夫について

夫とは結婚8年目です。
外科系専門医(分野は伏せます)として大学病院で昼夜問わず勤務していました。家族が増えた後もそのスタンスは1ミリも変わらずここまできました。
しかし、今後のキャリアや家族について再考。
一度日本の医師を辞め畑違いの分野でロンドンの大学院を受験、留学が決まりました。
進学が決まるまでの半年間、第一志望であるロンドンの大学へ無給fellowとして単身渡英。そして受験。
私と子供達は日本の家に残りました。
実家遠方、リアルワンオペレーションの始まりというやつです。最初の単身渡英を決めてから出発までの半年と、実際に母子3人生活が始まってからの半年、計1年。
この365日は、バタバタ&渡英したい夫vs日本に残りたい私による壮絶な夫婦喧嘩&本当に目の回るような忙しさで地獄。
正直この日々は今も思い出したくありません。

そしてこの春、無事offerを得た夫が一時帰国。
家族移住計画が動き出しました。

夫は、怒ることが本当に少ないです。感情の起伏が極端に少ないと言ったほうが、正しいかもしれません。私とは対極な性格で、穏やかの極みです。
計画を立てるよりとりあえず挑戦。ダメだったらその時考えるタイプ。しかしやると決めたら超絶コツコツ型。常に効率を求める、合理的かつ論理主義者。
我々夫婦は、どこをとっても性格が真逆です。
でも、家族を大事にしたい気持ちは一緒で、そこはずっと同じ方角を向いています。

最初は海外生活に超消極的だった私も、気づけば同じ船に乗り試行錯誤を繰り返しているわけです。夫がいなければ想像もできなかった海外生活。果たしてこれからどうなるのか。
綺麗事一切なし、嬉しい気持ち、ドス黒い気持ち、その時のリアルな感情も一緒にここへ残して行けたらと思います。