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ミニマリストの理想の住まい|本:アルプスの少女ハイジ
ミニマリストとしての理想の住まいについて考えてみました。
ミニマリズムはスタイルを限定するものではないので、同じミニマリストでも、スタイリッシュ、レトロ、オーガニック、等々、それぞれの理想の住まいがあると思います。
自分の場合、どんな住まい、どんな暮らしだろうな? と考えてみたら、昔懐かしのあの物語が浮かんできました。
アニメでもお馴染みの、アルプスの少女ハイジです。物語の冒頭、幼くして家族を亡くしたハイジは、アルプスに住む「おんじ」(ハイジの父方の祖父。アニメではアルムおんじ、本ではアルムおじさん、ハイジからはおじいさんと呼ばれています。)の家に引き取られ、生活を始めるのですが、その住まいがまさにミニマリストの住まいなのです。
小屋の中に入ると、広い空間にテーブルと椅子があり、部屋の片隅にはおんじのベッドがあります。反対側には炉があり、そこがキッチンの役割をしています。壁の内部には2つの棚が作りつけられており、1つには生活雑貨、もう1つには食器と食料が収納されています。
大きなワンルーム、そして家具は最低限。想像するとわくわくします。
幼いハイジは、梯子を登った屋根裏部屋のスペースを自分の寝室にします。乾草の束を重ねて麻袋のカバーをかけてマットレスにし、同様の作りのもう1セットをかけ布団にします。丸窓からは山や空や雲、夜になると月や星が見えます。
ハイジとおんじは炉でチーズをあぶり、パンと山羊のミルクで食事にします。その美味しそうな描写はアニメでも読書でも忘れられません。
最低限のものを備え、自然と共に暮らす。
ハイジとおんじそのままの暮らしはなかなかできませんが、この方向性に自分は行きたいんだなと、折にふれて思い出すイメージです。
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