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【本要約】幸せになるには〇〇を整える「幸齢者」

本記事を読むと、以下がわかります。

  • 幸せに生きるための考え方

  • 何をすれば幸せに過ごせるのか

こんにちは、けいごです。

高齢になるにつれ、出来ることが減っていきます。そのような中、どうすれば幸せな老後が過ごせるのか。

正解がないから、不安ですよね。

そこで今回は、幸せな老後を過ごすために必要なことをまとめた「幸齢者」という本を紹介します。高齢にになるにつれて漠然な悩みを抱えている方は、是非読んでみてください。


人生の最後に後悔する人々

長年、老人医療の現場で大勢の高齢者を見てきた著者は、あることに気づきました。それは以下です。

ヨボヨボになったり、歩けなくなるといったことが起こると、人は想像以上にお金を使えなくなる

若い時に質素倹約に努め、それが染みついたまま老後を迎えると思いもよらないタイミングで寝たきりになった時に、後悔してしまいます。

自活が出来なくなれば、特別養護老人ホームなどに入所しますが、介護保険内なので毎月の費用はおおよそ年金の範囲内に収まります。そのような時に「無理して蓄えなんてしなくてよかった」と後悔してしまうのです。

そこで、著者は高齢者にどのようなことを訴えているかというと、以下を主著します。

マインドリセット

マインドリセットで幸せになる

著者はマインドリセットをすることで、お金は有意義に使える時に使う方がいい、ということを提案しています。

高齢者は節制して倹約に努める方が多いです。しかし、若々しさを保つなら、70歳からは好き放題に生きるようにしましょう。それこそが頭の回転を鈍らせない為に必要なことです。

もし不安でお金を必要以上にに貯めてしまうのであれば、その不安に対してどのくらいの費用がかかるかをあらかじめ知っておきましょう。そうすることで、「やりたい放題」の人生を実行するハードルが下がります。

高齢者が消費者になれば日本経済は上向く

「生涯現役」という言葉は、現役の労働者であるという意味で用いられます。しかし本書では、「生涯現役の消費者である」という意味を含めています。

また、日本の個人金融資産は2000兆円を超えています。そのうちの約7割は60歳以上が所有しています。

これはつまり、高齢者がお金を使うことで1200兆円が回ることになります。

しかし実際には、大和総研の「今後10年の家計金融資産分布と次世代金融ビジネスへの示唆(2021年調査)」によると今後も高齢者の個人資産が増えていく一方、という予測がされています。

著者は老後になるにつれ、支出は減る中で、老後2000万円問題は机上の空論という見方をしています。過度に不安になる必要はありません。

高額老人ホームに入っても幸せではない

自分なら介護が必要になった時の為に資産を蓄え、高級老人ホームに入ろうと考えている方もいると思います。

しかし実際には、体が衰えていく中で高級老人ホームは必要だと思うでしょうか?

寝たきりや認知症になったときに広く豪華な部屋が必要かどうか。動けない人にとっては、実際は無駄なことが多いです。

果たして金額に見合った快適な生活ができるかどうか、考えてみましょう。そのような生活が待っているなか、今節約をしますか?

健康のマインドリセット

老人医療に関わってきた著者は、高齢者の健康診断の異常値を「気にしすぎ」と感じています。

そもそも人間は歳を重ねると、幾つもの軽い検査異常や軽い病気を抱えるのが普通です。それが「当たり前」であって、その状態も付き合っていくほかないのです。

ここでは「withを生きる」という発想が大事になります。

日本人に適した健康法がある

例えばアメリカでは、虚血性心疾患という病気が死因のトップになっています。一方で日本ではガンがトップです。

このような現状の中、アメリカから輸入した医療知識を「右に倣え」するのは、正解でしょうか?

その一例として、高齢者のダイエットは危険です。高齢期のBMIは少し高めの方が、栄養状態や総死亡率の観点からみても丁度良いことがわかっています。

人生観のマインドリセット

高齢者が幸せになる上で、「高齢者の6つの後悔」を知っておく必要があります。



③自分を殺して他人に尽くしすぎなければよかった
④周りにもっと自分の気持ちを伝えておけばよかった
⑤お金の心配をしすぎなければよかった
⑥医者のいうことを気にしすぎなければよかった

これが後悔することとわかれば、今からこの6つを存分にやってしまいましょう。

このようにマインドリセットを変えて、「いい人生だった」と思えるような最後を迎えたいものですね。

①と②がない?
それは、本で読んでみてください! P173に書いてあります!

70歳の人生が一番楽しい

70歳になるとお金もあり、自由な時間もあり、好きなことが出来るよいタイミングとなります。

そのような時期に我慢をしていては、この後の年代で、我慢するマインドが定着してしまい、後悔する一方になります。

この時期に適切なマインドを構築して、幸せな高齢、つまり「幸齢者」になりましょう!

日記で価値観把握

「趣味では年4回、妻と国内海外問わず旅行すれば幸せ」
「仕事では地域の人にサロンに参加してもらい、そこから地域の輪に繋がるとやりがいを感じる」

以下の記事では、このような具体的な価値観把握の方法を紹介しています。

Xもよろしくお願いいたします。


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