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年収低いと「草食化」?

300万円未満男性「交際関心ない」76%

 過去の新聞を読んでいたところ興味深い記事があったので、これを元に持論を語っていきます。

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 日本の18〜39歳の男女で異性との交際に関心がない人は、交際中の人や既婚者に比べ収入が低いとする分析を、東京大などの研究チームがまとめた。…
 チームの坂元晴香東大特任研究員(医療政策)は「不安定な収入や雇用を理由に交際や結婚を諦める人がいるのではないか」と指摘する。

 過去記事でも述べましたが、

 日本では「世間並みの生活」から転落する可能性を避けようとする意識が強い。これを「中流転落不安」と呼んでおく。その「中流転落不安」が結婚だけではなく、男女交際を控えさせている。そして、結婚した後も、子どもを希望以上生み育てることを妨げているのである。

 そのため、低年収に定義される若年層が抱える「中流転落不安」が払拭され、世間並みの生活を送れる見込みが得られないと、男女交際や出産子育てを控える側面があることは否定できないと思われます。

 そして「稼ぐ力」いわゆる稼得能力が男性の自己効力感になっている点も見逃せません。こちらも過去記事で述べました。

 この稼得能力が男の自己効力感の根幹であると、
※『上野千鶴子 脱病理化から「合理的配慮」へみ~んなが弱者になる時代に』引用

 ですので、男性が不安定な収入や雇用に置かれることで、自らの稼得能力が乏しいと感じられ、それが中流転落不安に拍車をかけているとも言えそうです。

 将来の見通しが立たず、生活レベルの低下を慢性的に懸念する状況にある人にとっては、交際や結婚はハイリスクな選択肢に映るかもしれません。

 つまり、「お金がないと交際や結婚とか無理ゲーでは」と考える人は一定数いるように思えます。

 稼げないと感じることは、想像以上に男性の自信を奪う要素なんだなと感じさせられます。

もし、サポートしたいと思っても、そのお金はここではない他の何かに使ってください。僕の方はサポートがなくともそれなりに生活できておりますので。