべきか、を知っている。

そのなすべき事が使命に繋がっている。


知らんぷりをして生きる事もできる。

でも面と向かって一つづつ克服してゆく事で確かな自信を手に入れて行く喜びは、
何物にも変え難いと言うことも、一応経験者としてお伝えしたいと思います。

もちろんまだまだ、
幾つかのエゴを抱えてもがいている身ではありますが!

でも、エゴとは実は

「ものすごく好きだ!」

と言う事の裏返しなのだと知ったので、
なるべくそのサインを見逃さないように、

心の声に耳を澄ますようにしています。

なるべく拗らせず、欲しいものにスッと手を伸ばせるように…
それを日々考えています。


さて、藤井風さんの魅力を語り過ぎた感がありますが笑

この章でアミが言及する「エゴ」。

そして風さんが歌う「あたし」。

この二つが見事に私の中で繋がって、
眼を涙で洗って新しい世界を見せてくれました。

独自の解釈での「エゴ」、そして「使命」について書いてみましたが、
いかがだったでしょうか?

アミの読書メモだと言う事を忘れて結構熱く語ってしまいましたが、

これもきっと宇宙元旦前夜のエネルギーのせいでしょう笑

ついに新しい時代の幕が開きます。

このタイミングでこの読書メモ+が、

どこかで誰かの使命に気づくきっかけとなったら嬉しいです。


気に入って頂けたら拡散?もどうぞよろしくお願いいたします!


では次回、
第6章「ペドゥリートとビンカの使命」です。


ご期待下さい!


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