「やらかした」夫婦日記 Vol.1
マンションの消防設備点検
今日は朝から、住んでいるマンション全戸で設備点検が行われる日だった。予定では１０時から、消防設備点検と排水管洗浄。
ここ数日、なぜか明け方に右足が攣る変なクセがついて、この日もやたらと寝不足な上、やけに体調が悪かった。
気圧変化に弱いのでそれが原因だと思うのだが、倦怠感と目眩で起き上がれない状態。そうは言っても業者さんは来てしまうから、体調が優れないことを夫マッドさんに伝え、ギリギリまで寝かせてもらうことにした。
は？余裕で時間過ぎてるじゃん。
ブレーカーが落ちたかのように眠っていたら、ドアチャイムを鳴らす音。
インターホンからは「消防設備点検です～」の声。
大慌てで飛び起きる。ぁ・・・目眩・・・ヤバ・・・。
時計を見ると、とっくに１０時は過ぎている。
「は？起こしてくれるはずじゃなかったの？」思わずキレてしまった。
だって、髪はボサボサ、ノーメイク、ノーブラ、パジャマ。
玄関から業者さんが入ってくる気配がしたので、「今まで誰か寝てました」状態の布団もそのままに、上だけ羽織って自分の部屋へ退避する。
退避したところで、山姥みたいな様相で寝起きのすわった目をしている私の部屋へも、容赦なく業者さんが入ってきて点検をする。
目を合わせなかったので、態度の悪い住人に見えたことだろう。
マッドさんの理由
赤の他人様に、無防備にもボロッボロの自分を見られたことにまだ動揺していて辛抱できず、マッドさんにもう一度理由を問いただした。
「なんで起こしてくれなかったの？時間過ぎてたよね？」。
マッドさん曰く
「思った以上に早く来ちゃったから」
（いや、１０時からって知ってるやん）
「なんで起こさなかったのか、自分でもよく分かって無くて」
（いや、分からないのは私の方なのだが）
「なんかゴメン」←しおしお
（泣きたいのはこっちの方なんだが）
発達障害さん、あるある？
振り返ってみると、もう少し寝かせてほしいとマッドさんに頼んだ時、彼は既にPCに向かって作業していた。
注意欠陥多動性障害で不注意型である事と、自閉スペクトラム症の傾向があるので多分、
1. 作業に過集中して、私の要求を理解していないのに生返事をした。
2. １０時過ぎでも大丈夫だろうと思いこんでいた。
と、こんなところなのではないかと考えている。
分かっちゃいるけどキツイ事もある
私も多分、ご多分に漏れずカサンドラさんだ。
パートナーにASD傾向がある事で、抑うつやPTSD症状が出るのがカサンドラ症候群と言われるが（病名ではない）、そもそもCPTSDの自分にとっては結構な割合で由々しき事態ではある。
「パートナーの親になった気持ちで接すれば少しは楽ですよ」
なんてアドバイスを読むことは多い。
いや、そうなんでしょう。そうなんでしょうけれど。
自分がなるべく平常運転でいるようにするだけでも大変なのに、どう頑張っても「親になった気持ちを持つ」余裕なんて出てこないんだよなぁ。
とは言うものの、全てにおいて打開策が見えないというわけではないので、ムリにでも笑い飛ばしつつ、逃げずに攻めの姿勢で一歩ずつ。
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