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授業で初めて発言できた日

デンマークの大学での授業は大変ではありますが、日々発見の連続です。特に学校の規模が大きいのにもかかわらず私受講しているクラスは比較的少人数のクラスで受け身の講義ではなくディスカッションやグループワークが多いので事前準備がすごく大切になってきます。日本にいるときはテスト前ではない限り毎日一定の時間勉強する習慣もなかったですが、こっちに来て予習復習をすること、また毎日最低2時間以上は勉強する習慣もつきました(逆に勉強しないとディスカッションに参加しづらかったり講義についていけなかったりするのでせざるを得ない環境

その中でも私が一番苦戦していることは授業中に発言すること。グループワークやディスカッションでは積極的に参加できるのですが、全体でとなるとやっぱり緊張するし「失敗したらどうしよう」「もしうまく英語で言えなかったらどうしよう」という不安が頭をよぎってなかなか発言できない日々が続いていました。こちらに来て驚いたのは、みんな教授の問題提起にこたえるだけではなく教授の言ったことに付け加えたり、間に入って抗議したりすること。自分の持っている知識や疑問をためらわずに発言しているのにいつも感心させられます。日本での大学の授業では受け身の授業が多く(オンラインだったのもある)発言することになれていないのもあります。しかし現地では授業中に発言をしないと参加していないとみなされることになりますし(クラスの全員が発言しているわけではありませんが)、母国語が英語でないデンマーク人の生徒がすらすらと自分の考えや先生からの質問に答えているのを見るとうずうずしてしまいます。また、答えがわかっているけどなかなか手を挙げて発言できなかったときはとても悔しくいつもなんであの時手を挙げなかったんだああああと家に帰るまで引きずることもありました(寝たら次の日には解決してる単純人間)

今週の火曜日の授業のIntercultural Communicationという留学生と現地学生の40人ほどが受講する中規模クラスでは、Culture and Painというトピックで、各文化ごとで誰か大切な人を亡くした時のコミュニケーションや儀式の違いを話し合いました。イスラム教の生徒は、葬儀は家族単位ではなくイスラム教の地域コミュニティを一つの家族と考えていて、全体で送り出すので100人以上が葬式に参列するという事を自分からシェアしてくれました。ちょうどその講義では結構前の席にいたし、先生との距離もそこまで遠くなかったためチャンスだ!と思い、思いっきり「はいっ」と手を挙げました(いざというときに日本語が出てしまう汗)私が日本の葬式やその雰囲気などの説明をすると、先生はお箸をご飯茶碗に突き刺してはいけないて聞いたことがあるけど、それはなんでだったっけ?と何とも答えにくい質問をしてきて焦りましたが何とか答えることができました。。。一回発言をしてしまうと気が軽くなり、やっとみんなの前で発言できたという嬉しい感情ともっとこれを言っとけばよかったという気持ちで複雑な感じでしたが、勇気を出してよかったなと思いました。

教授は受業の最初にいつも「間違ってもいい。この授業には答えはないんだから自分が思っていることを言ってくれたらそれでいいんだよ」と言ってくれるのも私の背中を押してくれたきっかけだったのかもしれません。

帰国してから後悔しないようにするためにも、来月までには各授業に一回は発言できるようになりたいです!!


それではみなさんHej Hej~~

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