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ピリカ文庫『レモン』とレモンな作品集

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ピリカ文庫『レモン』と、みなさんのスピンオフ作品を集めました。書いていただきありがとうございました。
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【ピリカ文庫】レモン

「私の披露宴でね、『人生には3つの坂がある……』ってスピーチした人が居たっていう話、おぼ…

あやしも
4か月前
140

【短編小説】ヒトリ珈琲②

■アールグレイティー~高橋章(32) 「よかったら、ひと息つきませんか」 その男はカウンター…

ピリカ
1か月前
80

アジール #シロクマ文芸部

 レモンから揚げ、と私は言った。  レモンから揚げ?と、夫がリピートし、語尾を上げる。 「…

吉穂みらい
1か月前
71

【掌編】友人Aの現況に関する考察或いは私見

レモンから連想するもの。黄色、果汁にクエン酸、そしてA。 「なに、Aって」 「友達」 「ふぅ…

白鉛筆
1か月前
56

【掌編小説】レモンから #シロクマ文芸部

本編の前に。 こちらの話は以下の作品に基づいています。  まさにレモンという爆弾を落とし…

ひよこ初心者
1か月前
42

【創作】鈍感男にレモンの酸味を

レモンからなんとなく女の気配を感じる。冷蔵庫から取り出された使いかけのレモン。くし形にカ…

コッシー
1か月前
47

愛しきレモンたち

レモンから、を二度見した。 小牧部長、嘘でしょ。 シロクマ文芸部のお題が「レモンから」であった。 6月にピリカ文庫に書いた『レモン』には、多くの方からの文章や音声でのコメントをいただき、夢のようだと感じている。 創作が得意ではない。 うまく書けない。 恥ずかしい。 そういう気持ちが消えない。ずっと心に在る。 認めるところから始まると思っているし、書き続けると変わっていくのかもしれない。 「変わった」と私自身は感じている。 恥ずかしさは、かなり減った。 noteを

【掌編】パスタでも食べにおいでよ #シロクマ文芸部

レモンから滴り落ちる香りが、鼻の奥に漂っている。この部屋にはレモンはないから、これはきっ…

yuhi(ゆひ)
1か月前
39

視線注がれぬ人

レモンから連想する物語は、様々な論争を生んだ。しかし、その論争の中にその人の話題はなかっ…

椎名ピザ
1か月前
32

レモンの娘 #シロクマ文芸部

レモンから溢れ出る匂いが冷蔵庫を満たしている。 レモンのストックが冷蔵庫にあることは、 …

納豆ご飯
1か月前
46

レモンから #シロクマ文芸部

 レモンから始まった。  たわわに実っているレモンの木々を眺めながら彼女は思っていた。こ…

Marmalade
1か月前
74

【創作】鈍感部下にレモンの酸味を

レモンからどことなく女の匂いを感じる。冷蔵庫から取り出された使いかけのレモン。くし形にカ…

コッシー
1か月前
50

レモン太郎

レモンから出てきたのは、さわやか好青年、レモン太郎だった。 その朝、りーさはいつものよう…

バクゼン
1か月前
47

レモンの挑戦状

レモンからあなたは何を想像する? 淡い初恋、ファーストキス。 大方そんなかんじかな。 でも私のレモンは、ちがう。 もっと大人で、 もっと切ない。 決して成就しない恋の象徴。 私がこの会社にパートで入ったのは今年になってからだ。待望の企画部に配属されて嬉しかった半面、産後2年、という短くないブランクがあった私は自分が社会に通用するのか、とびくびくしていた。 「原田さんの作るパワポはセンスがあるね」 そんな私を、永沢さんは褒めてくれた。 ぜんぜん、たいしたことないのに