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「子どもの感性」を取り戻したい

前回、「女子の感性」の話をしたばかりだが、「子どもの感性」をとても惜しく思うことがある。

「のりもの、どんなおと?」~ダウンロード数が+15\(^o^)/~
http://www.materialize.jp/art/internship/9031/

知人の3歳の子が「のりもの、どんなおと?」で遊んでくれました(^^)
大人目線では、「きかんしゃ」や「せんすいかん」がお気に入りだったのですが(癒される音なので)、その子は「しょうぼうしゃ」に食いついていて、無心で何回も音を鳴らしていたそうです(^^)
「しょうぼうしゃ」、音がくぐもっていて外そうかと思っていましたがそれを聞いて残しておくことにしました。
大人目線と子供目線は違うというのがよく分かる出来事です。
色が赤いのも良かったんですかね?

このアプリを作ったプログラミング未経験の文系女子大生は、ダウンロード数を伸ばすことに奮闘しているが、実際に子どもに遊ばせてみるとやはり、乗り物の音が出るというのは好きみたいで、結構、親や周囲の大人たちにも好評だった。

で、このアプリの「消防車」の音だけが、社内で唯一不評で、既に削除の決定を下していたのだが、まさか、この「消防車」に子どもが一番に食いつくとは思いもよらなかった。

なので今も削除せずに不評だった音のままでアプリには残っている。

子供向けのアプリを大人だけで判断してはいけないという教訓になったわけだが、やはりなぜ、この「消防車」に異様な食いつきを示すのかが、大人の我々には誰にも分かっていない。

サイレン系なら救急車、パトカーがあるし、消防車はほとんどパトカーと同じ音なので、本当に子どもの頃の無垢な感性を取り戻したいと思った。

以前、知人の小学生が「アプリ開発クラブ」に入っているという話をしたが、この子に既に世に出ているゲームを見せると、「自分だったらこう作る」「自分だったらこんなキャラを登場させる」などの意見がバンバン出てくる、もちろん自然にだ。

自分も小さい頃は、レゴが好きで、なんで好きだったかと言えば、レゴで作りたいものが山のように頭に溢れていたからだ。今でもレゴを持っているのだが、大人になってレゴを触ると、まったく何も浮かばない。何も作れない。子供の頃の想像力がまるで無くなってしまっていた。

もしかしたら、「消防車」に食いついたこの子も、なんらかのインスピレーションが、溢れに溢れていて、手を離せなかったのかもしれない。

何の変哲もない消防車のサイレン音、むしろ他の乗り物に比べて、あまり良くない音質なので、一度、試しに聴いてみてほしい。未だに、まるで分からない・・・。

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