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ミニマリストの週末日記 2

土曜日。くもり。朝方寒いと感じることがほぼなくなって来た。どんどん春だ。

起きてストレッチ、洗濯。朝食は大量に焼いて冷凍しておいたホットケーキ。たねに牛乳とヨーグルトを多めに入れたので白っぽい。それにはちみつをかけて食べ、薄めに淹れたネスカフェのカフェインレスコーヒーを飲む。

洗濯物を干してから、昨夜届いたテーブルを組み立てる。今までは無印の、長方形の折りたたみテーブルを使っていたけれど、丸いテーブルを購入して取り替えた。

どうだろうと思っていたけれど、置いてみたら頭上のランプが円のガラスの傘なので調和した。部屋の雰囲気が全然変わる。動線が変わり、部屋が断然広くなったように思う。直線と曲線の違い、すごい。

散歩に出る。GUのジョガーパンツとデニムシェフジャケット、ユニクロUのTシャツでちょうどいい気温。歩くと少し暑いくらいかも。

先週行ったパン店にまた行く。先週より1時間ほど遅かったせいか、棚に残っているパンの数が少ない。同時に買い物をしているお客さんの様子をうかがいながら、そっといくつかパンをとる。
外に出ると通りが混んでいる。皆スマホをかざして桜の写真を撮りながら、ゆっくりと歩いている。混雑を回避しながら公園へ向かう。

公園の桜も見事に咲いている。先週より人が多い。家族連れ、散歩の人、ジョガー、老夫婦、カップル、子供たち。広くて明るい草原にいろんな人たちが散らばっていて、白っぽいくもり空の下、桜のまわりはぼうっと発光している。
とても上手に凧をあげている子供がいる。ミニギターを弾いている人の歌声とギターの音が、遠くからかすかに聞こえる。楽器はいいなあ。見ているもの聴こえているもの、なんだか夢の中みたい。
座るところが無かったので、草原の真ん中あたりで立ったままベーグルを食べて炭酸水を飲んだ。やっぱりあのパン店のベーグルはとんでもなくおいしい。今度ここに来るときは下に敷ける何かを持ってこよう。

帰宅して手洗いうがい、着替えてから、KINTOのセットでコーヒーを淹れる。

桜のイメージがまだぼんやり頭の中で光っている。公園は充分広くて静かだったのに、なんだかざわざわしたところに出かけたような気がする。
少し疲れたのでフォームローラーで背中を伸ばし、kindleアンリミテッドについて検討する。今月でお試し期間が終わるので、継続か退会か。

月末の週末なので、夕飯は家にあるものでカレーにする。缶のカットトマトを入れた鶏肉のカレー。明日も食べられると思うとうれしい。

読書。表紙のイラストに惹かれて読みはじめた、柚木麻子著 BUTTER が面白くてここ数日ずっと夢中。

物語と共に描かれている様々なバターの詳細なレシピに存在感があって、金色のバターの洪水に飲み込まれそう。
読み終わるのがもったいないけれど、今夜には読み終わりそう。この後は一体どうなるんだろう。

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